アロマセラピーを簡単に楽しむことができるサシェは、様々な素材で作られます。
今回は布を使って手作りの袋を作り、その中に香りを入れた綿を詰めたサシェ(匂い袋)を作ってみましょう。
それをただ飾るのもいいですが、せっかくなら何か日常で使える物にアレンジということで、アロマピンクッションの作り方をご紹介します。
手芸が好きな方にプレゼントしたり、家庭科の授業があるお子さんやご自身で持っている手芸箱に入れておいてもよいでしょう。
アロマピンクッションはミシンで縫うの?手縫いで作るの?
今回は、私は家でしばらく寝かせて置いたミシンを久しぶりに引っ張り出してきて、ミシンで縫いましたが、手縫いのほうが得意という方はもちろん、手縫いでも構いません。
今回作ったものはほんの一例ですので、あくまでも参考に、楽しく、そして可愛く作ってみましょう。
ピンクッションに使用する精油について
ピンクッションに精油を使用する際は、1滴から多くても3滴ほどで十分香らせることができます。
もし香りが少なくなってきたら、同じ精油でアロマスプレーを作って、外からシュッとして、また香りを追加することができます。
ピンクッションに使いたい精油は?
ピンクッションに使いたいと思う精油は、手芸をする機会がどれだけあるのかにもよります。
楽しい手芸の趣味の時間は、リラックスして過ごしたいですよね。
しかしアロマの香りによって、リラックスし過ぎてしまって、針を使用している最中に集中力が低下したり、眠くなってしまっては危険です。
リラックスと集中力アップの両方を兼ね備えた精油はなかなかないので、今回は2つの精油をブレンドします。
心を落ち着かせることで集中力がアップするということもあるので、そういう作用も頭に置きながらも、好きな香りを選んで布の中に詰める綿に精油を垂らしましょう。
参考までに、どんな時にどの精油がよい作用をもたらしてくれるのかをご紹介します。
<集中力アップが期待される精油>
- ティーツリー
- ペパーミント
- ユーカリ
- レモン
- ローズマリー
など
<心を落ち着かせ、リラックスできる精油>
- サイプレス
- サンダルウッド
- フランキンセンス
- ラベンダー
- シダーウッド
- ベンゾイン
など
そしてもう一つ。
手芸はそんなにしない。せめてボタンが取れた時ぐらいと言う時には、長い時間、箱の中に他の手芸道具と一緒にピンクッションを入れて置く事が多いと思います。
その手芸道具の収納場所にもよりますが、湿気の多い季節や暑い季節、結露が気になる季節などを箱の中で過ごしたピンクッションを久しぶりに出してみると、ちょっと固まっていたり、変な臭いが付いていたりします。
せめて変な臭いを少しでも緩和できるように、消臭作用が期待される精油を使用すると長期間の保存に役立つと思います。
消臭作用がある精油は、防虫作用がある場合も多いです。
<消臭作用がある精油>
- サイプレス
- レモングラス
- ローズウッド
アロマピンクッションを作る際の注意点
精油を扱う上でのアロマピンクッションを作る際の注意点です。
精油をたくさん使用すればたくさん香りますが、いい香りでもあまり強い臭いだと気分が悪くなることがありますので適度な量を使用するようにしましょう。
また、たくさん使用したからと言って、香りが長持ちするというわけでもありません。
特にピンクッションに精油を使用する際は、希釈せずに使用するので、精油の種類にもよりますが、多くの精油は1滴でもかなりの香りを感じることができます。
そのため、作る際に一度にたくさん精油を使用するのではなく、香りが弱くなったと感じたら、後からアロマスプレーを作って追加するようにしましょう。
もう一つの注意点は、先に記載した通り、ピンクッションにつかう綿に精油を直接垂らすので、手に着かないように注意して下さい。
精油を綿に垂らして布に詰める際にはゴム手袋を着用しましょう。
アロマピンクッションの作り方
今回使用した布は100均のフエルト布なので、その布を使用した通りの作り方を記載しますが、手芸屋さんで安く買えた端切れや、以前着ていたけどもう着ない服を切ったものでも作ることができます。
ちなみに私もそんなには針を使った手芸はやらないので、つたないかもしれませんが、ちょっとでもご参考になると嬉しいです。
<用意する物>
・布(今回は100均のフエルト布)
・綿(こちらも100均でかなりたくさん買えます)
・手芸道具
・ミシンを使う場合いはミシン
・薄いゴム手袋
・お好みの精油(1~2種類)
<作り方>
①まずは、私が使うフエルト布は18㎝四方なので、二つに折って、半分に切ります。
②①の半分に切った布をさらに半分に折り、両端を縫います。
・手縫いで縫う場合は、波縫いで構わないので縫い目も模様になるように、出来るだけ均等に縫います。
・ミシンで縫う場合、しつけ縫い(仮縫い)が欲しい場合は少し内側に縫います。
③袋状になったら、手袋をして、綿を掌に納まるくらいの量を一度出して、真ん中を窪ませて精油を垂らし、綿を布の中に入れます。もう少しボリュームが欲しい場合は、少しずつ綿を追加していきます。上のほうも縫うので、その余裕を残すくらいの量にしてください。
④綿をほどよくいれたら、上のほうも縫って、完成です。
手芸が初めてでも大丈夫!針に気を付けて楽しく作りましょう。
手芸が得意ではない方でも折って縫うだけなので、とても簡単にできます。
私もそんなに手芸が得意なほうではありません。ただ、久しぶりにミシンに向かったらとても楽しかったので、ぜひ何か新しいことをやってみたいと感じている方や、手芸を始めたばかりのお子さんと一緒に作ってみてください。
この記事が誰かの新しい趣味や楽しみを見つけるきっかけになれたら嬉しいです。
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