「転職するならボーナスをもらってから退職したい」
そう考えている人も多いのではないでしょうか。
特に車や家のローンがある人は、なんとしてでもボーナスをもらってから退職したいですよね。
しかし、退職意志を伝えるタイミングを間違えてしまうと、ボーナスをもらえない、という事態にもなりかねません。
そこで今回は、ボーナスをもらって退職するためのベストなタイミングについてお伝えしていきます。
退職を伝えるのはボーナスをもらった直後がベスト
ボーナスをもらってから転職するには、「ボーナスをもらった直後」がベストなタイミングです。
まず、「ボーナスをもらい損ねる」ことがありません。
会社を辞める際は引き継ぎなどが発生するため、退職の意思を2~3ヶ月前に伝えるのが一般的です。
ここで「ボーナスをもらってすぐ辞めてやろう!」と考える人も多いですが、これが危険なポイントとなります。
例えば7月がボーナス支給月だったと仮定してみます。
その場合、5月頃には退職の意思を伝えることになりますよね。
自分では「よし、これで退職日は7月か8月になる!ボーナスもらって辞めてやるぞ!」と思い込んでしまうでしょう。
しかし、上司から「じゃあ、6月末の退職でお願い」と言われてしまったらどうしますか?
「ボーナスもらってから辞めたいので退職日は7月末にしてください!」と言えますか?
恐らく言えないですよね。
このように「ボーナスをもらってすぐ辞める」という考え方をしていると、結果的に「もらえなくなってしまう可能性がある」のです。
そのため、ボーナスをもらってから退職したいと考えているのであれば、支給された後に退職の意思を伝えるようにしましょう。
必ず就業規則を確認しておく
では、ボーナス支給月に「会社に在籍していれば」必ずボーナスは支給されるでしょうか。
その答えはNOです。
ボーナスの支給対象条件については、会社の就業規則に明記されています。
この就業規約を読んでいないと、「あれ?なんでボーナスもらえないの?!」なんて事にもなり兼ねませんので、退職の意思を伝える前に必ず確認しておきましょう。
会社によっては、ボーナス支給月に在籍していても「退職予定者」は支給対象外と定めている場合もあります。
そうなると、うまく退職日を調整したつもりでも結果として「もらえなくなってしまう」わけです。
そのため、就業規則は必ず確認しておきましょう。
また、ボーナスは給与ではない事も予め理解しておく必要があります。
ボーナスは給料とは違い、会社側が必ず支払わなければいけない賃金ではありません。
法律的にも支払い義務はありません。
そのため、普通に在籍していてもボーナスが減額されたり、廃止されたりという事も十分に有り得ます。
これだけは理解しておきましょう。
負い目を感じるなら転職なんかするな!
「ボーナスをもらってから退職してもいいのかな・・・」
「他のみんなに悪いし、なんだか気が引ける・・・」
上記のような負い目を感じてしまう人もいるでしょう。
はっきりと言いますが、そう思うのであれば転職を考えない方が良いです。
あなたが「退職する時点」で、他の人たちには負担が掛かっています。
もちろんそれは同じ部署の人間だけでなく、他部署の人間にも負担が掛かっているのです。
人が辞めるという事は、次の人を探さなくてはいけないですよね。
そうすると人事部は求人を掲載したり面接をしたり、各種書類の手続きを取ったりと、見えない所で多く人間が動くことになります。
あなたが抜けた穴を埋めるために。
こういった負い目を感じたくないのであれば、会社に残って仕事を続けた方が懸命だと思います。
しかし、そうじゃないはずです。
あなたの目的は「負い目を感じず退職すること」ではないですよね。
「生活のためにボーナスをもらって退職すること」のはずです。
だったら、負い目などは気にせず堂々とボーナスをもらってから退職しましょう。
他人の目をいちいち気にしていたら、転職なんて出来ません。
転職をするには「割り切る力」も必要だと理解しておきましょう。
まとめ
- ボーナスをもらってから退職の意思を伝えるのがベスト
- 必ず就業規則を必ず確認しておく
- ボーナスをもらって辞めることに負い目を感じないこと
誰でもボーナスをもらってから退職したい、と考えるはずです。
しかし、退職意志を伝えるタイミングによってはボーナス前に退職日を設定されてしまう可能性があります。
そのため、確実にボーナスをもらってから辞めたいのであれば、ボーナスが支給された後に退職の意志を伝えるようにしましょう。
また、就業規則を事前に確認しておかないと、そもそも「ボーナスをもらえない」という事態にもなりかねません。
そのため、就業規則を確認する際には退職予定者であってもボーナスをもらえるのかどうか、必ず確認しておきましょう。
最後に転職をする際には、負い目を感じてはいけません。
転職をすると決めたのであれば自分にとって最善な方法を考え、それに従って進んでいきましょう。
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