若い世代に聴いてほしい60年代の洋楽ロック!名盤5枚を紹介!







戦後アメリカから入ってきたポピュラーミュージックによって日本の音楽シーンも大きく影響を受けました。

50年代にはジャズやロックンロール(当時はロカビリーと呼ばれる)が一般の人気を博し、それを出発点に邦楽も常に洋楽と共に進化してきたと言えます。

それ以降ポピュラーミュージックは時代と共にミックスと分散を繰り返し多くのジャンルの細分化をして現代に至っています。

邦楽好きも洋楽そのものだけでなく、その生まれた歴史的背景や必然性を理解することによってより一層音楽への造詣が深まると思います。

 

決して年代事に区切られているわけではなくあくまで線で繋がっているポピュラーミュージックですが、ここでは分かりやすくあえて年代を分けて、その歴史的背景も踏まえ、お伝えしていきたいと思います。

洋楽にあまり興味がない、また逆に詳しく知りたい若い音楽好きに是非興味を持っていただければ幸いです。

 

60年代はビートルズの時代

50年代に生まれたロックンロールの影響でポピュラーミュージックの世界は大きく様変わりしました。

時代は戦後の好景気に沸くアメリカを中心に若者の文化が成熟してきた頃です。

それまで音楽産業は『7インチシングルレコード』が主流だったのが12インチの片面20分ほどの録音ができるLPの登場と定着により、アルバムをリリースへと変化していきます。

 

そして60年代に入りビートルズの登場により、ポピュラーミュージックにロックが確立されます。

1962年にデビューし1970年に解散したビートルズはまさに社会現象として60年代の時代の寵児となりました。

 

その裏で多くのフォロワーやまた違ったアプローチでロックの成熟を支えた多くのミュージシャン、アーティストが存在します。

今でも現役のローリングストーンズやボブ・ディランなどもこの頃に人気を博しています。

 

当時のアメリカの世相としては50年代からの好景気の影響を受けた華やかさの残る前半と、ベトナム戦争に本格介入し泥沼化の気配が漂う後半の相反する時代背景を伴う年代となりました。

日本では戦後の高度経済成長期に当たり、一般人の生活水準が上がってきた時代です。

ちなみに1969年には今も続くテレビアニメ「サザエさん」がスタートしています。

 

60年代ロックの名盤5選

 

あえて上記したビートルズ、ローリングストーンズ、ボブ・ディランを外したセレクトで60年代のロックの名盤を筆者の個人的見解で紹介いたします。

知っているとちょっと自慢できるような通好みなセレクトになっています。

 

ビーチボーイズ PET SOUNDS 1966年

年配の人には「サーフィンUSA」でおなじみの夏らしいサーフィンをテーマにしたポップなロックンロールサウンドのイメージのビーチボーイズですが、60年代中頃にはそのイメージからの脱却を目指し、さらに実験的な手法や新しい録音技術を導入した斬新な作品を残しています。

この頃のロックバンドはストレートなロックンロールからのより進化したサウンドを標榜し、どのバンドも個性を求めるようになっていました。

ビートルズもアルバム「リボルバー」において先進的なサウンドを導入していますが、このビーチボーイズのアルバムも同じタイミングでそのようなコンセプトで製作され、また数少ない成功したアルバムの中の一つとなっています。

当時どのバンドもしのぎを削って先進的であろうとした中で、それまで築いたポップ性と実験的サウンドを見事にマッチさせた奇跡の1枚です。

 

クリーム Disraeli Gears 1967年

60年代のイギリスはというと本国アメリカでの商業的な成功が得られにくくなった黒人ブルースマンがその活路をイギリスに求め、多くのコンサートが開催された影響で白人の若いミュージシャンのシーンにブルースが定着していった時代です。

そして自ら楽器を持ち奏でたブルースは独自のホワイト・ブルースとしてその後ハードロックへと展開していきます。

そんなシーンの中で生まれたスーパーグループがエリック・クラプトン、ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーの3人から成るクリームです。

 

メンバー間の確執がもとで2年という短命な活動期間ですが67年にリリースされたスタジオ録音盤である本盤は音楽好き必聴の不朽の名作です。

ジャズの手法であるアドリブをメインとしたインプロビゼーションをロックに取り入れ、またエリック・クラプトンのハードに奏でるブルースライクなギター、サイケデリックな衣装などこのバンドが後世にもたらせた影響はあまりにも多く、大勢のフォロワーを生みました。

 

ジミ・ヘンドリックス ARE YOU EXPERIENCED 1967年

衝撃的なデビュー盤。3人組とは思えないダイナミズム溢れるバンドサウンドで、またクリームとは違った破壊力を持ってシーンに登場したジミ・ヘンドリックスのデビューアルバムです。

奔放にかき鳴らす当時としてはまだそんなに広まっていなかったエフェクターを使用した歪めたギターサウンドで、ロックの革命児となるジミ・ヘンドリックスとハードなドラミングのノエル・レディング、ジャズ色の強いスムーズなベースのミッチ・ミッチェルの3人による化学反応が体験できる名盤。

ジャズの巨匠マイルス・デイビスもセッションを熱望したギターヒーローのデビューアルバムゆえのラフさと斬新さはすべてのロックファン必聴です。

 

ザ・バンド MUSIC FROM BIG PINK 1968年

ボブ・ディランのバックバンドを務めていたホークスが独立してザ・バンドと改名ののちにリリースしたデビューアルバムです。

フォークやカントリーなどの古くからアメリカにあるポピュラーミュージックとR&Bやソウルなどのブラックミュージックをミックスして独自のサウンドへと昇華した今もなお多くのミュージシャンからリスペクトを受ける作品です。

 

ニューヨークにあったバンドの拠点をピンクに塗りビッグピンクと呼んでいた場所で行われたレコーディングのためこのタイトルになっています。

ルーツミュージックを取り入れたソウルフルな楽曲は今も色褪せることなく多くのミュージシャンのインスピレーションの元となっています。

 

レッド・ツェッペリン LED ZEPPELIN Ⅰ 1968年

ハードロックやヘヴィメタルの出発点といっても過言ではないバンドがレッド・ツェッペリンです。

クリーム同様イギリスのバンドでやはりアメリカから輸入されたブルースを基本に、よりハードさを求めていった結果のオリジナリティがレッド・ツェッペリンのサウンドになっています。

 

そんなツェッペリンの衝撃のデビュー作で、ジミー・ペイジの超絶ギター、ロバート・プラントのハイトーンボイス、卓越した技術と安定した演奏力のベースのジョン・ポール・ジョーンズ、ラウドなサウンドでその後のハードロックドラムの基礎を作ったジョン・ボーナムの4人によるグルーヴィなロックのデビュー作にして完成形。

わずか36時間ほどで録音された今なおロックの金字塔として讃えられる作品です。

アコースティックなブリティッシュトラッドやフォークを意識した曲も多く、ハードな面だけではない柔軟なサウンドも聴くことができる名盤です。

 

60年代ロックの傾向

 

アメリカではビートルズの影響が大きく、2匹目のドジョウを狙ったフォロワーを多く生みましたが、一部ではその動きに反発して独自のオリジナリティを模索した動きもあり、その中からビーチボーイズやザ・バンドのようなスタイルを確立したアーティストも多数存在します。

 

一方ビートルズが早々にアメリカに去ったイギリスではアメリカから入ってきたブルースやソウルの影響を受けた白人の若いミュージシャンがコピーからスタートしオリジナリティを獲得していくケースが多くみられました。

エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジが在籍したヤードバーズやそこから発展した上記のクリームやレッド・ツェッペリンなど。

またハードさを得たロックに実験的サウンドをミックスしたプログレッシブ・ロックへと発展するキング・クリムゾンやピンク・フロイドなども登場します。

 

このようにアメリカ、イギリスを中心にロックがそれまでのロックンロールではなく「ROCK」として多種多様な様相を呈してきた時代が60年代と言えます。

まずはロックの分岐点の始まりとしての60年代を掘り下げて色んなロックバンドやミュージシャンを聴いてみてはいかがでしょうか。












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