仕事では大抵の場合目標を課せられ、その達成に向けて努力しなければなりません。
しかし、自分のせいや周囲の環境など様々な事情から、なかなか目標を達成できずに悩んでいる人もいるでしょう。
目標を達成できないと、降格や降給などの処分が下されモチベーションも下がり、生産性が低下しかねません。
その結果会社全体としても、業務が非効率になってしまいます。
そうならないように、仕事で目標を達成できなくて悩んでいる人に対し、この記事では、目標を達成しやすくするための4つの方法をご紹介しましょう。
自分でアメとムチを上手く使い分けて、気持ちや状況をコントロールしていく方法なので、特に難しくありません。
ぜひ試してみて下さい。
1.目標達成時のメリットを決め、それをモチベーションにする
人間は、何かを頑張る時に、何もご褒美がないとなかなかモチベーションが上がりません。
それは仕事で目標を達成しようとする際も同じです。
「この仕事を頑張ってやりとげれば、〇〇ができる!」などというように、目標達成時のメリットを決めておき、それを発奮材料にして頑張るように、自分を鼓舞しましょう。
例えば「しばらく有給休暇をまとめて取って旅行に行く」「ずっと観たかった映画を鑑賞しに行く」などのプライベートに関することで構いません。
もちろん、仕事で「昇格や昇給が待っている」と期待するのもよいでしょう。
いずれにせよ、将来のメリットを頭に浮かべられれば、仕事のモチベーションも上がり目標も達成しやすくなります。
2.目標を達成する過程で知識やスキルを得ることを楽しみにする
仕事は結果を出さなければならないので、目標を達成することは必須です。
しかし、目先の結果ばかりにこだわっていると、プレッシャーが重くのしかかりストレスも溜まります。
そこで、結果に至るまでのプロセスにも着目し、その過程を楽しもうとする余裕も大切です。
仕事で必要な知識やスキルを得られれば、知的欲求も満たされ、気分もよくなり仕事が捗ります。
例えば、営業の仕事でノルマを課されていても、顧客とのやり取りを通じて商品知識やコミュニケーション能力を身に付けられれば、仕事が楽しくなってやる気も高まります。
それにより目標達成もしやすくなるでしょう。
結果が大事なのは重々承知の上で、それでもそのプロセスを楽しむ心のゆとりを持つようにして下さい。
3.周りに目標を宣言して、達成すべき状況に自分を追い込む
自分の意志が強い人は、何も言わずに黙って仕事を実行できます。
しかし、そういう人はなかなか少なくて、「誰も見ていない、誰も知らないなら、妥協してもいいや」と思いがちです。
そうなると、挫折して目標を達成するのは難しくなります。
そこで、周りに目標を宣言して、達成せざるを得ない状況に自分を追い込んでしまうのも一つの手です。
仕事仲間でもプライベートの友人でもいいので、「今月はこれだけ目標がある。絶対達成するから」などと言い切ってしまいます。
そうすると、他人に言った手前結果を出せないと恥ずかしいので、いい意味でプレッシャーになります。
そのように自分で自分の尻を叩いて追い込むことも、仕事をするうえで時には必要になります。
4.日々、最低限達成すべきノルマを自分に課す
仕事での達成すべき目標は、半年ごとに課される場合が多いでしょう。
例えば、「上半期で新規開拓先を〇件増やす」などと言った感じです。
しかし、半年のように長期間かけて、大きな目標を達成しようとしても、その間モチベーションを維持するのは難しくなります。
そこで、その長期間を短く区切って、その短期間ごとに達成すべきノルマを課すとよいでしょう。
例えば、「最初の1か月目で〇件増やす。そのために今日は〇〇をする」などのように、やるべきことを分割し、1か月や1日単位で割り振っていきます。
それにより、当面やるべきことが明確になり、やろうという気になれます。
なお、こうすれば仕事で目標も達成しやすくなりますが、その分当面のノルマはきちんと実行しなければなりません。
自分に対し、時に甘く時に厳しくしつつ、目標を達成していく
仕事をする上では、目標を達成した時のご褒美を決めておいて、それを期待しつつ行うとよいでしょう。
また、目標達成までの過程で、仕事に欠かせない知識やスキルを身に付ける楽しみも持つと、モチベーションを維持出来ます。
一方で、公私問わず周りに目標を宣言することで、達成せざるを得ない状況に自分を追い込むのも効果的です。
さらに、目標を分割して当面やるべきことを明確にし、達成しやすくする一方で、決めた以上は必ず実行するという方法もあります。
このように、自分に対してアメを与える一方で、ムチも上手く使いつつ、気持ちや状況をコントロールしていくことが大切です。
それが上手く行けば、やる気を維持したまま仕事ができ、最終的に目標を達成しやすくなるでしょう。
各自がそうして目標を達成でき、その結果適正に処遇されれば、より一層仕事への意欲も向上します。
それにより、会社全体の生産性や効率性も高まり、個人にとっても組織にとってもプラスとなるのです。
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