転職したらお祝い金がもらえるって知っていましたか?
貰えるお祝い金には2種類あり、ハローワークからの再就職手当と転職サイトからのお祝い金です。
このお祝い金制度を知らないまま転職するのは非常にもったいないです。
お祝い金を受け取って、転職後のスタートアップに活用しましょう。
ハローワークの再就職手当
前職などで雇用保険にトータル1年間加入していた場合、ハローワークから再就職手当をもらうことができます。
この再就職手当制度は失業保険の支給残日数が多いほど、受け取れる金額が多くなる制度です。
早期で就職が決まることで多くお金をもらえるのですから、嬉しい制度ですよね。
ただし、再就職手当の支給には様々な条件があり、その条件をクリアしていなければ受給することは出来ません。
再就職手当の支給要件の一つとして、一番注意しておきたい条件があります。
それは、待機期間が終了した後1か月間はハローワークからの紹介案件のみが支給対象となることです。
要するに、この1か月間の間に転職サイトなどから内定をもらっても支給対象とならないのです。
再就職手当をもらう場合には、支給要件をしっかりと把握することが大切です。
再就職手当をもらうには注意が必要
入社後、約1か月ほど経過するとハローワークから在籍確認の連絡が入ります。
在籍確認の時点で、その会社を退職していれば当然再就職手当を受け取ることができません。
また再就職手当を一度受け取ってしまうと、失業保険の残日数は全て消えてしまいます。
さらに、再就職手当で支給される金額は、失業保険の残日数分が全て支払われるわけではないのです。
仮に失業保険の支給日数が90日だったとします。
再就職手当の支給額を一番多くの受け取るには、失業保険の残日数を3分の2以上残す必要があります。
3分の2以上日数を残した場合に支給される金額は、残日数に対しての70%です。
つまり、再就職手当では失業保険の70%の金額しか受け取れないわけです。
また再就職手当をもらってすぐに仕事を辞めてしまった場合、残りの失業保険日数は既に消えてしまっている為、もう失業保険を受け取る事も出来ません。
再就職手当を受け取る際には、今だけでなく今後の事もしっかり考えてから受給するようにしましょう。
転職サイトのお祝い金
お祝い金制度を設けている転職サイトを利用した場合、その転職サイト経由で内定をもらうとお祝い金をもらうことができます。
各転職サイトによってお祝い金の金額が変わってきますが、一般的には数千円~十万円の金額を受け取ることができます。
転職活動中には多くの費用が掛かっているので、少しでもお祝い金をもらえれば嬉しいですよね。
ですが、このお祝い金制度はすべての転職サイトが設けているわけではありません。
お祝い金制度をもらうためには、この制度を導入している転職サイトを利用する必要があります。
また支給要件についても理解しておく事が必要です。
「せっかく内定をもらったのに、お祝い金の支給要件から外れていた」なんて事にならない為にも、お祝い金制度についてしっかりと事前確認しておきましょう。
転職サイトのお祝い金はすぐにはもらえない
お祝い金は、転職してすぐに支給されるものではありません。
各転職サイトによって支給条件は異なりますが、一般的には勤務開始から3ヶ月~6ヶ月後に支給されます。
これには理由があり、転職してすぐに辞めてしまうことを防ぐ為です。
入社してすぐに支給額を渡してしまうと、そのお金だけをもらって辞めてしまう人が少なからずいます。
そのような事象が発生すると、転職サイト側にも企業側にも大きな負担となる為、このような条件が定められています。
お祝い金はすぐに支給されるものではないと、予め理解しておきましょう。
転職サイトのお祝い金にはバラつきがある
転職サイトのお祝い金は、応募先企業によって金額が異なっています。
その「金額が異なる理由」を考えることも大切です。
お祝い金は多ければ多いほど嬉しいものです。
ですが、なぜ企業がお祝い金を出してまで求人掲載をするのか、それには明確な理由があります。
その理由とは、「多くの応募者を集めたいから」からです。
または「多くの応募者を集めなくてはいけないから」なのです。
この理由を読み解くことで、お祝い金のバラつきについて理解出来るはずです。
離職率が高いと言われる職種や業種ほど、お祝い金が高い傾向にあります。
まとめ
転職後に臨時のお金が入ってくれば、誰でも嬉しいですよね。
再就職手当制度やお祝い金制度を活用すれば、お財布も豊かになるでしょう。
しかし、この制度を利用することばかりに気を取られてしまうと、転職の本質を見失いかねません。
「お祝い金が一番多くもらえる会社に行こう」などと、お金だけに焦点を当ててしまうと、転職は必ず失敗します。
再就職手当やお祝い金は転職者にとって、大変嬉しい制度ではありますが、目先のお金だけに捉われず、転職の本質を見失わないようにしましょう。
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