暑くて開放的になる季節。ビールで乾杯もいいけれど、たまにはセクシャルに過ごしてみませんか?
浴衣や露出度の高い服に、女性らしい香りを纏って夏の恋を楽しむために、アロマセラピーでちょっとした魔法をかけましょう。
今回は蜜蝋を使って、練香(練り香水)を作ってみますよ。
女性らしさを強調したい時に有効な精油と作用
夏の恋を演出する香りには、催淫作用があるものや女性ホルモンを際立たせる作用のある精油がおすすめです。
蝶を誘う花のように、甘くてオリエンタルなイメージの練り香水を作りたいとおもいます。
<今回使用する精油>
イランイラン精油
イランイラン精油は女性らしさを引き出してくれる作用と、催淫作用があるのでムードを高めてくれます。
南の国の夏の夜をイメージさせてくれる甘い甘い香りはロマンチックな夜にしたい時にピッタリの精油です。
ただ、甘い香りは強すぎたり、長い時間嗅いでいると気分が悪くなることもあります。
低い濃度でちょっと香る程度に使用しましょう。
パチュリー精油
パチュリー精油にも催淫作用があります。
パチュリーも暑い東南アジアを中心に採れる植物で、精油は油胞のある葉っぱから採取されます。
パチュリー精油の面白いところは時間を置くと熟成して、最初は独特だった香りが芳醇に感じられるようになることです。
パチュリー精油はだいぶ好みの分かれる、強い香りです。
食事中などは特に使用を控え、少量で使用するようにしましょう。
また、妊娠中の使用は控えましょう。
ローズオットー精油は高いので、ローズウォーターを使用します
女性ホルモンのバランスを取ってくれるローズは男性にも嬉しい作用があり、暑い夜のムードを高めたい時に最高のサポートをしてくれます。
しかしローズの精油を採取するのは非常に難しく、花の品種も決まっている上に1滴の精油を採取するためには最低でも50以上もの花が必要です。
にもかかわらず、需要が高いためローズオットー精油は特に高価です。
ローズの精油には採取方法によって、アブソリュートと言うものもありますが、やはりローズオットーのほうが人気があります。
そこで精油を購入するのはちょっと難しい方にもローズの香りや、精油よりは弱いですが、きちんとローズの成分も含まれているローズウォーターを使用したいと思います。
- ローズオットー精油
- ローズウォーター
ローズウォーターと精油の違いは?
ローズウォーターを始めとした、主に花から採取される精油を作る際に一緒に採れるものをフローラルウォーターと言います。
ネロリやジャスミン、月桃、ラベンダーなどもあり、それぞれをネロリウォーター、ジャスミンウォーターなどと呼びます。
精油は油脂ではありませんが、水より軽い揮発性の液体です。
そのため、精油を抽出する工程の最後には精油と、精油の成分を多く含んだ水とに分離されます。
その水だけを取ったものがフローラルウォーターです。
フローラルウォーターは、そのまま化粧水として使用できますし、基材として精製水やミネラルウォーターの代わりに使用することもあります。
大体、どの植物のフローラルウォーターも1,500円ぐらいから購入することができます。
暑い夏のムードを盛り上げる練り香水の作り方
通常、練香(練り香水)を作る時には蜜蝋と植物オイルを合わせますが、今回はその半分をローズウォーターにするので少し柔らか目になります。
<材料>(3%濃度 10ml)
- 蜜蝋 2g
- グレープシードオイル 5ml
- ローズウォーター 5ml
- イランイラン精油 9滴
- パチュリー精油 3滴
<道具>
- ココットのような小さ目の耐熱容器
- 小さ目のビーカー
- メスシリンダー
- 電子スケールもしくは計量スプーン
- 竹串
- 10ml~15mlほど入る、クリーム用のジャー
<作り方>
- 蜜蝋を電子スケールで2g、計量スプーンで測る場合は2.5g用のスプーンに軽く蜜蝋を乗せて、電子レンジでまずは2分、温めます。まだ塊が残っていたら1分ずつ温めて、蜜蝋が完全に液状になるまで温めます。
- ①の温めている時間にメスシリンダーでローズウォーターをとグレープシードオイルをそれぞれ5ml測って、ビーカーに入れて混ぜます。
- クリーム用のジャーに溶けた蜜蝋と②をいれて、精油をそれぞれの滴数分垂らし、竹串でよく混ぜます。
- 混ぜているうちに蜜蝋が固まってきます。竹串に蜜蝋が付くようになったら混ぜるのを止めて、粗熱が取れるのを待ちます。この間、ほこりが付くのが心配な場合、ラップを軽く掛けて置いてもよいでしょう。
- 粗熱が取れるのを待っている間、ジャーの蓋に作った日の日付を書いたシールやマステを貼っておきます。
- 蜜蝋の温度が下がったら、出来上がりです。
少し硬めがいい場合は、ローズウォーターを減らして、その分、グレープシードオイルを増やしてください。
練香も香水の一つ。たくさん付けず、ほんのり香るように付けましょう。
香水をたくさん付けて、もの凄い香りを纏っている方がたまにいらっしゃいます。
鼻は臭いに慣れやすいので、いつも付けている香水がだんだん物足りなくなってくるのです。
そのために最初は適量を付けていたのに、香りを感じなくなってくるとたくさん付けてしまいます。
エレベーターや混雑しているところでは周りにいる方はちょっと辛いですよね。
香りはほのかに纏うのがおしゃれでもあり、マナーでもあります。
練香も一度にたくさん付けるのではなく、少しだけ付けるようにしましょう。
練香をつける最適な場所は?
ちなみに、香水の香りをより引き出す体の部位はどこか知っていますか?
よく手首や耳の後ろに漬けるイメージがあると思いますが、そうではなく、ウエストと肘の裏、踵のちょっと上のところに付けるとふんわりと香りが広がっていくそうです。
練香を付ける際にも参考になさってみてください。
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