家族で楽しめるようなほっこり温かいコメディ映画も楽しいですが、たまには「過激でブラックなネタで笑わせてくれる映画」が観たくなることもありますよね。
パンチの効いたギャグやジョークが描かれるコメディ映画は、刺激的な笑いを提供して観る人を楽しませてくれます。
今回は、そんな「大人向けなコメディ映画」から、特に笑える名作・傑作を紹介していきます!
ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」は、大人向けコメディ映画の代表格として知られる作品です。
昔からの親友の結婚前夜に親友たちで集まって「独身さよならパーティー」を決行したところ、翌朝にはめちゃくちゃになったホテルの部屋で昨晩の記憶もないまま目が覚めて、しかも肝心の花ムコが行方不明……という、ぶっ飛んだストーリーが描かれるこの作品。
低予算コメディ映画としては、異例の世界的ヒットを記録しました。
前の晩に一体何が起きたのか、花ムコはどこへ行ってしまったのか……そんな数々の謎が次第に判明していく展開も秀逸で、サスペンス映画としても楽しめます。
下ネタや不謹慎なジョークが満載で、ブラックな笑いに包まれるアメリカンコメディの傑作です。
21ジャンプストリート
イケメン俳優のチャニング・テイタムと個性派俳優のジョナ・ヒルがW主演で、「見た目が若々しい」という理由で高校に生徒として潜入することになった警官の活躍を描く「21ジャンプストリート」。
20代半ばでさすがにティーンエージャーの流行についていけなくなった主人公たちが、今どきな高校生たちの学校社会に翻弄されていく様がハイテンションに描かれます。
学園ものと刑事ものの魅力が合わさって、斬新で爆笑間違いなしのストーリー展開を見せる傑作大人向けコメディです。
「体育会系が幅を利かせてオタクが虐められる」というステレオタイプなスクールカーストから時代が変わって、いわゆる「リア充」グループやオタクグループ、その他いろいろな属性の生徒たちが複雑に関わり合って共存する、現代ならではの学校の描写も見どころです。
さらに、映画の終盤でとある大物ハリウッドスターがカメオ出演しているのも注目ポイントとなっています。
テッド2
しゃべるテディベアが年齢を重ねて「30代のおっさん」へと成長したあとの日々を描く「テッド」。
見た目は愛くるしいのに下品なジョークを連発する、ギャップの大きな姿が話題を呼びましたね。
そんな「テッド」ですが、思いっきり笑いたいときは、ジョークもストーリーもさらにパワーアップした「テッド2」の方がよりおすすめです。
「ぬいぐるみだけど意思や理性をもって喋るテッドは『人間』なのか?人権を認めるべきなのか?」という、社会派なストーリーも話題になったこの作品。
絶え間ない下ネタの連続に吹き出してしまうだけでなく、終盤には思わず涙する感動の展開もまっています。
ストーリー的には前作を観ていなくてもあまり問題ないので、とにかく爆笑したいときはこの「テッド2」から先に観てみましょう。
ゾンビランド
「グランド・イリュージョン」などのジェシー・アイゼンバーグを主演に、ゾンビウイルスが蔓延した世界での引きこもり青年、屈強な男、美少女姉妹の珍道中を描いた「ゾンビランド」。
豪華キャストのゾンビコメディ映画として、当時のゾンビ映画の興行収入記録を塗り替える大ヒットになりました。
「ホラー映画あるある」を逆手に取ったギャグシーンの連続で、ホラー映画が好きな人ほど爆笑できる作風になっています。
ただし、ゾンビ映画ということでそれなりにグロテスクなシーンがある点に要注意です。
そんなグチャグチャのシーンですら笑いに昇華してしまうセンス、そして意外に重厚な人間ドラマも魅力の、本格派の大人向けコメディ映画です。
ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!
「ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-」は、過激な作風で世界的にスマッシュヒットを記録したイギリスの大人向けアクションコメディ映画です。
優秀過ぎて同僚の妬みを買い、田舎町に左遷された警官が主人公のこの作品。
一見平和な田舎町で次々に起こる不審な死亡事故と、その裏に隠された恐ろしい陰謀が描かれます。
そんなクライムサスペンス風のストーリーがメインになる一方で、シュールでテンポのいいコメディとしても楽しめるのが特徴です。
残酷な死亡シーンですら笑いに変えてしまうブラックなテイストが特徴で、不謹慎だと分かっていても、思わず笑ってしまうようなジョークの連続になっています。
ちなみに、監督のエドガー・ライトはこの作品がきっかけで世界的に有名になって、今ではマーベル作品「アントマン」の脚本を手がけたり、話題作「ベイビー・ドライバー」の監督も務めています。
まとめ
以上、過激で爆笑間違いなしの大人向けコメディ映画を厳選して紹介しました。
どの作品も思いっきり笑えること間違いなしの傑作ばかりですが、かなり不謹慎なギャグや、グロテスクな描写などが多い作品もあるので、そういったシーンが苦手な方は要注意です。
刺激的な笑いを体験したいときは、今回紹介した作品を是非手に取ってみてください!
コメントを残す