長引く胃痛の原因はピロリ菌?胃の痛みが長引いている人は要注意!







長引く胃の痛みに悩まされていませんか?

胃の痛みはストレスや食べ過ぎなど、様々な原因がありますが、慢性的に胃痛に悩まされているのであれば、それはピロリ菌のせいかもしれません。

 

今回は

  • ピロリ菌とはどんな菌なのか
  • 感染するとどのようば病気になるのか
  • ピロリ菌の検査法と除菌法

についてご紹介します。

 

そもそもピロリ菌とは

ピロリ菌は、私たちの胃の中に住むことができる細菌です。

私たちの胃は、胃酸によって非常に強い酸性になっているため、普通の細菌はこの酸によって死んでしまいます。

しかしピロリ菌は「ウレアーゼ」という酵素を出して、自分の周りにアンモニアを発生させます。

アンモニアはアルカリ性なので、胃酸を中和します。

そのおかげで、ピロリ菌は強い胃酸の中でも生きていくことができるのです。

 

ピロリ菌にどうやって感染するのかは、まだはっきりとは解明されていません。

年齢があがるほど感染率は上がるので、上下水道がまだ発達していなかった頃の生水(井戸水など)が主な原因ではないかと言われています。

しかし、若い人でも感染している人はいるので、最近は口移しでも感染するのではないかと考えられています。

 

ピロリ菌による病気や症状はどんなものがある?

ピロリ菌に感染しても、初めは特に症状はありません。

しかし、徐々に慢性胃炎胃潰瘍十二指腸潰瘍などの病気になる人がいます。

さらに感染が長引くと、胃がんや、血液の病気になる可能性もあります。

 

あなたも、慢性的な胃の痛みに悩まされていませんか?

その胃の痛みの原因はもしかするとピロリ菌が原因かもしれません。

次のような症状がある場合は注意が必要です。

  • お腹の上の方やみぞおちの辺りが痛い
  • 吐き気や胸やけを感じる
  • 吐いたものや便に血液が混じる(赤く見えることも黒く見えることもある)

 

ピロリ菌を見つけるにはどうしたら良いか

ピロリ菌の検査は様々な方法で行うことができます。

今回は、簡単で比較的行われることが多い検査法についてご紹介します。

 

病院や健診センターの設備によって受けられる検査は違います。

以下にご紹介した検査で、「どうしてもこのやり方でやってほしい」という希望があれば、受診前に病院や健診センターに問い合わせすることをおすすめします。

 

呼気検査

呼気検査では、薬を患者さんに1錠飲んでもらいます。

薬を飲む前と後の吐いた息を袋に集め、この息を検査します。

 

患者さんに飲んでもらう薬には、目印をつけた炭素が含まれています。

胃の中にピロリ菌がいると、この薬を分解するため目印をつけた炭素が二酸化炭素となって吐いた息のなかに出てきます。

薬の飲む前と後の、目印をつけた炭素の量を比べ、明らかに量が増えているようであれば、ピロリ菌に感染していると判断します。

 

この検査では、食べ物や飲み物、たばこの影響が大きいため、検査当日は絶飲食となります。

それ以外は、息を吐いてもらい、薬を飲んで、また息を吐くだけなので、比較的患者さんの負担が非常に少ない検査です。

 

便検査

胃の中に住んで増殖するピロリ菌ですが、一部のピロリ菌は便と一緒に体の外へ排出されます。

ですから、便の中にピロリ菌の一部がないかを調べれることでピロリ菌がいるかを検査できます。

 

患者さんには便を専用の容器にとって来てもらい、その便を使って検査します。

検査のイメージとしては妊娠検査薬と同じで、陽性の線が現れたらピロリ菌に感染していると判断します。

 

便検査は痛みを伴いませんが、患者さんが自分の便を持ってくることに抵抗がある方がいます。

また、便は少量でいいのですが、取り方も全体をこするようにして採取しなければいけないので、患者さんには少し負担のかかる検査です。

 

胃生検

患者さんに胃カメラの検査をし、その時に胃の組織の一部を採取します。

採取した組織を染色液で染めて顕微鏡で観察し、ピロリ菌がいないか検査します。

 

胃カメラを入れるので、患者さんには負担の大きい検査です。

ですので、どちらかというとピロリ菌の検査は「胃カメラのついで」で実施されることが多いです。

 

ピロリ菌を除菌するにはどうすれば良い?

ピロリ菌に感染していても、抗生物質を飲むことで除菌することが出来ます。

除菌のためには、1週間ほど薬を飲み続けなければなりませんが、正しく服用すると75~90%の人が除菌できると言われています。

1回目の除菌でうまくいかなくても、2回目にもう一度除菌すれば、多くの患者さんで除菌が可能です。

私も仕事でピロリ菌の検査を行っていますが、多くの患者さんで除菌できていると実感しています。

 

まとめ

  1. ピロリ菌は胃の中に住む細菌である。
  2. ピロリ菌に感染すると、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍になる可能性がある。
  3. 感染が長引くと、胃がんや血液の病気になる人もいる。
  4. ピロリ菌の検査には、呼気検査、便検査、胃生検がある。
  5. 抗生物質を1週間飲むと、ピロリ菌は除菌できる。1回で除菌できなくても、2回目で除菌できることもある。

 

ピロリ菌は感染していても、普段はあまり症状が出ません。

しかし、長引く胃の痛みがある場合、ピロリ菌に感染している可能性があります。

除菌すれば再感染はほとんどないと言われているので、1度検査してみてはいかがでしょうか。










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