同期の人間が上司から新しい仕事や難題を任されて、どんどん成長していく姿を見ると、「頑張っているな。自分も負けないように頑張ろう!」と刺激を受けてやる気になるでしょう。
一方で、「なぜあいつだけチャンスが多くもらえて、評価されるのか。このまま自分だけ取り残される」と不安や焦りを感じます。
負の感情にとらわれていると、仕事に前向きに取り組めず、さらに自分だけチャンスをもらうことができないという悪循環に陥ります。
この記事では上司から仕事のチャンスがなかなかもらえず、不安や焦りを感じ悪循環に陥っている人に対して、上司からうまくチャンスをもらうことでステップアップしていく3つの方法をご紹介します。
普段からの準備とアピールでチャンスをつかめる確率が高まるので、ぜひ試してみてください。
1.目の前の仕事を確実にこなし、実力を示し安心感をもたせる
上司の立場からすると、部下に仕事を任せても、いい加減でミスも多かったら不信感を抱き、安心して新しい仕事(=チャンス)を任せる気にはなれません。
だからこそ、上司からチャンスをもらうためには、今目の前にある仕事を確実にこなすことが大切です。
それにより、現状の仕事なら問題なく出来るという実力を誇示でき、上司に安心してもらうことができます。
逆にいえば、上司からチャンスがもらえていないという事は、今目の前にある仕事を十分にこなしていると上司から見られていない可能性があります。
目の前にある仕事についても、気を引き締めて、上司にアピールできるような仕事をしましょう。
例えば、いつもデータの処理ばかり任されて、物足りなさを感じているとします。
それでも、ミスの確率を徹底的に減らす、少しでもスピードアップする方法を考えるなど、仕事効率化の徹底を図りましょう。
さらに、自分のやり方をマニュアル化して、他の人がする場合でも、同じレベルで取り組めるようにします。
業務の標準化を図ってコストを削減できれば、会社の業績向上に貢献できます。
当面の仕事に不平不満を言わず、品質やスピードの向上に努めます。
こういった仕事効率化の取り組みを行いながら、目の前の仕事を確実にこなすことによって上司に積極的にアピールしていきましょう。
前向きな姿勢とレベルの高い仕事ぶりを見せれば、上司からの信頼も得られ、より高度な仕事をするチャンスをもらうことが可能になるでしょう。
2.チャンスがいつ来てもいいように準備をしておく
上司からチャンスをもらうことができたとしても、やる気ばかりが先行していて実力が伴っていなかったら、せっかくのチャンスを台無しにしてしまいます。
いざというときのために、チャンスがいつ来てもいいように、普段から入念に準備をしておく必要があります。
例えば、いずれ商品開発の仕事をしたいと思っていたとしましょう。
商品開発をする以上は、アイデアを生み出す発想力、試行錯誤を繰り返す忍耐力、商品化に向けて関係者の協力を取り付ける行動力など、様々なスキルが要求されます。
普段から、自分なりに商品開発のイメージトレーニングをしておいて、上記の求められるスキルを磨いておきましょう。
商品開発担当の人に話を聞いたり、書籍や外部セミナーを利用したりするのも効果的です。
準備を入念にしておくことで、自信も出てきます。
スキルと自信の双方が備わっていれば、上司の見方も変わり、上司からチャンスをもらうことも可能になるでしょう。
3.小さなことでもいいので商品や業務の改善を提案してみる
来るべきときに向けて、準備を万全にしておくことは大切です。
ただし、過剰にならない範囲で、自分に実力があることを自然に上司にアピールすることも、チャンスをもらうには必要です。
実力と意欲を示すには、現状の問題点をふまえて、商品や業務の改善を提案してみると効果的です。
例えば、人事部員で採用業務に就きたい人が、中途採用基準があいまいであることに気づいたとします。
採用業務効率化に向けて、自社の求める人材像から考えて、知識やスキル、意欲などの面から採用基準を整理してまとめます。
管理職や一般社員などの階層ごと、営業や経理などの職種ごとにまとめましょう。
より実践的なものにするために、普段から採用業務を観察していて気づいたことをメモしておき、採用基準案に反映させます。
現在の採用担当者から聞いた話も盛り込むと、内容が充実します。
まとめた採用基準を、直属の上司や採用関係の上司が暇なときにさりげなく見せてみましょう。
上司の反応次第では、意欲的な姿勢を評価されて、実際に採用業務に就くチャンスをもらうことができるでしょう。
チャンスに備えて準備万端にしつつ、アピールも忘れない
上司からチャンスをもらうためには、目の前の仕事に全力で取り組み、現状のレベルの仕事なら確実にこなせるという実力を示し、安心感を抱いてもらう必要があります。
一方で、実際にチャンスをもらったときに困らないために、準備を万全にしておかなければなりません。
勉強したり見聞きしたりして、知識やスキルを向上させておきましょう。
また、商品や業務の改善について、小さなことでもいいので提案してみるのも効果的です。
自分は現状で満足しておらず、新たな仕事に取り組みたいという前向きな姿勢をアピールするのです。
来るべきときに向けて、目の前の仕事をしっかりこなしつつ、準備も入念に行い、自然な形で実力と意欲をアピールしていきましょう。
積極性は上司に伝わり、チャンスをもらうことができる可能性が高まります。
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