現役スイマーが教える!平泳ぎを速く泳ぐためのコツ







他の泳ぎとは違って、テクニックを身につける必要性が大きい平泳ぎ。

手探りでそのテクニックを身につけるには、限界があります。

現役スイマーの私が、いろいろな人から学んだ平泳ぎのコツについてお教えしていきたいと思います。

 

平泳ぎを速く泳ぐ為にはキックが最重要

 

まずは、平泳ぎの軸となる、キックからマスターしていきましょう。

平泳ぎにおけるキックの重要性は、ほかの泳ぎとは比べ物になりません。

力強く、しなやかなキックを打てるようになることで、泳ぎのリズムをしっかり作ることができ、スムーズに泳げるようになります。

 

では、さっそく、正しいキックの仕方を見ていきましょう。

 

速く泳ぐ為の正しい平泳ぎのキックについて

 

まずは、キックを打つ流れを見ていきましょう。

 

  1. かかとをお尻に近づけるイメージでひざを曲げ、力をためます。
  2. 足の裏が進行方向に垂直になるようにして、キックの構えをします。
  3. ひざを開かないようにしてまっすぐ水をけります。
  4. ひざが伸びきったところで、足首を返すととても良いです。
  5. これらをリズム良く行います。

 

平泳ぎでは、水は足の裏でけります。足の裏で水を押した分だけ体が前に進むので、どれだけ多くの水をけるのかが大切です。

キックの構えをしたときに、しっかり進行方向に垂直になるようにしましょう。

けるときに、ひざを開かないというのも重要です。

 

平泳ぎを初めて習う子たちに教える際は、わかりやすいように、「カエル足」と言って、ひざを多少開いたキックを教えるのが普通です。これは、平泳ぎのイメージを大げさに伝えているだけなのですが、実際に速く泳ごうとする場合には使いにくいです。

競泳の世界での平泳ぎのキックで流行しているのは、北島康介選手が編み出したとされるウィップキックです。

ウィップキックとは
抵抗を減らすために編み出されたキックの仕方で、ひざとひざの幅をほとんど変えずに打つことで、ひざが開かなくなるキックです。

イメージとしては内股のままキックを打ち続ける感じです。カエル足のイメージが強い方にははじめは難しいかもしれませんが、習得することで格段にレベルアップするので、練習してみてください。

 

ウィップキックの練習方法

 

まずは、壁をつかんでゆっくり行い、形を意識できるようになりましょう。こうすることで、実際に泳いでる時に、合っているのか間違っているのかを感覚で認識できるようになります。

壁を使って行うときは、一つ一つの動作を別々に行うとよいです。

ここまでは合ってる、ここからは少し違う、と確認しながら行うことができます。

 

壁で慣れてきたら、次は小さなビート板をはさんでやってみましょう。ひざとひざの幅をあまり変えないというのがウィップキックの特徴でしたので、実際に挟んで行うことで、感覚を身につけることができます。

 

それも慣れてきたら、スイムを泳いでいるときに挟んで行ってみましょう。

初めは違和感があるかもしれませんが、力強くけれるようになるまで練習しましょう。

 

平泳ぎで大切なのはキックのタイミングを合わせるということ

 

キックがマスターできたら、次はスイムで速く泳ぐためにはどうすればいいのかを教えていきたいと思います。

平泳ぎの他の泳ぎとの違いは、抵抗が大きな減速要因になってしまうことです。

手のかきとキックがばらばらであると、抵抗が大きくなってしまうのです。

タイミングを合わせることの重要性が分かっていただけたでしょうか?

 

平泳ぎを速く泳ぐ為にベストなタイミングはどこか

 

では、どのタイミングで泳ぐことで抵抗を減らすことができるのか。

ポイントは、手の入水のタイミングと、足を引き付け始めるタイミングです。足を引き付け始めるところが、抵抗の最も大きいところなので、とても重要なのです。

 

  1. 手をかきはじめる。わきを絞め、手を入水させる。
  2. 同時に足を引き付ける。
  3. 手が完全に伸びたタイミングでキックを打つ。
  4. 少し伸びる。
  5. この流れを繰り返していく。

 

実際に泳いで試すときは、イメージをしっかり作ってから臨んでください。

手を入水させる直前に足を引き付けることによって、なるべく抵抗による失速を減らすようにしています。

平泳ぎは、伸びているときが最も抵抗が少なく進むときであるので、その直前にキックを入れることによって、より進むようにしています。

注意点としては、やってみていればわかると思いますが、ものすごく体幹を使っています。

体幹がしっかり鍛えられていないと、長く泳ぎ続けることができないので、そこは注意が必要です。

 

まとめ

 

いかがでしたか。

平泳ぎは、そもそも速く泳ぐ目的で開発された泳ぎではありません。

しっかり呼吸ができるようにと作られた泳ぎであるので、こういったコツに頼らないといけないわけですが、逆に言うと、体が大きいほど速いという種目ではないということもわかります。

しっかりテクニックを身につけさえすれば、体格で劣っている日本人でも世界で戦うことができるのが平泳ぎなのです。

この記事を是非参考にしていただき、しっかり練習して速くなってください!

 

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2017年7月22日









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