胃腸の調子が悪くてなかなか食欲が出ない時があります。
冷たい物を多量に摂取してしまうと、内臓の働きが弱ってしまうこともあります。
ストレスも胃腸のトラブルの原因になります。
そんな胃腸のトラブルをケアするためにアロマセラピーを取り入れてみましょう。
食欲を増進させる精油で胃腸のトラブルケア

胃腸のトラブルがある時は食欲が出ないですよね。
胃腸の調子が悪いのに無理に食べるのは逆効果になることもありますが、全く食べないというのも胃腸には良くありません。
そこで、まずは食欲を出すとともに、やる気も起こさせてくれる精油で一番簡単に出来るアロマセラピーの方法をご紹介します。
それは芳香浴と、お腹の周りを温めるためのアロママッサージです。
それぞれの作用が期待される精油の例を挙げてみます。
食欲を増進させてくれる精油
- オレンジスイート
- グレープフルーツ
- バジル
- ベルガモット
- マンダリン(和名:ぽんかん)
- レモングラス
やる気を起こさせてくれる精油
- ローズマリー
- プチグレイン
上記、内臓、とくに胃の働きを良くして食欲を出すサポートをしてくれる精油には、柑橘類やスパイスが多いです。
また、特にやる気を起こさせてくれる精油は、ローズマリーとプチグレインの二つですが、元気を与えてくれたり、憂鬱な気持ちを改善してくれる精油は他にもあります。
嫌いな香りを選ぶと食欲は特に影響を受けやすく、逆効果になるので、好きな香りを選ぶことも大事です。
芳香浴はアロマセラピーで一番簡単に出来るケア
アロマセラピーを訳すと、「芳香療法」です。
香りで心身をケアする方法なので、香りを嗅ぐだけでも精油は鼻から脳や身体に行き渡ります。
その精油の香りを楽しむ方法はさまざまあります。
例えば
- アロマポットを使う
- 精油が使用可能な加湿器を使用する
- マグカップに熱湯を入れて、その中に好きな精油を1滴入れる
もっと簡単な物だと
- ティッシュやハンカチに精油を1~3滴ほど垂らして吸入する
という方法もあります。
特別な道具を使用しなくても楽しめるのが芳香浴の魅力です。
簡単な芳香浴をする際の注意事項
- マグカップは飲食する物とは別の物を使う
- 熱湯に精油を垂らした場合、湯気とともに目にも精油の細かい粒子が飛んでくる可能性があるので、目をつぶって香りを楽しむ
- ハンカチを使用するときは、精油の色がつく場合があるので、お気に入りの物やよそ行きの物はやめて、できれば綿のハンカチをアロマセラピー用に用意しておくと良いでしょう。
- 香りを嗅いでいて、気分が悪くなった時には使用をやめ、換気をする
などに気をつけながら、楽しく芳香浴を行いましょう。
簡単にアロマテラピーを楽しむこともできますが、専用のアロマポットを使用するのがやはりおすすめです。
胃やお腹のアロママッサージについて
食欲のないときは、芳香浴の他、お腹をマッサージして刺激を与えてあげる方法も食欲を増進させる為に有効なケアの一つです。
前述の、食欲増進の作用が見込まれる精油をキャリアオイル(植物油)と混ぜたアロマオイルを塗布しながら、胃の回りは左回りに、おへその回りは右回りにさするようにマッサージをします。
精油の量は1滴でも全く構いません。
しかし、もう少ししっかり濃度を測って行いたい方のために、1%濃度にする際のアロマオイルのレシピを記載します。
食欲が無い時に有効なお腹のマッサージのためのアロマオイルの作り方
20ml、1%濃度のアロマオイルのレシピ
- オレンジスイート精油 3滴
- レモングラス精油 1滴
- グレープシードオイル 20ml
冷えたお腹を温めるには温湿布や全身浴がおすすめ

エアコンや冷たい物を取り続けて弱ったお腹を温める方法として、温湿布と全身浴、さらに前述のアロママッサージも有効なアロマケアです。
お腹を温めることで体全体が温まり、身体のだるさを改善することもできます。
身体を温める精油
- マージョラム
- ジャスミン
- カルダモン
お好みの精油を使用して、それぞれのアロマケアを行ってみましょう。
温湿布のやり方
用意するもの・・・熱湯、洗面器、攪拌棒、フェイスタオル、精油
- やかんやポットでお湯を沸かし、洗面器に入れます。
- お好みの精油を1~2滴ほど垂らし、棒などでよく混ぜます。(素手では熱い上に精油が濃い濃度で手につくので、道具を使って混ぜましょう)
- タオルの両端を手で持ち真ん中のあたりをお湯に浸けます。タオルを絞ります (火傷をしないように注意して下さい)
- 絞ったタオルを胃、おへその辺りにおいてお腹を温めます。
※熱い場合はもう1枚タオルを準備して、濡らしたタオルを包んで、それを胃、おへその辺りにおいて温めます。
全身浴に精油を使用する
一度の入浴に最大6滴まで好きな精油を垂らし、しっかり混ぜてから肩までゆっくりと湯に浸かります。
夜寝る前に、温めのお湯にじっくり浸かると、自律神経のバランスを整えてくれたりします。
塩を多めに入れて発汗を促し、デトックスもついでに行うと体のだるさも軽減されるなど、相乗効果がたくさんあるのでおすすめです。
また、お風呂の中でもおへその周りをゆっくりとマッサージするとお腹周りを温めることができます。
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胃腸のケアをして毎日元気に過ごしたいですね
特に女性はお腹を冷やすのは良くないと言われますが、男性もエアコンの利いた部屋にずっといる時、そっとおへその周りに手を当ててみてください。
とっても冷えているのが感じ取れると思います。
やはり冷えると働きが弱くなるなどよくない影響が出てくるので、お腹の周りはなるべく温めることを心掛けて生活したいものです。
体を冷やし過ぎないような食生活に加えて、アロマセラピーもぜひ取り入れてみてください。
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