こんにちは。ボードゲーム愛好歴20年のシグルンです。
今回は12月2~3日に開催されました『ゲームマーケット2017秋』のレポートをお送りします。
ゲームマーケットとは?
東京で初夏と冬の2回、関西で春1回ほどのペースで開催されるボードゲームやテーブルトークRPG、トレーディングカードゲーム等のアナログゲームの祭典です。
国内、国外、法人、個人(同人)を問わずに様々なアナログゲームが出展されており、その他、ゲームに関わる解説本やゲームのコマ、Tシャツなどのアナログゲーム関連グッズも販売されています。
東京では2013年から会場を国際展示場に変え、2フロア展開か、1フロア利用で2日開催されるほど規模が膨らんできています。
入場者も2010年から急速に増え、今や1万人以上が集まるイベントとなりました。
ゲームマーケット2017秋
ゲームマーケット2017秋の情報です。
開催日:2017年12月2日(土) 10時~17時
2017年12月3日(日) 10時~17時
入場料:1,000円(カタログ別売1,000円)
会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場) 東7ホール
住所:〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1 東京ビッグサイト(東京国際展示場)
りんかい線「国際展示場」駅下車 徒歩約7分
ゆりかもめ「国際展示場正門」駅下車 徒歩約3分
お車の方は近隣の駐車場をご利用ください
東京ビッグサイト公式サイトの「アクセス」ページへ ※外部サイトへ飛びます
ゲームマーケットの特徴
著者が初めて行ったゲームマーケットは2000年代の台東区民会館で、出展者は数十サークル、参加しているショップはバネスト等ですごろくややテンデイズゲームズ等は無かった時代でした。
出展したゲームショップは輸入ゲームを販売し、出展した一般人は不要になった中古ゲームを売ることが多く、現在のように ”色々な出展者が自作ボードゲーム(同人ボードゲーム)を作っている” という時代ではありませんでした。
自作している方々もいましたが、現在のように製作を引き受けてくれる印刷所等が無かったので、モノクロコピーや単色コピー、フルカラーコピー等を駆使した手作り感あふれる作品ばかりでしたね。
アナログゲームはどのゲームが面白いのか…見ただけでは分かりにくいので、ゲームマーケットには試遊台が設置され、販売されているゲームの一部をその場で遊ぶ事が出来ます。
また面白いと思ったゲームに投票してゲームマーケット大賞を決めるイベントも行われます。
この辺は世界最大のボードゲームの祭典『エッセンシュピール』を模した形態なのだと思います。
更にゲームマーケットのサイトでは、各出展者のページで事前にゲームルールをPDFや動画等で公開し、販売するゲームのジャンルや面白さを開示している場合がありますので、Webページを確認して欲しいゲームの目星をつけることも可能です。
それと特典(?)と言いますか、ゲームマーケットで購入するとAmazonや各ゲームショップ委託の通販を使用するより数百円安くなっていることが多々あります。
ゲームマーケット2017秋 参戦レポート!!
著者は2日(土)に参加するため8時にビックサイト着。
取材する企業は事前に取材許可を貰うのですが…企業ではありませんが写真を使い発信しますので、事前に申請し腕章等をお借りしました。
開場は10時からですが、既に数百人が並んでいる状態です。
1年前は東ホールから入口の方まで並んでいるような状態でしたが、今回は他の東ホールが別のイベントで使用されていてご迷惑になるので屋外に並びます。
すぐ後ろの方は海外の方ですね。
アジア圏のようですが…北京語でもベトナム語でもない…出展者の中には台湾から来られる方も複数いるので台湾の方でしょうか。
「ソードワールド」とか「CoC(Call of Cthulhu)」といった単語が聞こえてくるのでテーブルトークRPG狙いの方達でしょう。
PRスペース
10時になり会場へ。
企業ブースはPRスペースも設けられています。
「アークライト」は、2014年にドイツ年間ゲーム大賞ノミネートを果たした『宝石の煌めき』のデザイナー、マーク・アンドレの新作の『マジェスティ』(12/16発売)や、ゴールデンギーク賞大賞、フランス年間ゲーム大賞エキスパート部門、スイスゲーマーズ賞などを取った『大鎌戦役』(12/9発売)を展示していました。
9/23に発売された『クトゥルフウォーズ』もありますね。
ピクトグラムのような絵と配色のセンスが良い「オインクゲームズ」もプレゼンテーションに力入っていますね。
新作ゲーム展示コーナー
各出展サークルのチラシや新作が展示されているスペースもあります。
コンポーネントやどんなゲームを作っているのかがこのスペースに凝縮されている感じです。
イベント
イベントもいくつか企画されており、ドイツでも流行った『リアル謎解き』や、参加者同士で最初に配られた資源を交換し合う『リアルカタン』などが行われています。
今回先行販売されている『カタン ゲーム・オブ・スローンズ』が景品となっているため、開場と同時に参加者が殺到してしまったそうです。
販売スペース
各売り場へ。
ゲームショップは独自の輸入ルートで用意したゲーム等を販売。
バネスト店長、忙しそうですね…台東区民会館ではお喋り出来る余裕があったものですが。
3日はエッセンシュピールの新作を出すのですよね…欲しいゲームはあるのですが3日は行けないので後に通販で購入します。
ゲームを自作している出展者は新作を掲げたり、ヒット商品を掲げ販売しています。
『ニューロストレガシー』を制作した「ワンドロー」は…遅刻しているようですね。
『犯人は踊る』を制作した「鍋野企画」は新作『ムッジーナ!』を販売していました。
ゲームマーケット大賞2017にノミネートされた『TOKYO HIGHWAY』を制作した「ITTEN」は『TRIBE』を販売していました。
『セイルトゥインディア』を制作した「OKAZU brand」は『ねずみ海賊ラッタニア』『かうんとり』の2作、同じくゲームマーケット大賞2017にノミネートされた『ボブジテン』を制作した「TUKAPON」はそのシリーズ新作等々。
国産ゲームは”日本語”を使ったコミュニケーションゲームが目を引きます。
『渡る世間はナベばかり』や『ひらがなセンテンス』のように文字に関するゲームや『おえあんあ?』のように発音を利用したゲーム、『ボブジテン』のように日本語文化に関するゲーム等、身近なものを上手くゲームに取り入れています。
江戸時代に流行った『判じ絵』を彷彿とさせますね。
試遊スペース
売り場が落ち着く昼頃からスタッフが案内する箇所と、最初から開放している箇所があります。
『マジック:ザ・ギャザリング』無料体験会は多くの試遊台があり、賑わっていました。
スタッフの方に「ドラフト式ですか?」と訊いた所、ブースターパックを3個購入でドラフトの遊び方のレクチャーを受けながら楽しむ事も出来るとのでした。
無料体験会はすぐに遊べるように組まれたスタートデッキで遊ぶようですね。
スタッフ:「ドラフトをご存知という事は経験者ですね?」
著者:「いや…プレイしていたのは3~4版(日本語版が無かった時代)の頃ですし…。ルールも大分変わっていますよね?」
体験会は11時の時点で昼の部まで予約が埋まっていて、午後の分の整理券を配布しているという話でした。
まとめ
本来は試遊台で遊んで新作ボードゲームの記事を書くべきなのでしょうが、午後は通販しているボードゲームが届く為、早目撤収。
欲しいものは多々あるのですが、これ以上購入すると持ち帰れない為、持ち運べるだけの大きさと量にしています。
小さなお子さんを連れて試遊だけする方や、スーツケースを持ってきてたくさん購入する方、イベントに参加される方…楽しみ方は色々です。
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