1人でも大人数でも楽しめる!世界を救う協力型ボードゲーム『パンデミック』







今回は1人でも、多人数でも遊べる『パンデミック』をご紹介します。

初めに、このゲームは協力型のボードゲームですのでプレイヤー同士の対戦形式ではありません。

1人でプレイする場合も、多人数でプレイする場合も目的は『病原菌を根絶する』という目的のみで、多人数プレイする場合は他プレイヤーとの連携が必要不可欠となります。

 

協力型としては非常に難易度の高いゲームで、皆でワイワイやる、というよりはああでもない、こうでもないと会議しながらじっくりやるタイプのゲームです。

詰め将棋のようにひとつひとつ筋道を立てて行動しなければいけない反面、運の要素も大きく絡むので、場合によっては不慮の事故でゲームオーバーになってしまうこともあるでしょう。

ゲームオーバーになっても「次こそは!」と思えるチャレンジ精神のある方に特にオススメです。

 

『パンデミック』ゲームの概要

パンデミック:新たなる試練 (Pandemic) 日本語版 ボードゲーム

難易度の高さに反して、ルールはそこまで複雑ではありません。

プレイヤーはそれぞれ様々な能力を持つ職業を持ち、それらの能力を駆使して4種類の病原菌を駆除していきます。

最終的に4種類の治療薬を全て作ればゲームクリアです。

 

全ての病原菌を駆除する必要はありませんが、治療薬を作成した上でボード上にひとつもなくなった病原体は『根絶』となり、以後ボードに置かれなくなります。

病原体は病原体の山札をめくる度に、出た都市に置かれていきます。

マップ

同じ都市に置ける病原体は種類を問わず3つまでで、これを超えると『アウトブレイク』となり、隣の都市に病原体が拡散していく上、このアウトブレイクが8回発生するとその時点でゲームオーバーになってしまうので注意しなければいけません。

1ターンにできるのは『移動』『病原体の駆除』『治療薬の作成』『調査基地を作る』『カードの受け渡し』の5種類のアクションで、これらの中から4回アクションを選択して実行します。

 

同じアクションを連続で行う事もできますし、すべて別のアクションでも構いません。

以下に各アクションを簡単に紹介します。

 

移動

移動といってもただ動くだけでなく、該当する都市のカードを消費することで飛行機に乗って1回の移動で遠くに移動できます。

1マスの移動が1アクションなので、飛行機を使わないと目的地にたどり着く前に手遅れになりがちです。

 

病原体の駆除

『アウトブレイク』があるので、病原体が3つ置かれた都市からはまずこの駆除を行わなければいけません。

こちらも1アクションで1つなので、3個取り除くにはほぼ1ターンが必要になります。

 

治療薬を作る

治療薬はそれぞれの病原体に対応しており、対応した治療薬が作られた病原体は、1アクションで全て取り除けるようになります。

ただし、治療薬の作成はかなり難しく、調査基地のある都市で、なおかつ同色カード5枚を捨てなければいけません。

手札に持てるカードは7枚までなので、5枚を同色で揃えるのはかなり難しいです。

 

カードの受け渡し

カードの受け渡しは1枚ごとに1アクションです。

渡すことも受け取る事もできますが、現在地と同じ都市のカードしか受け渡しが出来ません。

 

調査基地を作る

調査基地のある場所では治療薬の作成の他、他の調査基地への移動が行えます。

そのため、序盤は移動を楽にするためできる限り広範囲に調査基地を建てていく必要があります。

調査基地の作成には現在地と同じ都市のカードが必要です。

 

注意すべきポイント

パンデミックにおける最大の敵は『エピデミック』という特殊なカードです。

病原体の山札には各都市のカードが1枚ずつしか含まれておらず、1度出た都市は山札がリセットされるまで出る事はありません。

そのため、山札を上からめくっていく限りは同じ都市に病原体が溜まることはないのです。

しかし、この『エピデミック』が出た出た場合は山札のリセットを行います。

しかも、山札のリセットは全体をシャッフルするわけではなく、既に出たカードのみをシャッフルして山札の『一番上』に置きます。(既に出た都市カードが出やすくなす)

このルールがこのゲームを大きく左右する運要素となっています。

 

パンデミックでは同じ都市に病原体が3つ溜まると『アウトブレイク』となり、隣の都市に病原体が拡散していきます。

さらに、アウトブレイクが8回発生するとその時点でゲームオーバーになってしまうのです。

つまり、早い段階でエピデミックを引いてしまうと、序盤に病原体が出た都市にもう一度病原体がばら撒かれる事になり、かなりの確率で対処が遅れてしまうのです。

 

パンデミックの職業紹介

拡張で増える職業もありますが、ここでは拡張で追加されるものを除いた5種類を紹介します。

 

通信指令員

自分の移動の代わりに他のプレイヤーを移動させる事ができます。

カードの受け渡しに便利な他、他プレイヤーの状況に応じて臨機応変に動けるので、かなり頭を使う職業です。

 

作戦エキスパート

カードを消費せず調査基地がつくれます。

基本的にこの職業が調査基地を建てていくので、序盤はかなり重要なポジションになります。

 

衛生兵

1アクションで同じ色の病原体コマを全て除去出来ます。

また、対象の治療薬がある場合、アクションを消費せずに病原体を1色除去できます。

 

科学者

治療薬を4枚のカード消費で作成できます。シンプルながら強力な職業です。

 

研究員

現在地と一致しない都市のカードを渡す事ができます。

受け取りは通常通りにしか出来ないので、科学者のサポート役といった形になるでしょう。

 

まとめ

 

今回紹介しました協力型のボードゲーム『パンデミック』は1人でも大人数でもプレイすることができます。

そしてこの『パンデミック』、難易度は少し高めなのですが、準備が簡単ですし、ルールも分かり易いので初心者にもオススメできるボードゲームです。

 

1回にかかる時間もそう長くないので、ボードゲーム初心者の方をボードゲームの世界に誘うキッカケとしても是非活用してみてください。










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