山に持参するグッズは意外に多いものです。
ないと困るもの、あった方がいいもの、メンバーの誰かが持っていればいいものと条件はさまざまですが、それらの山登りツールがなければ快適に山を登ることはできません。
普段から山に登る習慣がないと必要なものをひとつひとつ思い浮かべるのは大変です。
そこでリストを作っておき、準備できたものにチェックを入れていくことをお勧めします。
この記事では山登りに必要な道具をご紹介しますので、チェックリスト作成の際の参考にして下さい。
雨対策グッズは常に準備しておきます
山登りの三種の神器であるリュック、登山靴、レインウエア、それにトレッキングポールはまず忘れないでしょうから、それ以外にどんなものが必要かをみていきましょう。
まず、チェックしたいのは雨対策用品です。
レインウエアがあれば雨対策は万全というわけではありません。
レインウエアはあくまでも自分の体をカバーするものです。
濡れると困るものにはもうひとつ、『リュック=荷物』があります。
リュックには雨を防ぐカバーがあります。
リュック専用のカバーもあれば、別売りもあります。
もっとも、リュックカバーは背中に当たる面は開放されたままです。肩ひもがあるためカバーできないのです。
したがって、レインウエアの背中を伝ってきた雨水はどんどんリュックに染み込んでいきます。
それを考えるとリュックの中身を守るには、中身すべてを厚手のビニール袋に入れておく方が確実です。
また、登山路は樹林に覆われていることが多く、レインウエアよりは傘の方が便利な場合が往々にしてあります。
小型で軽い折り畳み傘を準備していると役に立ちます。
なお、雨が予想されるときはリュックの一番上にレインウエアを入れておきます。
雨が降り始めて急いで着たいとき、リュックの底の方にあると取り出すのに時間がかかります。
さっと取り出せる位置に仕舞っておきます。
地図&コンパス
GPSが普及するにつれて地図の存在は影が薄くなっています。
地図かGPSかという問題は他の記事で詳しく説明するつもりですが、精密機械は常に作動不良の可能性を孕んでいます。
転んだり落としたりすると故障しますし、バッテリー切れ、低温時の能力低下も考えられます。
手軽で使いやすいからといって100%それに頼っていると、トラブルが起きたときに対処できません。
右も左もわからない山では地図とコンパスを必ず持参しておきましょう。
なお、地図は防水ケース、またはビニール袋に入れておくのが原則です。
雨や汗、飲み物などの被害から免れるためですが、現在は国土地理院の地図がネットで簡単に入手できます。
ルートを記入した保存用は別として、実際の登山時に使用する地図は使い捨てにしても構いません。
一枚一枚を大切に保存していた過去とは明らかに変わっています。
コンパスは精度が高く、狂いが少ないシルバコンパスが有名です。使い方については改めて紹介したいと思います。
腕時計
山登りに使用する時計というと、さまざまな機能が満載した専用の腕時計を連想するかもしれません。
高度計や気圧計、コンパス、さらにはGPS機能まで備えたものもあります。
しかし、ここでいう腕時計は通常のものです。
単に、時間を計るだけの時計です。山登りに時計は欠かせません。
スタート時間、30分おきの休憩、山頂までの所用時間、下山予定時刻のチェックなど細かい項目を分単位で把握しなければなりません。
時計なしで山登りするのはあり得ないことですが、途中でバッテリー切れするのは困りものです。
突然動かなくなるのを防ぐためには電池を交換した日時を記録し、限界が近づいたところで早めに交換するのがベストです。
とはいえ、腕時計の電池交換日時を記録するのは非常に面倒です。
メモそのものは簡単なのですが、そのメモの在処を覚えておくのが大変なのです。
幸い、今はケータイという便利なものがあります。
スマートフォン、ガラ携をプラスすると2016年末の時点で携帯電話の所持率は100%を超えるそうです。
腕時計が止まってもケータイは動いています。
いうまでもなく、ケータイには時計機能があります。腕時計が止まっても時刻を知り、時間を計測することは可能です。
その他
必需品はまだまだあります。
- タオル
- ビニール袋
- ナイフ
- サングラス
- ウェットティッシュ
- ポケットティッシュ
- グローブ
- メモ帳&筆記用具
- カメラ
- ピンチパック(救急キット)
などです。
非常用の
- ツェルトザック
- エマージェンシーシート
- ローブ
も必要です。
昼食や行動食、飲み物も忘れないでください。虫除け、日焼け止めも必需品です。
このあたりになると個人の好みや都合もありますから、出来合いのチェックリストをかなり修正しなければならないでしょう。
季節や山域も大きく影響します。
スマホにGPSアプリをダウンロードしている人はモバイルバッテリーも欠かせません。
雪山ならアイゼンも忘れられません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ここで紹介した必要なものを入れて持ち運ぶもの、それがリュックです。
登山に必要な道具は結構な量があるのですが、中身が増えればそれにともなってリュックも大きくなります。
そして必要と思われるものをどんどんリュックに詰め込んでいると、どんどん重たくもなります。
荷物が重たいと体力を奪います。
しかし、必要なものがなければ山登りは楽しめなくなりますから、ここで荷物の軽量化を図らなければなりません。
今までは考えたことがなかったかもしれません。
必ず持っていかなければならないものひとつずつの重量を測り、もっと軽いものはないか、もっと軽くするにはどうすればいいかを考えながら荷物選びを行ってみて下さい。
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