元気になれる絵本。心励まされるおすすめ絵本5冊を厳選紹介







疲れたときや落ち込んだとき、絵本を読んで元気付けられたことのある人は少なくないかもしれません。

絵本は一般的に32~40ページ程度のボリュームのものが多く、ちょっとした時間を使って読めるのも魅力のひとつ。

いっときの間、絵本という想像の世界にひたることで、手軽に気分転換をすることができます。

 

今回は、沈んだ気持ちを軽くしてくれるような、ちょっぴり元気になれる絵本を5冊厳選しました。

大人の疲れた心を、思いのほか癒してくれるかもしれません。

 

『ヤマネコ毛布』 山福 朱実 (著)

ヤマネコ毛布

旅に出ることを決心したヤマネコ。

それを聞いたハリネズミが、森の仲間たちに呼びかけます。

「思い出を刺繍にして贈ろう!」と。

サル、トラ、カワウソ、オオカミ、トリ、ノウサギ… さまざまな動物が、ヤマネコと過ごした日々を懐かしむように、それぞれの思いを込めて布に刺繍をしていきます。

その柄はどれも素敵なものばかりです。

 

この絵本には、「友情」や「優しさ」を押し付けるような「わざとらしさ」が全くありません。

ただただ、純粋な思いが、温かなユーモアをもって描かれています。

読んでいるうちに自然と笑みがこぼれ、なんだか嬉しくなってくるのです。

 

味わい深い木版画の素晴らしさはもちろんのこと、言葉の一つ一つが、まるで歌っているかのように、生き生きとしています。

手もとに置いて何度も読みたくなる絵本。

卒業シーズンなど、新しいスタートを迎える人への贈り物としてもおすすめです。

 

『かぜをひいたおつきさま』 レオニート・チシコフ (作・絵)、 鴻野 わか菜 (訳)

かぜをひいたおつきさま (児童書)

どしゃぶりの雨で風邪をひいてしまったお月さま。

地面に降り立ち、草の上でぐったりしているところを青年イワンさんがみつけます。

具合の悪いお月さまをイワンさんが介抱してあげるという、とてもシンプルなお話です。

 

この絵本は、多くを語っているわけではありません。

でもだからこそ、読む人は自分の心の中で、想像の世界を自由に楽しむことができるはずです。

お月さまが再び空へと帰っていく姿は、考えただけでもなんだかわくわくします。

絵本の楽しみというものは、言い換えるなら、想像する楽しみでもあるわけです。

想像の余地を存分に秘めたこの絵本には、大人の心をほぐす不思議な力があります。

 

『ちいさいきみとおおきいぼく』ナディーヌ ブラン・コム (文)、オリヴィエ・タレック (絵)、礒 みゆき (訳)

ちいさいきみとおおきいぼく (ポプラせかいの絵本)

ずっとひとりぼっちだった、おおきなオオカミ。

ある日突然、ちいさなオオカミがやってきます。

言葉を交わすわけでもなく、当たり前のように自分のとなりに座り、いっしょに眠り、朝ごはんを食べ、木に登り……。

同じ時間を過ごしているうちに、おおきなオオカミの心に、温かな思いが芽生え始めます。

「ちいさいきみ」がいつしか大きな大きな存在になっていることに気がついたとき、「おおきいぼく」は、いったい何を思うのか……?

 

訳文が絵にぴったり合っていて、言葉の数々がとてもチャーミングです。

「共に生きる」ことの喜びが、温かな視点で描かれています。

大切な存在がそばにいてくれるだけで、心がぽかぽか。なんだか嬉しくなる。

そんな素直な気持ちを思い出させてくれる絵本です。

 

『ミリーのすてきなぼうし』 きたむら さとし (著)

ミリーのすてきなぼうし

ある日ミリーは帽子屋さんで「すてきなぼうし」を手に入れます。

自分の頭にぴったりの、自分だけの帽子。色も形も大きさも、自由自在に変えることのできる、すごい帽子です。

すっかり気に入ったミリーは、街中を歩きます。そして公園で大事なことに気がつくのです。

帽子をかぶっているのは自分だけではないのだと……。

 

優しい色使いの賑やかな絵が、とにかく素晴らしいです。

人生を豊かに生きるための真髄が、見事なまでにズバリと描かれています。

想像することの大切さ、楽しさが、ストレートに伝わってくる。夢いっぱいの素敵な絵本です。

落ち込んだときや、自信をなくしてしまったときでも、この絵本を眺めれば、ちょっぴり元気になれるかもしれません。

 

『あかいふうせん』 山田 和明 (著)

あかいふうせん

女の子の大切な「あかいふうせん」。

バスに乗っていたら、窓からふわりと飛んでいってしまいます。

くま、うさぎ、ペンギン、ぞう、キリン。次々に乗ってくる動物たちと一緒に、あかいふうせんを追いかけますが……。

 

大人好みの、懐かしさと切なさを含んだ温かな絵本です。

レトロな色調の穏やかな絵はデザイン性が高く、文章は一言、ポツンポツンと添えられています。

ページをめくるたび、ゆったりとした時間の流れを感じることでしょう。

 

この絵本はシンプルなぶん、純粋に絵を楽しむこともできれば、物語を深く読み解くこともできるといえます。

大人の目には、「あかいふうせん」が、「喜び」の象徴のように映るかもしれません。失うことのかなしみ。そして絶望。けれど、その先には必ず希望があるのだと、そう感じさせてくれる絵本です。

 

【まとめ】

 

絵本の良さは、なんといっても、そのわかりやすさとシンプルさ。そしてそこから生まれる想像性にあるのではないでしょうか。

想像することは、心を解き放つことです。

それができたなら、自然と気持ちもちょっぴり軽くなってくるはず。自分自身の想像力を最大限に使って読むことが、絵本から元気をもらう秘訣かもしれません。










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