夏休みの宿題で工作を作ることがありますよね。
工作は刃物などを使うこともあるため、なかなかお子さん一人では作業が難しいものもあります。
今回はホットプレートなどの熱を使ってアロマキャンドルを作ってみようと思います。
アロマキャンドルの型を取るために使う道具は、なんと「紙コップ」100円ショップでたくさん購入できる紙コップは型取りだけでなく、アロマキャンドルに使用するパラフィンワックスを測ったりすることもできてとても便利です。
他にもなるべく身近なものを使って作れるようにしていきたいと思います。
熱で暑くなるので水分を摂りながら作業していきましょう。
材料のパラフィンワックスは、ロウソクでOK!
パラフィンワックスは、今雑貨屋さんなどでよく目にすることのあるキャンドルの主な材料の1つです。
そのパラフィンワックスそのものを購入しようとすると、地元のお店で買うとちょっと高めです。
インターネットで買おうとするとkg単位で購入することになるので、いつも作るというわけではない場合、多くてその分お値段がかかります。
そこで今回材料に使用したいのは普通にあるロウソクです。
ご法事の際やお寺にご挨拶をした時にいただくことも多く、なんだかたくさん余ってるんだけどなあ…と言うお宅も多いのではないでしょうか。
そこで、もし余分なロウソクがあったら、それを今回作るアロマキャンドルの材料にしましょう。
もしない場合は、100円ショップでも購入することができます。
アロマキャンドルの色付けにはクレヨンを使用
今はクレヨンにもいろんな素材が使用されるようになってきましたが、基本的にはクレヨンにもキャンドルに使われるワックスが使用されています。
そのため、キャンドルの色付けに使える、身近な材料です。
あまりたくさん入れるとベタベタになってしまったり、芯に目詰まりを起こして燃えにくくなったりします。
色が薄くて物足りなく感じるかもしれませんが、少しずつカッターで削って原料のパラフィンワックスと混ぜていきます。
淡い色のキャンドルも素敵ですよ。
アロマキャンドルの香りづけはアロマコスメよりも強めに
精油をアロマキャンドルに使用するときは濃度を濃くします。
香りの量が少ないと、ワックスに香りが包まれてしまって、なかなか香りを感じられないからです。
アロマキャンドルを作る時は、エイヤ!と、精油を思い切って使っちゃいましょう!
アロマキャンドルを作るときに注意すること
火傷をしないように気を付けましょう
ロウソクが溶ける程の熱を使うので、とても高温になります。
特にワックスは手に着いてしまうと固まって、ずっと熱いまま皮膚にくっついてしまうので危険です。
軍手やエプロンを装着して、注意して作業しましょう。
香りが強いので、換気をしましょう
前述の通り、アロマキャンドルを作る際には精油をたくさん使って、香りを強くします。
その為、換気をしっかり行わないと気分が悪くなってしまうかもしれません。窓を開けて換気をしながら作業しましょう。
精油を垂らすときは瓶を振らないこと
精油の粘度によってはなかなか出てこないものもあれば、一気に出てくるものもあります。
なかなか出てこないとイライラしてつい、瓶を振ってしまいますが、精油は皮膚に直接付けてはいけないものなので、間違って腕や顔に飛び散ったりしては危険ですし、熱を発している道具に飛んで火が付く場合もあります。
精油を入れる時は静かに傾けるようにしましょう。
早速、アロマキャンドルを作っていきましょう
<準備する物>
- ロウソク
- 好きな色のクレヨン
- 100㏄入れることができる紙コップを2つ
- タコ糸
- 割りばし
- ロウを溶かす鍋
- ホットプレートや卓上IHコンロ
- 料理用の温度計
- 100円ショップで購入できる油ねんど
- セロハンテープ
- ガムテープ
- キリのような小さい穴を開けられる道具
- 電子スケール
- 菜箸
- 好きな香りの精油
- 作業台や周りの床を汚さないように敷く新聞紙
- ティッシュ
- 小さなバッド
<アロマキャンドル1つ分、色を1色で作る場合の作り方>
- ホットプレートや卓上IHコンロを熱し、その上にロウを溶かすための鍋を置きます。
- 紙コップにろうそくの芯を取りながらロウだけを割り入れます。
- ロウを90g測ったら、ロウを溶かす鍋に入れます。
- 芯の準備をします。芯になるタコ糸を、紙コップの長さの2倍の長さになるように切ります。
- ロウが溶けてきたら、芯をロウに10秒ほど浸して取り出し、新聞紙の上に置きます。芯がまっすぐに伸びるように、菜箸で芯を挟み、芯に沿って滑らせます。
- ある程度芯に着いたロウが固まってきたら、新聞紙にくっつかないように優しく一度新聞紙から剥がし、もう一度置きます。
- 次は型を取るための紙コップの準備をします。紙コップの底の中央にキリで穴を開けます。
- この作業をしている間、ロウが溶けています。ロウの温度が80℃超えないように温度計で測りながら作業をしてください。
- ねんどを大き目のグリーンピースほどの大きさに丸めて置きます。
- ガムテープを2枚、紙コップの底を覆うくらいの長さに切って置きます。
- 7で開けた穴に4、5、6で準備した糸を通します。糸は下から上に向かって通し、下から出る芯の長さは底の穴から半径分の長さにして、紙コップの底の縁に向けて曲げ、セロハンテープで止めます。
- さらに9で準備したねんどを、芯を通している穴から紙コップの底の縁に向けて伸ばすようにくっつけていきます。この際ほんの少し空いている、芯を通している穴の隙間にねんどが入り込まないように注意してください。
- さらにその上からガムテープを2枚、十字になるように1枚は横向きに、もう一枚は縦に貼ります。この時も芯を通している穴はふさがないように、その周りをくっつけるように貼っていきます。
- なぜ9~11の作業をするかと言うと、芯の糸を通している穴の隙間からロウがこぼれないようにするためです。
- 解けたロウにクレヨンを少しずつ、カッターで削って入れていきます。あまり濃くならないように混ぜながら入れていきます。
- 好きな香りの精油を30滴入れます。
- 型を取る紙コップをバッドに置き、溶けたロウを入れていきます。一気に入れると下からロウが漏れてくるので、3~4回に分けて様子を見ながら入れていきます。多少零れても大丈夫ですが、なるべく零れないようにゆっくり入れていきます。ロウを入れるのは縁に目一杯になるほどではなく、ほんの少し(1mm程度)縁より下の辺りまでです。
- 割りばしを割らない状態で芯を挟み、芯がキャンドルの真ん中になるように支えます。芯を思いっきり引っ張ると抜けてしまうので、芯ではなく、割りばしを動かすようにして芯を挟んでいきます。
- 固まるまで1~2日ほどかかるので倒れないところに置き、出来ればふんわりとラップなどをほこりが付かないようにかけておきます。(冷蔵庫に余裕がある場合は冷蔵庫に入れられると時間も早まり、型からも外しやすいです。)
- しっかり固まったら、紙コップからキャンドルを取り出します。
- そこのガムテープ、ねんど、セロハンテープをまず剥がします。芯にギザギザとロウが付いていたら爪で取ります。
- 紙コップをギュッと握りしめるとキャンドルが出てきます。もし出てこない場合は、紙コップの縁とロウの間にハサミで切り込みを入れて、その切込みから紙コップをビリビリと破いて取っていきます。
- このアロマキャンドルは、紙コップの底の方が上になります。なので、画像の様に山みたいな形になります。底になる部分が凸凹している場合はカッターではみ出ているロウを削って平らにします。そして底になる部分の芯を切って、出来上がりです。
結構忙しいですが、出来上がった時の達成感が癖になります。
たくさんの工程があるアロマキャンドルづくりですが、ゆっくり落ち着いてやっていけばちゃんと作れます。
他にもいろんな作り方があるのですが、今回の作り方は身近なもので作れるのが魅力です。ぜひ挑戦してみてください。
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