シンプルルールと多様なカード!デッキ構築系ゲームの王者『ドミニオン』







ボードゲームの中でもデッキ構築系のゲームが好き!というプレイヤーは多いのではないかと思います。

デッキ構築系の魅力といえばやはり様々な効果のカードがあり、いろんな戦術がとれることでしょう。

中にはルールが複雑な物もありますが、今回紹介する『ドミニオン』はシンプルなルールと多種多様なカードセットで絶大な人気を誇るゲームです。

 

覚えることが非常に少ないので、初めてのプレイヤーも5分程度でゲームが始められます。

拡張ごとに別々の新しいルールが追加されますので、今回は基本セットのみのご紹介とします。

 

「ドミニオン」ゲームの準備

ドミニオン:第二版 日本語版

ドミニオンには基本セットだけで39種類、全拡張を合わせると400を超える種類のカードがあるのですが、実際のゲームで使うのは10種類です。

 

毎回10種類のカードを選択するか、ランダムで10種類を選出し、選出した種類のカードを各種10枚ずつ積んでおきます。

カードを10枚ランダムで選出する際には、PCやスマートフォン用のランダム選出アプリがあるので、そちらを利用すると便利です。

さらに、下の画像左側のように各勝利点、財宝カードを配置します(赤字は財宝カードの枚数です)。

 

 

画像だと見づらいですが、1番左の列、緑色のカードが勝利点カードで、上から属州公領屋敷呪い(呪いカードは特殊なカードなので紫色になっています)です。

その右の列、黄色のカードが財宝カードで、上から金貨銀貨銅貨です。

 

これらのカードは基本セットでは常に初めにこのように並べておきます。

ここまでに並べた17つの山札とは別に、プレイヤーは固有の山札を持ちます。

基本セットでのプレイヤー固有の初期山札は屋敷が3枚と銅貨が7枚の合計10枚です。

これらのカードの意味は、ゲームの流れと共に解説いたします。

 

「ドミニオン」ゲームの流れ

 

各ターンの初め、プレイヤーは自分の固有の山札からカードを5枚引いて、手札とします。

 

その手札の中に財宝カードがあれば、好きなだけ場に出します(画像では3枚の銅貨を出しています)。

銅貨は場に出すことでそのターンに使えるコインを1枚につき1つ生み出します。

例えば、今回は最初に銅貨を3枚出したので、このターンは3コインを使う事ができます。

各カードの左下には購入コストが書かれており、今回の場であれば、3コインで「前駆者」を購入できます。

 

画面左側に並んだカードにも購入コストがあり、銀貨は3コイン、屋敷は2コインなのでこれらもこのターンに購入する事ができます。

購入したカードは即座に自分の「捨て場」に移動します。

ドミニオンでは山札からカードが引けなくなる度に捨て場のカードをシャッフルして山札とし、その山札から再びカードを引いていきます。

つまり、購入したカードはすぐに手札に加わるわけではなく、捨て場から山札を経てようやく手札に回ってくる、ということです。

 

各ターンにはコインさえあればいくらでもカードを購入出来るわけではなく、手番のプレイヤーには「1アクション、1購入」の権利が与えられています。

アクションとはアクションカードを使うことで、アクションカードは白色のカードです。

このアクションや購入の権利は、様々なカードの効果で増やすことが出来ます。

 

例えば「前駆者」というカードはカードを1枚引き、アクションを1回増やします。

ただし、前駆者自体がアクションカードなので、アクションを増やす、というよりはアクションを消費せずに使用できるカード、といった感じです。

前駆者はこの効果に加えて、捨て場を見てその中からカードを1枚、山札の上に置ける効果も持っているので、アクションを消費しない割には便利なカード、といったところでしょうか。

中にはアクションを2回増やせるカードや、購入の権利が増やせるカードもあります。

アクションと購入の権利を全て失うと自動的に次のプレイヤーのターンです(勿論、権利を行使せずパスしてもかまいません)。

 

これを繰り返し、17種類のカードの山札のうち3種類以上がなくなる(枚数が0になる)か、属州の山札が0枚になったらゲーム終了です。

最終的に自分の山札、捨て札の勝利点の合計が最も高いプレイヤーの勝利です。

 

山札、捨て札の勝利点の計算は簡単で、紫、及び緑のカードには、盾のようなマークの横に数字が書かれており、その数字がそのカードの持つ勝利点です。

例えば最後の山札に属州が2つ、屋敷が2つ、呪いが1つあれば、合計点は6×2+1×2-1で13点となります。

勝利点カード以外のカードは最終的な得点に一切影響を及ぼしません。

 

勝利点カードとデッキの『圧縮』

勝利点カードの存在が、このゲームの最も面白いポイントです。

初期デッキには「屋敷」という1点の勝利点カードが3枚入っていますが、このカードは最終的な勝利点にはなるものの、手札に来た時には何の役にも立ちません。ゴミ同然です。

ゲーム序盤には山札の3/10がこのカードということになるので、毎回のようにいらないカードが手札に来ることになり、非常に邪魔です。

 

ドミニオンのカードの中には、カードを捨て場に置くのではなく「破棄」し、自分の山札から完全に除外してしまうカードがあります。

屋敷を破棄すると最終的な得点は下がるものの、自分の山札から欲しいカードが引ける確立が高くなります。

いらないカードを破棄していくことを「デッキの圧縮」といい、ドミニオンに置いて非常に大事なテクニックです。

特に屋敷は1点なので、破棄出来るならば序盤に破棄しておいたほうが勝つ確率は確実に上がります。

このように「あえて山札を削る」ような戦術があるところも、ドミニオンの大きな魅力です。

 

まとめ

 

今回は絶大なる人気を誇るカードゲーム『ドミニオン』をご紹介しましたが、如何でしたか?

文字で並べると小難しく感じるかもしれませんが、実際にカードを並べてやってみると、殆どカードに書かれていることを実行するだけで、専門用語も殆ど無いので、すぐに馴染んでいけると思います。

ボードゲーム初心者にもオススメ出来る難易度だと思いますので、是非いろんな人を誘ってプレイしてみてください。

慣れてきたら拡張版も面白いので、是非プレイしてみて下さい。










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