意外と便利なフォアハンドスライスの打ち方とスライスの応用性







フォアハンドスライスを練習することはほとんどないと思いますが、実際の試合では使い所がたくさんあります。

 

フォアスライスの選択肢を持っているだけで、様々な戦術を取れるようになるので、ぜひ打てるようになっておきましょう。

特に、初心者の方は粘り強いテニスをするためにも、基礎を押させておきましょう。

 

フォアハンドスライスの打ち方

フォアハンドスライスの打ち方について説明します。

基本としては、バックのスライスと同じなのですが、難易度は格段に低いです。

 

やはりフォアハンドなので、距離感や感覚が優れています。

特に練習しなくても元から打てる人もいるので、基礎だけを押さえておきましょう。

 

バックハンドスライスの打ち方はこちらの記事を参考にして下さい。

攻防一体の汎用ショット!バックハンドスライスの基本的な打ち方について

2018年5月29日

 

コンチネンタルグリップ

 

スライスを打つには、コンチネンタルグリップがオススメです。

他のグリップでも打てないことはないのですが、回転量の調節が少し難しくなります。

多少はコンチネンタルからずれても問題はないので、フォアボレーやサーブと同じグリップを選ぶのも良いですね。

 

スライスの回転量はスイング軌道で変える

テイクバックなどの細かい部分はあまり意識しなくても大丈夫です。

肝心なのはスイング軌道で回転量を調整することです。

 

基本的には、

  • 真っ直ぐ押し出すと回転量は少ない
  • 上から下に切ると回転量は多い

こういった使い分けになります。

 

後程、スライスの応用性の部分で説明しますが、オフェンスやディフェンスでうまく打ち分けられるようになるのが最善です。

 

少なくともディフェンシブなスライスは打てるようになりましょう。

多少ならボールが浮いてしまっても打ち込まれないので、クロス方向の深いコースに狙っていきましょう。

 

フォアスライスの応用性

フォアスライスは応用させることで、

  • ロブ
  • ドロップショット
  • ディフェンス
  • オフェンス

これらの場面で活躍するショットに化けます。

 

全て、試合で重宝されるショットなのでそれぞれ解説していきたいと思います。

 

ロブ

ロブは、

  • ネットプレーに来た相手の上を抜く
  • 体制を立て直す時間を取る
  • あえて相手に打ち込ませる

こういった場面に使えます。

 

対空時間が長く、威力がないことをうまく利用していきたいですね。

『あえて相手に打ち込ませる』というのは、ロブのようなスピードのないボールを打ち込むのは中級者でも難しい技術です。

 

試合のターニングポイントで深いロブを上げると、案外、ミスヒットしてくれる可能性があります。

もちろんこれも戦術の1つなので、ぜひ覚えておきましょう。

プロの場合は1発でスマッシュを決めてきますが、一般人レベルではなかなか難しいショットです。

 

ドロップショット

相手が後ろで守備一辺倒になっている場合や、相手をネットに出したいときはドロップショットが有効です。

フットワークが良い相手だと、ドロップ1発で決めることは難しいのですが、相手を揺さぶることはできます。

 

相手がバリバリのストローカーだった場合、ドロップで前におびき出すことができるので得意のラリー勝負を回避することができます。

そこからの詰め次第では自分よりも格上の選手でも勝てるようになるので、ぜひ覚えておきましょう。

 

ただし、使い所を間違えない判断力やドロップの距離感が必要なので、あまり初心者向けではないかもしれません。

フォアスライスの中では、最も難しいショットです。

 

スライスを使用したディフェンス

スライスは下回転をかけたショットなので、回転量を増やすとボールがフワーッと浮きます。

そうすることで対空時間が長くなるので、自分の体制を立て直すことができます。

ディフェンシブなプレイスタイルの場合には、絶対に必要になるので習得しておきましょう。

 

どれだけ弱いボールでも相手のコートにさえ返球できれば、得点に繋がる可能性があります。

テニスにおいて最も基本的なことを押さえたショットなので、初心者のうちから使うようにしましょう。

 

スライスを使用したオフェンス

スライスで攻めるという感覚はないかもしれませんが、攻撃力は非常に高いです。

スライスは、

  • 弾道が低い
  • 回転量を減らすとボールが滑る

 

こういった特徴があるので、慣れていない人からすると処理しづらいです。

プロのスライスなんかは、滑りすぎて下手をすると空振りします。

球速もかなり早いのでプチスマッシュみたいな感じですね。

 

とにかく低く伸ばすイメージでスライスをコースに打ち分けていきましょう。

特に、近年ではウエスタングリップが流行っているので、ボールを持ち上げづらいです。

続けてネットプレーに移行できればオフェンス的なスライスは相当な武器になります。

 

まとめ

 

スライスは覚えておくと非常に便利なショットです。

スピンショットに比べて格段にミスする確率が低いので、その日のストロークの調子が悪い場合にも重宝できます。

 

戦術としても、スピンとスライスを交互に打つことでボールの軌道を上下にずらすことができます。

ストロークで最もミスしやすいのは目線が上下にずれるショットですので、スピンとスライスどちらも打てるようにしておきましょう。

 

軌道の高いスピンと起動の低いスライスの特徴をうまく活かすことができると、相手のミスを誘発させることができます。

テニスはエースを取ることのみが攻撃ではありません。

今後のためにも、初心者の間にスライスはマスターしておきましょう。










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