バタフライ泳法のポイント!イルカのようにしなやかに泳ぐ







4泳法の中で、最も体力が奪われそうな泳ぎバタフライ。

もともとは、平泳ぎのルールが「左右対称でなければならない」というものであったため、より早く泳ぐために生まれたものでした。

次第に平泳ぎよりもかなり速く泳げるものだということになり、別の泳ぎとして確立されたのです。

 

さて、そんなバタフライですが、泳げるようになれば人間として一回り成長できる気がしませんか?(笑)

また、泳げるのであればもっと速く泳ぎたくありませんか?

 

バタフライ泳法の要はドルフィンキック

バタフライを泳ぐときに大切なのは、なんといってもドルフィンキックです。

大切な理由としては、2つ挙げられます。

 

1つ目は、下半身を浮かせること。

バタフライが泳げないまたはあまり速くないという人には共通して足が沈んだまま泳いでしまっているということが見られます。

 

手をかくことのほうが重要だと思って、足に意識がいっていないためです。

足が沈んでしまうと、抵抗になってしまうばかりか、自分のテンポでキックを打つことも難しくなってしまいます。

 

次にあげるように、バタフライはタイミングが大事であるので、自分の想像通りのテンポでキックを打つ必要があるのです。

ドルフィンキックを意識して打つことで、足が浮いてきて泳ぎやすくなるのです。

 

2つ目は、手のかきとのタイミングが合うとものすごく進むこと。

これは、特にバタフライに当てはまるということではないですが、手のかきとキックのタイミングがばっちり合うと、ものすごい推進力が得られるのです。

 

手のかきのみの推進力を1、キックのみの推進力を1とすると、タイミングがバラバラだと合計2にしかならないものが、3にも4にもなるのです。

 

この強力な推進力を使わない手はありません。

 

手のかき、キックそれぞれの推進力を頑張ってあげるようにするよりは、タイミングを合わせることに注力したほうがパフォーマンスがいいのです。

 

バタフライの手はおまけ

 

上で書いたように、バタフライで大切なのはドルフィンキックです。

手はおまけです。

 

このように書くと、バタフライを専門にしている人たちに怒られそうですが、事実試合などで自分のレースプランを完璧に持っていて、安全に試合運びができるという人でさえ、手にほとんど力を入れている感覚はないと言っています。

理由は簡単で、疲れるからです。

 

あんな動きをずっと全力でやっていたら、100mだって保つか怪しいです。

それぐらい筋肉中のエネルギーを消費する泳ぎなのです。

どれだけ力を抜けるかが勝負であるといってもよいでしょう。

 

ただ、力を抜くにしてもコツがあって、リリースの部分は全く力を入れないほうがいいです。

逆に水をかいてる最中は、慣れるまでは少し力んだほうが感覚がつかみやすいと思います。

 

ドルフィンキックの練習方法

では、バタフライの要となる、ドルフィンキックの練習方法についてみていきましょう。

まずは、ビート板を使ったものです。

 

ビート板は大きいモノではなく、プルブイビート板という小さいものを使います。

腹筋に力を入れ上半身を動かないようにして、腰からうねるようにしてキックを打ちます。腰の動きを足に伝える感覚です。

 

このときひざを曲げてはいけません。

最初は大きく体を使って打つようにします。

力を入れるポイントとしては、腰を下に動かすときです。

 

足先には力を入れないようにして、腰の動きに連動できるようにしてください。

また、ビート板を小さいのにしてもらったのは、浮力が少ないため、上半身がぶれているのがすぐにわかるからです。

人間の体の構造上、ドルフィンキックのような腰を使って打つような動きをすると、上半身が動いてしまうのは仕方がないことなのですが、上半身がぶれるのは、抵抗になってしまいます。

これをなるべく減らすことが大切なのです。

 

体を大きく使って打てるようになったら、次第に細かく打つようにします。

このときに気を付けるのが、足だけで打たないことです。

大きく打っていた時と同様に、腰から打つことを意識してください。

 

次に、アンダーウォーターキックです。

これは、体がぶれていないことを確認し、ぶれていることを意識できる練習です。

体がぶれている場合は、まっすぐ進まず、曲がってしまいます。

しっかりとストリームラインを作り、はじめは大きく、だんだん細かく打てるように練習してください。
 

手と足のタイミングを合わせる練習

 

ここまでできれば、あとは手と足のタイミングを合わせるだけです。

タイミングを合わせる練習としては、次のものが一番有効でしょう。

3回キック1回呼吸です。通常であれば、2回キック1回呼吸ですが、1回キックを多くけることによって、姿勢を整える余裕ができ、タイミングを合わせる感覚がつかみやすくなります。

 

タイミングを合わせる位置としては、リカバリーをして、入水するときに、体が一番伸びている状態で、キックを入れるのがベストです。ほかの人に見てもらいながら、タイミングを確認しましょう。

 

最後に

 

何回も書いていますが、バタフライは、ドルフィンキックが命です。

しっかり力強くけれるように、たくさん練習してください。

タイミングに関しても、練習あるのみです。頑張ってください。










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