今回は手軽に遊べて拡張も充実している『街コロ』をご紹介します。
拡張無しでカード108枚という多さながら、ルールブックはたったの3ページと覚える事が少なく、少しの説明だけですぐにプレイできるのが魅力の作品です。
また、拡張『街コロ+』、『街コロ#』でそれぞれカードが50枚強増えるので、ゲームプレイは更に面白くなりますし、殆どカードが増えるだけなので、覚えることも大して増えません。
ゲームの目的・世界観
このゲームでプレイヤーはとある企業のオーナーとなり、他のプレイヤーより早く自分の街を発展させて、建設中のランドマークを全て完成させることが目的になります。
施設カード
このゲームの流れを説明する前に、まずは施設カードについて説明しておきましょう。
画像のように各カードの上部には数字が書かれています。
これはそのカードに対応するダイス目を表しています。2~3ならば2でも3でも良いということです。
また、カードには4つの色があり、青ならば全てのプレイヤーが、緑、もしくは紫ならば自分が、赤ならば自分以外のプレイヤーが対応する目を出した時に効果が発動します。
画像一番左の「麦畑」を例に上げて説明すると、麦畑は青で数字が1の、1コインを得られる効果を持ったカードなので、誰かがダイスで1を出す度に1コインを得られます。
左下に書かれた数字はそのカードのコストで、後述の購入時にその数だけのコインが必要になります。
ゲームの流れ
まずは準備ですが、セットがカードとお金、ダイスのみなので手順はそこまで多くありません。
- 各プレイヤーの手元に麦畑とパン屋のカード、その奥にランドマーク4枚(駅、ショッピングモール、遊園地、電波塔)を裏面にして並べます。
- 他のカードは同じもの同士をそれぞれまとめて(紫色以外のカードは6枚、紫色のカードは4枚ずつあります)、『サプライ用施設』としてそれぞれ別に積んでおきます。
- 全てのプレイヤーに3コインずつ配ります。余ったコインはどこか取りやすい場所に置いておきましょう(これを『銀行』とします)。
- コイントスやじゃんけんなどでプレイヤーを決めてゲームを始めます。
以上です。
準備も簡単ですが、プレイはもっと単純です。
施設カード
ターンプレイヤーはダイスを振り、前述した対応する施設カードの効果が適用されます。
その後、1回だけサプライ用施設から施設カードを購入するか、ランドマークを建設するかを選べます(どちらもしないことも出来ます)。この時、コインが1つもなければ、銀行から1コンをもらう事ができます。
施設カードを購入する場合は前述の通り、左下の数字分だけコインを支払い、そのカードを自分の施設に加えます。
ランドマークを建設する場合、ランドマークにも施設カードと同じ場所にコストが書かれているので、その分だけコインを支払い、そのランドマークを裏返します。
いずれかを行ったらターン終了で、次のプレイヤーのターンに移ります。
これを繰り返し、ランドマークを4つ全て裏返したプレイヤーが勝利となります。
ランドマーク
通常版の「街コロ」では勝利に必要なランドマークは4種類あります。
ここでは全てのランドマークを紹介します。
駅
4コストで購入できます。ダイスを2個同時に振れるようになります。
この時ダイスの目を別々に適用することは出来ず、ダイス目の合計が適用されます。
つまり、1を2つ出しても麦畑を2回適用して2コインを得る、ということは出来ません。
ショッピングモール
10コストで購入できます。「カフェ」「ファミレス」「パン屋」「コンビニ」から得られるコインが1増えます。
特にコンビニは序盤から4を出すだけで3コインが得られる強力な施設なので、コンビニ中心のプレイの場合は早期に建設したいランドマークです。
また、カフェやファミレスの人から奪い取れるコインの量も上がるので、これらを活用すると非常に嫌らしいプレイングもできます。
遊園地
16コストで購入できます。ゾロ目を出した時にターンをもう一度行えるという強力な効果を持つ施設です。
ゾロ目を出すには駅が必須なので、まずは駅を作ってから出ないと意味がありません。
運の要素が強い施設なので、早期に狙っていくことはあまりない施設かもしれません。
電波塔
購入に22コストかかりますが、ダイスを1回振り直せてしまうという非常に強力な施設です。
コンビニなどを駆使して早期になんとか22コインを溜め、このランドマークに辿り着けば以後の展開はかなり有利になるでしょう。
最もコストの高い施設ですが、6以上の出目を使わないプレイングをするならば最初に狙っていっても良いと思います。
まとめ
『街コロ』は大人と子供でも対等に遊べるゲームで、持ち運びにも便利なので、親戚の集まりなどに持っていってもウケること間違いなしの一品です。
遊び好きな子供を持つ親御さんや、年の離れた兄弟がいる方も、一緒に遊ぶ道具として活躍してくれるはずなので、購入して一緒に遊んでみてはいかがでしょうか?
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