今まで仕事や家事、育児で毎日忙しく過ごしてきたお父さん、お母さん本当にお疲れ様です。
子育てもひと段落して定年した後は、時間もあるし生活の余裕もある、だからこそ犬を飼いたい!と思っている人も多いようです。
今回は定年後などのアラ還世代が犬を飼う前に考えて欲しい事と、シニアの方たちに適した犬種などをご紹介していきます。
目次
シニア世代が犬を飼う前に考えていただきたい事
大きいサイズの犬は向かない
シニア世代の人には大きいワンちゃんは向きません。
ワンちゃんが怪我をしたり、病気をした時に抱っこして車に乗せたりするのが、難しいからです。
そして大きいワンちゃんがじゃれたつもりで、立ち上がってあなたに抱きつこうとしたとします。
シニア世代の人は足元がふらつきやすいので、転んでしまい怪我をしたり骨を折ったりする危険性があります。
私が股関節手術をした時に、お友達が彼女のワンちゃんラブラドールレトリバーを連れてお見舞いに来てくれました。
もちろん私を知ってるそのラブが興奮して私にじゃれてきたので、まだ歩くのがやっとだった私は完全に倒されてしまいました。
もちろん大した事はなかったですが、こんな事もあるんだと経験してから理解できる事もあるのです。
子犬は向かない
子犬はものすごくエネルギーがあって、毎日の散歩はもちろん遊ぶ時間も結構長く必要なものです。
トイレのトレーニングをするために、1日に何度も外に出す必要もありますね。
それができないと家具などをかじったり、無駄吠えが増えて手に負えなくなってきます。
そしてもしあなたが何かの薬を飲んでいたり、マシンを使って酸素を吸っているとします。
そうすると子犬が誤って薬を誤飲したり、酸素のチューブをかじったりする事があるのです。
シニア世代には、シニア犬がおすすめ
これらの事を考えてみると色々なケアが必要な子犬よりも、シニア犬が定年後の人には向いている事がわかります。
地元の動物愛護センターやシェルターに行って、あなたに合ったワンちゃんがいるか探してみましょう。
シニア犬ならトイレのトレーニングもできていますし、大人しくてたくさん遊んであげる必要もありません。
お散歩もあなたが行ける時に、行ける時間だけでも大丈夫です。
シニア犬が必要なのは、あなたからの大きい愛情なのです。
シニア世代が犬を飼い始める時はペットドアが便利

シニア世代でワンちゃんを外に出すのがおっくうなら、こういうペットドアを設置するのをおすすめします。
私がドッグシッターをしているご家庭は、ほとんどがシニア世代でこのようなペットドアを利用なさっています。
定年後のシニア世代に適した犬種
それでは私のドッグシッターの経験から、大きくないサイズでシニア世代に適したワンちゃんたちをご紹介していきます。
パグ

私のお隣りさんは、ご主人を亡くした60代の未亡人です。
たまたまご近所のご家族が転勤で引っ越す事になり、ワンちゃんを連れていけないという話しを聞いてシニア犬のパグを保護しました。
小さくて抱っこもしやすいし、誰にでもなついて本当に大人しい性格です。
吠える事もほとんどなく、短毛なのでグルーミングの必要もありません。
ダックスフンド

ダックスフンドも年をとると、こんなに大人しく従順になります。
小さくて抱っこされるのが好きなので、いつもあなたのお膝の上にいるようになるでしょう。
スタンダードやミニチュアサイズがいますが、スタンダードでも9〜12kgほどでそこまで大きくなりません。
とってもお世話好きで、もしあなたが切り傷とかしたら、ずっと治るまでペロペロしてくれますよ。
マルチーズ

私のお友達は70代のカップルですが、マルチーズを2匹飼っています。
以前飼っていたワンちゃんが亡くなって落ち込んでいた時に、シェルターにいるマルチーズの姉妹を見つけて保護しました。
それから引きこもっていたご主人が毎日お散歩に行くようになり、とっても元気になったそうです。
グルーミングは必要ですが、人懐っこくてとてもメローな性格です。
プードル

とっても頭が良いプードルには、ジャイアント、スタンダード、ミニチュア、トイなどのサイズがありますが、ミニチュアかトイが良いでしょう。
いつもあなたのそばにいたい甘えん坊さんで、あなたもこの可愛さにはすぐに虜になる事でしょう。
私の夫の両親が80代で亡くなるまで、プードルと過ごしていました。
芝犬

日本犬の中でも、一番小さいサイズのワンちゃんです。
日本に多くいるので、シェルターにいる可能性も高いですね。
とても従順であなたと一緒にいられれば幸せな子です。
ビーグル

世の中のみんな、人間も動物も大好きなビーグルは、あなたに愛情をいっぱい注いでくれます。
抜け毛があるのでブラッシングが必要ですが、グルーミングは必要ありません。
まとめ
今回は定年後に犬を飼いたいと思った時に考えて欲しい事と、シニア世代に適した犬種をご紹介してきました。
ワンちゃんのサイズは小さい方が良いのと、子犬ではなくワンちゃんの方もシニア犬の方が良い事がわかりましたね。
色んな犬種をご紹介しましたが、シェルターに行ったらたくさんのミックス犬もいます。
犬種にこだわらずに、あなたに合うワンちゃんかどうか何度かお散歩に連れて行って、相性をみるのも良いアイデアですよ。
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