犬の避妊や去勢手術の時期と効果!どうして手術が必要なのか徹底追求







ワンちゃんがファミリーの一員になって、楽しく賑やかに過ごしてらっしゃる事でしょう。

でも子犬を飼い出したのもつかの間、避妊や去勢の手術はどうするべきだろうとお考えの方も多いかもしれませんね。

今回はアメリカで強く勧められている、ワンちゃんの避妊と去勢手術について調べていきます。

 

避妊や去勢手術は、なぜ必要なのか?その効果は?

 

行き場のない子犬を増やさないため

今はパピーミルやブリーダーなどで、どんどん子犬を増やしてビジネスにしている現状です。

そうやってペットショップに並ぶ可愛い子犬を飼ったけれども、大きくなったら飽きてしまった、病気をした、年をとったなどの理由でワンちゃんを捨てる飼い主が後を絶たないのも事実です。

 

日本だけでなく世界中のシェルターで毎日ワンちゃんが殺傷処分されているのです、これ以上無意味な子犬を増やさない為にも避妊手術は必要です。

 

女の子の生理(ヒート)がこないようにするため

女の子の場合は避妊手術と言いますが、避妊をしていないと小型犬で生後半年くらいから、大型犬で生後1年くらいからヒートが現れます。

犬種によって異なりますが、年に2回ほどヒートである発情時期がやってきて、約5日間ほど出血しおしっこも頻繁に行くようになります。

このヒートを防ぐために、女の子は避妊手術を受けます。

 

男の子の逃亡を防ぐため

男の子の手術は、去勢手術と言います。

男の子が生後1年くらいになり、お散歩中やドッグランなどで発情した女の子の臭いを嗅ぎつけると、ものすごい勢いで引っ張って行く事があります。

男の子自体には発情時期はないものの、この女の子のフェロモンを嗅ぐと周りが見えなくなって、自宅のフェンスを乗り越えて脱走し事故に遭ったというケースがたくさんあります。

 

飼い主はこれを防ぐために、部屋の中に閉じ込めたりしますが、かえって大きなストレスを与えるので去勢手術をすすめるのです。

 

トレーニングがしやすくなるため

避妊や去勢手術を受けたワンちゃんは、大人しくなり飼い主の言う事に集中できるようになるので、トレーニングがしやすくなります。

セラピー犬や警察犬なども調教しやすく、いつもオーナーに集中する事ができるので、ほとんどのワンちゃんが手術を受けています。

 

ガンにかからなくするため

避妊手術を受けていない女の子は、手術を受けたワンちゃんに比べて、膀胱炎や子宮ガンにかかる率が2倍に増えるのです。

そして男の子も手術を受けていないと、睾丸ガンにかかりやすくなります。

このように避妊や去勢手術は、ワンちゃんの寿命を伸ばす方法として最初にあげられる一番効果的な行為なのです。

 

避妊手術、去勢手術はどういう手術なの?

 

女の子の場合は、全身麻酔をして卵巣と子宮を取り出す方法が一般的です。

男の子の場合も全身麻酔で睾丸を取り除きます。

 

前日の夜から絶食させて、手術自体は約2時間ほどで終わりますが、病院によっては一泊させるところもあります。

手術の費用は様々ですが、約2〜5万円と思っておいたら良いでしょう。

 

うちの子達は2匹とも朝8時に病院に連れて行き、2時過ぎには迎えに行きました。

シェルターからの保護犬は、ほとんどの場合シェルターが負担してくれます。

 

避妊手術、去勢手術をさせる時期は?

 

女の子のヒートがあり始めるのはだいたい生後7ヶ月頃からなので、その前に済ませます。

男の子も生後一年前に済ませた方が良いでしょう。

できれば子犬の時期にやっておいた方が良いのです。

 

なぜ子犬の時期が良いのか?

 

一度ヒートになってしまってからでは、手術の時のリスクが高まってしまいます。

まだ子犬の時は全身麻酔でも、身体に負担が少ないからです。

このことから、子犬の時期に避妊手術、去勢手術は済ませておくのが良いと言われています。

 

避妊手術、去勢手術後の様子は?

手術後は、お腹を縫ってあるのでエリザベスカラーをしてくるはずです。

傷口を舐めると縫ってある糸が外れて、ぱっくり開いてしまったり、ばい菌が入る可能性があるからです。

抜糸はだいたい1週間〜10日後なので、それまではお風呂に入れずできるだけ安静にさせてあげましょう。

 

うちのダックス犬の場合は、特殊な方法で抜糸が必要なかったのでまた病院に戻る必要がありませんでした。

 

辞任手術をしたよという証拠に、このような線のタトゥーをするところもあります。

あなたが行く病院によって、手術の仕方や費用、時間なども変わってくるので先生と良く相談しましょう。

 

痛み止めあげても良い?

 

手術後は病院から抗生物質が出されるので、それを与えるようにしましょう。

痛がっているようだからといっても、決して人間用の痛み止めをあげてはいけません。

たまに人間用の痛み止めは、ワンちゃんにとって毒になる事があるからです。

 

避妊手術が遅すぎたと諦める必要はない

 

もちろんもうシニア犬になってしまってから、この手術を受けさせるのは全身麻酔の危険性が伴うので、必要はないと言えますが、子犬ではないけどまだ若いワンちゃんなら、このような手術は比較的安全なので、今後の事も考えて手術を受けさせるようにしましょう。

間に合わずに最初の子犬を産んでしまったという場合は、子犬が産まれて5週間後頃が親犬に手術を受けさせるタイミングです。

 

まとめ

 

ワンちゃんの避妊や去勢手術の必要性、おわかりいただけたでしょうか?

昔は手術を受けると肥満になるという噂がありましたが、これは全くの間違いなので心配いりません。

 

あなたのワンちゃんのガンを予防して長生きできるように、避妊か去勢手術を考えてみてくださいね。

ワンちゃんの避妊手術、去勢手術はかなり一般的になっていますが、それでも完璧に安全だとは言い切れないので、手術経験が豊富な獣医さんが好ましいですよ。










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