こんにちは。ボードゲーム愛好歴20年のシグルンです。
今回は『ボードゲームカフェ』についてご紹介します。
お邪魔したのは2017年9月14日にオープンした「JELLY JELLY CAFE 水道橋店」です。
ボードゲームカフェとはどんな場所なのか、実際の突入レポートもあわせてご紹介していきます。
ボードゲームカフェに行ったことがないという方も、この記事を読んでいただいてボードゲームカフェについて知っていただき、ボードゲームカフェに実際に行くきっかけにしていただければと思います。
ボードゲームカフェ/バーについて
近年では都市部を中心に、あちこちに気軽にボードゲームが遊べるカフェやバーが出来てきました。
ボードゲームカフェ・バーの特徴としては
- ボードゲームが200種以上常備されているので手持ちのボードゲームが無くても遊べる。
- ボードゲームの持ち込みも可能。
- ルールが分からない場合は店員さんが丁寧に説明してくれる。
- 友達と行って身内だけで遊ぶことも出来るし、1人で行って相席可能のテーブルにつき遊び相手を募って遊ぶことも出来る。
- 注文すれば食事や飲み物をいただける。注文することで利用料金が相殺される事も。(※後述)
- お酒もある。
- 昼or夕から開店し、22:00~25:00閉店なので平日の帰り際にも遊べる。遅くまで遊べる。
などが主な特徴です。
ボードゲームカフェの料金システム
料金システムについては店によって少しずつ異なりますが、時間制かオーダー制を取っている店が多いです。
30分もしくは1時間でテーブルチャージ料金が取られますが、食べ物や飲み物を注文することでチャージ料金の代替えがなされます。
平均3~5時間で1000~2000円くらいで遊ぶ事が出来ます。
今回訪れた「JELLY JELLY CAFE 水道橋店」は、1ドリンク付きで5時間1500~2000円(曜日、時間帯で変動)、食べ物は扱っていないお店なので食べ物の持ち込みは自由となっております。
ちなみに「1ドリンク付き5時間:1500~2000円」の”1ドリンク”はお酒でもソフトドリンクでもOKで金額も変わりません。
ただセット料金以外で飲み物を通常注文する場合は
ソフトドリンク:300円
- コーラ
- ジンジャエール
- オレンジジュース
- アップルジュース
- グレープフルーツジュース
- 紅茶
- 緑茶
- ウーロン茶
- コーヒー
アルコール:500~600円
- ビール(プレミアモルツ、シャンディガフ等)
- ワイン(白、赤、キール等)
- カクテル類(ジン/ウォッカ/ラム/テキーラ/ウィスキー/リキュールベース 約30種)
になります。
カフェというだけあって、なかなかの品ぞろえです。
お酒を飲みながらでも楽しむことができます。
職場の近くにボードゲームカフェがあれば、仕事帰りに職場の仲間と遊ぶ、なんてこともできますね。
今回お邪魔した「JELLY JELLY CAFE 水道橋店」
今回お邪魔した「JELLY JELLY CAFE 水道橋店」です。
こちらのホームページで詳しい料金システム、メニュー、お店の場所などを確認することができます。
ボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE 水道橋店」レポート
登場人物紹介
「ボードゲームはTVでやっていた『人狼』を知っている・面白そう」と思っている事業所のメンバーを誘い、一度9月に神保町にある「アソビCafe」にお邪魔させていただいております。
その際、私以外はボードゲーム初プレイ、多人数ということで『クク』『テレストレーション』等の戦略性はない運ゲームやパーティゲーム中心で遊びました。
今回は業務チーム内の少数メンバーで、少し軽めの…少し戦略があるボードゲームらしいゲームをプレイしようと思います。
- 日の丸さん…仕事を教えてくれる先輩。
- みしんさん…9月に入社した後輩。
と、筆者の3人プレイです。
上司であるマネージャーが「ボードゲーム遊びたいから誘って」と仰ってたのですが、今回は都合がつかないとのことで残念ながら不参加となってしまいました。
ボードゲームカフェに入店
13:15に席を予約していましたが、少し早めにお店に到着。
ビルの3階へ向かったところ、既に2グループが扉前で待機しています。
我々の後続も次々とやってくる状態です。
「JELLY JELLY CAFE 水道橋店」は店に入った時点で料金を支払い、セルフサービスで飲み物をグラスへ注いで席へ移動します。
お酒を頼んだ場合は後から店員さんが運んできてくれます。
ちなみに前回行った神保町の「アソビCafe」は退店時に、滞在時間+食事等の注文数で料金が決まるシステムでしたね。
開店が13:00だったので、開店直後は人が少ないだろうと思っていたのですが席について少し経つと満員御礼状態に。
お子さん連れや大学生らしい男性陣、男女組、カップルなど客層はさまざまです。
我々は角の席に案内されました。
店内は結構広さがあり、2人用机を予約人数に応じて2~3繋いだりして臨機応変にグループ人数に対応できるようになっているようです。
テーブル数は4人掛け換算で10卓ほどありました。
ボードゲームをプレイ
先日ゲームマーケットで購入した『サグラダ』をプレイ。
教会の窓を模した4×5マスのプレイヤーボードに、色ガラスに見立てたカラーダイスを並べてステンドグラスを作るゲームです。
プレイヤーボードのスリットに、マスによって色や出目の指定があるパターンカードを差し込み、パターンカードの制限を受けながら勝利点に繋がる個人/共通目的を上手く組み合わせていくゲームです。
ルールが分かり易く、ダイスを振る楽しさがあるので一番最初はこのゲームにしました。
みしんさん:「相手がどのダイスが欲しいか、情報が公開されているから邪魔も出来るんですね。」
『サグラダ』はダイスドラフトがあるので…ドラフトはそういう戦略が生まれるゲームですね。
終盤になると日の丸さんは出目の制限などで色指定があるマスにダイスが置けなくなってしまいました。
次第に置けるダイスが限られてきますしね…。
勝敗があるゲームとは言え仕事仲間なので、著者とみしんさんで「この道具カードを使用してダイスを変えてはどうか」など手助けを試みたのですが、パターンカードの縛りでどうにも出来ませんでした。
前方の男性陣は、ニュースで取り上げられ一時生産が追い付かなくなった『枯山水』という庭園作りゲームを、
斜め前のカップルは、正方形を4~5個連なってL字やT字を形どるピースを、角に接するよう配置する『ブロックス』を、
右隣の席の男女組は『キャッチ ザ ムーン』というはしごを積み上げるバランスゲームをプレイしていました。
ボードゲーム会ですと、ゲームマーケットや輸入ゲームの新作を中心に遊ばれることが多いのですが、ボードゲームカフェですと気になるものを手に取って遊ぶ という違いがありますね。
次は黄金郷を目指すカードレースゲーム『エルドラド』をプレイ
本来ならゴール前に置く”K”のボードを、スペースと時間の都合上省いております。(本来は5枚のボード+ゴール用ボードが並びます。)
テーブルが少し小振りなので『コンコルディア』のようにボードが大きく、リソース用のコマの種類が多いものは遊べないかもしれませんね。
さすがにコースが短いとデッキ圧縮などがあまり生かされないのでゲームバランスが悪いのですが、今日は「こんな遊び方をするゲームがあるんだ」というのをザックリ知っていただきたいのでコンパクトに。
みしんさん:「2金払って1マスしか進めないカードって買う意味あるんですか?」
と不思議そうでしたが、水辺、密林、荒野が入り交じる2枚目のゲームボードで、どんな地形でも進めるオールマイティカードの力を知るのでした。
クニツィアのゲームはルールが分かり易く面白い所がとっつきやすくて良いですよね。
この頃、前方の男性陣は、 2004年ドイツゲーム大賞準候補を取った定番のブラフゲーム『ごきぶりポーカー』を、
斜め前のカップルは、ゲームマーケットで販売され評価の高い論理パズルゲーム『TAGIRON』を、
右隣の席の男女組は『スコットランドヤード』という犯人が使う交通手段でヤード達が居場所を絞り込む古典ゲームをプレイしていました。
『スコットランドヤード』はヤード役ののごさんが消去法で攻め、犯人役のN里さんが胃痛を覚える勢いで追い詰められた事がありましたね。
『ボブジテンその2』
次は少し息抜き含めて先日のゲームマーケットで購入したコミュニケーションゲームの『ボブジテンその2』をプレイ。
我々の友人ボブは日本語大好き。
でも日本では「メッダーナル」を「マクドナルド」と呼んだりするので日本のカタカナ語難しいネー。
カタカナ語分かるように事典を作るから説明してほしいネー。
という感じの、外来語関連のカタカナ語を、カタカナ語を使わず説明するゲームです。
山札から1枚引き1~6まで書かれたお題を確認します。
山札にあるカード裏面には1~6までの番号が振られているので該当するお題を説明するというゲームです。
『ボブジテン1』はカード裏面に時折”トニー”というキャラが描かれており、”トニー”が出た場合単語による説明しか出来ないというルールでした。
『ボブジテンその2』はカード裏面に時折”デイブ”というキャラが描かれており、”デイブ”が出た場合身振りによる説明しか出来ません。
デイブターンをよく引き当てたのは日の丸さん。
右腕を前に突き出し前後に動かす日の丸さん。
みしんさん:「チェーンソー?」
左手を口元に持っていき食べるしぐさを取る日の丸さん
みしんさん:「チェーンソーで食べた!?」
「フレンチ」とか「テーブルマナー」とか出ましたが、答えは「ステーキ」でした。
難易度が比較にならないほど上がっています。
因みに筆者は「キャベツ」を引き、たまたま和名を知っていたので「甘藍」と説明したのですが通じませんでした。
その頃、右隣の席の男女組はリベンジ戦でしょうか…『スコットランドヤード』2戦目を、
前方の男性陣はクニツィア3大競りゲームの一つ『ラー』を、(我々も候補に入れたのですが、やはり競りという行為が敷居高く感じるようで反応鈍く、断念しました)
斜め前のカップルは、お題で表示された目的地に同じ色のロボットを最小手数で導く『ハイパーロボット』をプレイしていました。
『ハイパーロボット』はかつてC++プログラマーのANKOさん、VBプログラマーのやすとしさん、のごさん、N里さん、筆者でプレイし、プログラマー組が1秒立たずに最小手数をはじき出すのでN里さんと筆者は全く手も足も出せなかったという、トラウマのボードゲームです。
最後は初心者向けワーカープレイスメントゲームの『ハーバー』を。
ワーカープレイスメントと市場マネジメントの2つの面を持つゲームですが、ワーカープレイスメント初プレイですと建物の効果がピンと来ない事があるので、目に見て分かり易い市場の動きがある方が遊びやすいかと思い『ハーバー』を選択しました。
資材を売るタイミングで一喜一憂し、終盤は建物の効果のコツも掴めてきて、工夫しながら資材を増やしていました。
まとめ
ボードゲームカフェでは初めての入店で、どのゲームで遊んだらよいか分からない場合でもお店の人がオススメのゲームを紹介してくれたり、簡単にゲームのルールを説明してくれたりするので、ボードゲーム初心者でも安心してボードゲームを楽しむことができます。
1人で入店しても相席OKで予約しているテーブルも複数あるのですぐ遊ぶ事が出来ます。
JELLY JELLY CAFE 水道橋店はテーブル席のみですが、アソビCafeは大人数用のお座敷席もあります。
どのお店も心地よくボードゲームが遊べるようになっていますので近くにあれば是非足を運んでみて下さい。
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