こだわりのボードゲーム!上級者におすすめのボードゲーム10選!







こんにちは。ボードゲーム愛好歴20年のシグルンです。

今回は『上級者向けおススメボードゲーム10選』をご紹介します。

 

基本、現在も流通しているか、ボードゲームカフェなどで遊ぶ事が出来るものを中心にしました。

 

またどこの記事でもおススメに入っている超定番は、鉄板ゲームの章でサクっと紹介しています。

定番の情報はすぐ得られるでしょうから、少し違うゲームを遊んでみたい方向けにおススメのボードゲームを10選として紹介していきます。

 

更に番外ゲームの章では、おススメだけど絶版なので、有志が公共施設を借りて行うボードゲーム会の参加者にリクエストすれば、持っている方が持参してくれて遊ぶ事が出来るかもしれない…というレベルのものです。

 

上級者向けおススメボードゲーム10選

この辺はゲーマーズゲームと呼ばれ、手軽には遊べないプレイ時間や、ゲームを始める前の準備に時間が掛かるコンポーネントになっています。

上級者向ボードゲームの難易度に関しましては、プレイ時間対象年齢を一つの目安にしてみて下さい。

アテにならない場合もあるのですが…多少は参考になります。

上級者におすすめなボードゲーム10選は、いずれもおススメですので順不同で紹介しております。

多少軽めのものから紹介していますので

一応上記を目安に、遊んでみたいゲームを探していただけたらと思います。

 

ティカル

プレイヤーは遺跡探索隊となり、密林の中にいくつものピラミッドと神殿が屹立する遺跡群ティカルを調査します。

タイルをめくりボードに配置して、 各自所持するアクションポイント10Ptを使用し、移動したり、キャンプしたり、神殿探索したりして財宝を獲得します。

言語依存が無いようアイコンなどで消費するポイントも表示されているので分かり易く、アクションポイント制なのでルールも明快です。

タイルの引き運に左右されますが、得点源の神殿や財宝に如何に絡むかが悩ましいゲームです。

1999年ドイツゲーム大賞、1999年年間ゲーム大賞受賞。
プレイ人数:2~4人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:90分

 

グラスロード

18世紀のガラス職人の村を舞台に、資源を集めて専門家の力を借りて建物を建設し、個人ボード(集落)を発展させます。

各プレイヤーは15枚配られたカードから5枚を選択して、ラウンドで1枚ずつ、最大5枚をプレイします。

 

様々な職業が描かれた専門家カードをプレイして資材を獲得したり、建物を建てたりしてその効果や勝利点を得ます。

資材を得たら『祈り働け』にもあったリソース管理用リングを動かし、数の管理をします。

上記リソース管理が特徴的で、必要な資材が揃うとガラス職人とレンガ職人が勝手に「ガラス」や「レンガ」を作ってしまい、建物を建てるのに必要な資材が無くなってしまうこともあります。

このリソース管理の自動アクションがタイミングによっては邪魔であり、必要でもあるのでリソースマネジメントがとても悩ましくなっています。

ウヴェ・ローゼンベルクの箱庭ゲームの中では手軽に遊べる佳作です。

 

2013年エッセンシュピールのスカウトアクション(人気投票)3位
プレイ人数:1~4人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:75分

 

電力会社

緑色の箱でお馴染みフリードマン・フリーゼ作。

プレイヤーはそれぞれ電力会社のCEOとなり、

  1. 発電所を競り
  2. 資源を買い
  3. 供給ネットワークを建設し
  4. 電力を発電し対価を得ていく

ゲームです。

①~③までのコストを極力抑えたいが消費量と共に資源は高騰したり…と経済の流れがよく表現されたゲームです。

基本的な骨子はシンプルですが細かいルールが多く、長時間かけて遊ぶゲームです。

2005年ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、ポーランド年間ゲーム大賞
プレイ人数:2~6人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:120分

 

コンコルディア

古代ローマ帝国を舞台に、資材を使って各地の都市に家を建てたりしながら勝利点を獲得していくゲームです。

ヨーロッパを海路か陸路で移動し、行きついた都市にコストを支払い建物を建てると、そこで産出する資材が手に入ります。

入手した資材は売ってお金にしたり建材にしたりして有効なカードを揃え、建物を建てていくのが主なゲームの流れです。

 

シンプルで分かりやすいルールなのですが、どんなアクションカードを購入し組み合わせてリソースマネジメントするかが勝敗を握るので、(勿論そこが面白いのですが)ゲームに慣れた頃に遊んでほしい秀作ゲームです。

 

2014年ドイツゲーム賞3位
プレイ人数:2~5人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:90~120分

 

グレンモア

17世紀のスコットランドを舞台に、各プレイヤーは一部族の長として土地を開拓していくゲームです。

 

市場に出回る地形や建物などのタイルを、並べたコマの降順から取っていき、自分の領地に市場で得た森や牧場タイルを配置します。

領地に置いてあるコマに隣接するタイルは、その能力を発動させて効果を得て勝利点を上げていきます。

市場に置くコマ、領地に置くコマの位置により得られる資材や効果が変わるため、色々と戦術が練れる良作です。

2010年国際ゲーマーズ賞一般ストラテジー部門ノミネート
2011年ゴールデンギーク賞ベストストラテジーボードゲーム部門ノミネート
プレイ人数:2~5人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:60~90分

 

トロワ

プレイヤーは資産家となり、フランス北部の都市トロワを舞台に、都市の防衛・発展に貢献することで名誉得点を集めるゲームです。

『トロワ』はサイコロを使用したワーカープレイスメントで、建物に配置したワーカー駒の数によって使用出来るサイコロの個数を決定するという、サイコロを巧く絡めたシステムです。

手番は①~④を行い、6回繰り返したらゲーム終了となります。

  1. 活動カードの公開(④で選択可能)
  2. ワーカーの配置によりサイコロを振り、出目で労働力を決定
  3. イベントの発生
  4. ダイスを使ったアクション

ダイスの出目は「ゆらぎ」程度で大きな差は出ませんので運ゲーにはなりません。

ちょっとしたアクセントが加えられたバランスの良い戦略ゲームを楽しめます。

2011年ドイツゲーム賞3位、2010年エッセンシュピールのスカウトアクション(人気投票)2位
プレイ人数:2~4人
対象年齢:13歳以上
プレイ時間:90分

 

ツォルキン:マヤ神聖歴

1年の間に各地へ労働者を派遣して資源を得、建造物を建てたり神への信仰心を上げ、多くの勝利点を上げる事が目的です。

 

中央に大きな歯車型のカレンダーがあり、1周が1年になります。

周囲にある5つの都市はカレンダーに連動し、労働者を長い期間各地に派遣すればそれだけ資源の収入が増えます。

手番に出来ることは

  1. 労働者コマを任意の都市の歯車の上に配置
  2. 労働者コマを歯車から回収し、止まっていたマスに描かれた資源や効果を取得

のどちらかのみと、非常にルールはシンプルです。

ただ資源をどう使うか…「建物やモニュメントを建てる」「信仰心を上げる」「チチェン・イッツァに水晶髑髏を奉納」で勝利点を上げていくので、他プレイヤーの出方を見て被らない方向を目指す方が好ましいです。

労働者を使うための食料の遣り繰りが厳しいゲームで、敷居は高いですが、ギミックが素晴らしいので是非遊んでほしいゲームです。

 

スイスゲーム大賞2012 1位
プレイ人数:2~4人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:90分

 

ラ・グランハ

自分の農場を拡大し収穫を上げ、収穫物を町へ売りに行くゲームです。

 

基本的には

  1. 農場…カードを個人ボードのスリットに差し込み、効果を獲得。
  2. 収入…サイコロを振り、順番に個人ボードに配置し出目に応じた効果を獲得。
  3. 輸送…昼寝と輸送の度合いを決定。
  4. 得点計算…共有ボードや昼寝トラックから得点を計算。

の4フェイズですが、随時アクションと交易品による得られる効果に幅があるため、選択肢や練れる戦略が膨大になります。

やれることは多いですが、全てを実行することは出来ないので、どの行動を取っていくのが最良なのか、農場をどう伸ばしていくかが悩ましいゲームです。

2015年エッセンシュピールのスカウトアクション(人気投票)1位
プレイ人数:1~4人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:90~120分

 

アクアスフィア

プレイヤーは海底基地アクアスフィアの調査チームのリーダーとなり、海底を探査して、研究所を拡大したり、タコを退治したり、クリスタルを獲得したりして勝利点を獲得するゲームです。

ゲームは

  1. プログラムの計画
  2. プログラムの実行

で進め、4ラウンド行います。

プログラムは7種類あるアクションを専用のボードで決定しますが、計画できるアクションの順番やフローによる実行可/不可の制限があるという部分がこのゲームの悩ましさであり醍醐味です。

行えること、得点となる要素が多く、しかし時間や手が足りない…といったフェルド作品らしい焦燥感に駆られるゲームです。

2014年エッセンシュピールのスカウトアクション(人気投票)1位
プレイ人数:2~4人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:100分

 

キーフラワー

季節ごとにキーフラワー号でやってくる労働者を雇い、様々な効果を得られる土地を競り落とし、村を豊かにしていきます。

  1. ①自分の村・他プレイヤーの村・手番タイル・季節タイルの4つの中から好きなタイルに労働者を配置し、アクションを実施
  2. ②手番タイル、季節タイルの周りに労働者コマを置いて入札
  3. ③タイルに描かれた道を繋げて産出した資源の輸送

を手番に行うワーカープレイスメント+競りゲームです。

競りに使うコマとアクションに使うコマの色が、一つのタイルに関して色を統一されていないといけないため、より少ない個数で効率よく競り落とす事が必要となります。

競りに使ったコマはゲームから除外されてしまうので、労働者コマの配分が悩ましく、土地タイルのコンボを考えるのが楽しいゲームです。

2012年エッセンシュピールのスカウトアクション(人気投票)1位
プレイ人数:2~6人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:90分

 

上級者におすすめ鉄板ゲーム

 

アグリコラ

箱庭ゲームの名手ウヴェ・ローゼンベルク作。

未開拓の農場を開拓していき、農地を耕して作物を育て、牧場に家畜を飼い農地の豊かさを競うゲームです。

共有ボードに労働者(家族)コマを配置し資源や効果を得、カードプレイによって技能を身に付けていきます。

家族数>食料供給>発展遅延のジレンマを抱えつつ他プレイヤーと競い合う傑作です。

ファミリー向け、改訂版、2人用などが出ています。

2008年ドイツ年間ゲーム大賞、ドイツゲーム大賞

 

パンデミック

プレイヤーは新型ウィルス対策チームになり、プレイヤー全員で協力しあって、ウィルスが蔓延しパンデミックになることを防ぐために奔走します。

世界の感染率に合わせて感染カードを引き、そのカードに記された都市に病原体がどんどん配置されていきます。

プレイヤーは同色の都市カードを5枚揃えて調査基地に赴くと、カードと同色の病原体に対するワクチンが出来ます。

このワクチンを病原体の種類分…4種類作成出来ればプレイヤーの勝利です。

 

協力ゲームでルールも難しくはないので初心者でも上級者と共に楽しめますが、世界を救うには余裕のない手数が設定されていますので(そう言った意味ではゲーム難易度が高い)慣れないうちは経験者のアドバイス通りに動かすことになってしまうのが難です。

2009年ドイツゲーム賞3位

 

上級者におすすめ番外ゲーム

 

ヒュペルボレア

架空の大地を舞台に6つの魔法の王国が覇権を争うゲームです。

自分の担当する王国の特徴を活かしつつ様々な技術を育てて文明を発展させ、滅んだヒュペルボレア文明遺跡を探検し開拓していきます。

アクションに必要なキューブを袋から引く という運要素が、プレイ時間の短縮と状況に柔軟に対応できる適応力が求められるゲームです。

BGGレート7.65/337人

 

まとめ

いかがでしたか?

上級者向はゲームルールが多い他、勝利点をあげる方法が多岐に渡る場合があります。

 

初心者向は勝利方法が絞られており、見た目にも分かりやすいのが特徴ですが、上級者向は勝利への道筋の自由度が高いゲームが多く、自分の戦略を組み立てて進めることが出来る楽しみがあります。

勿論他プレイヤーがどういった作戦を取っているのかも盤面で確認出来るので、策を高じたり…と、上級者向ゲームは考える楽しみと言う要素が大幅に増えます。

 

経験差も大きく出てしまいがちですが、他プレイヤーの進め方を参考に、錬度を上げていけますので、是非遊んでみて下さい。

 

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2017年8月8日









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