あなたは「歴史能力検定(通称:歴検)」の存在を知っていますか?
必修5教科のうち、社会が最も得意という学生さん、趣味で日頃から歴史の勉強、研究をしているという社会人の方、ぜひ歴史能力検定を受験してみませんか?
「歴史能力検定」は歴史が好きな方におススメな資格
現代はどこへ就職するのにも資格が必要な時代となり、その資格が学校の入学試験や自己PRの題材となることもあります。
今や検定などの資格は、人によっては教師になるために必要な教員免許、自動車を整備するために必要な自動車整備士などの資格に匹敵するほど、重要な武器です。
しかし、学生時代を振り返ってみてください。学校の先生によく勧められたのは漢字能力検定(通称:漢検)や実用英語技能検定(通称:英検)、数学検定(通称:数検)といった、言わずもがな誰でも知っていて、たいてい誰でも保有しているような資格ばかりではないでしょうか?
取得しなければならないのなら、試験勉強の苦痛を少しでも感じることなくなおかつ保有者が珍しく、なおかつ自分の将来の夢を果たしたりや能力を示したりできる資格をとるべきだと、私は考えます。
国・数・英・社・理の必修5教科のうち、社会が最も得意で特に歴史が好きだという方、趣味でインターネットや本を活用し日頃から歴史に触れている、研究している方。その得意分野の能力を資格にしたいとは思いませんか?
そういう方におススメなのが、本記事で取り上げる歴史能力検定(通称:歴検)です。
歴史能力検定とは
歴史能力検定(通称:歴検)は、歴史能力検定協会が主催している民間の検定です。
資格のレベルは5級から1級まであり、3級以上は「日本史」と「世界史」に科目が分かれます。
それぞれ筆記試験で合格か不合格かを判定されます。
先ほど「日本史」と「世界史」に科目が分かれると記載しましたが、それぞれ単体の試験となりますので、どちらか一方だけを受験することも両方受験することもできます。
ただし、3級以上からは「歴史能力検定 日本史 3級」だったり「歴史能力検定 世界史 2級」というように日本史と世界史は明確に区別されます。
そのため、どちらか一方を受験し合格しただけでは、その級を完全にコンプリートしたことにはなりません。
受験資格の有無は?
歴史能力検定には受験するために必要となる資格はありません。
たとえば「社会科の評定平均がいつく以上」、「○○学部(学科)卒業以上」という学歴や学校の成績も問われることはありません。
誰でも受験することができます。
また、必ず下位の級を合格していなければならないという規定もないので、いきなり3級以上から受験しても問題はありません。
ただし、3級以上にもなるとそれなりに問題の難易度が高くなるので、あまり過信せずにとりたいと考えている級の下位から受験することをおススメします。
また、歴史能力検定には年齢制限がありません。
5級から1級までの合格者の中には、最年少が小学1年生(7歳)、最高齢が78歳(大学教授)です。
歴史能力検定の申込方法
歴史能力検定は個人で検定の申込をする方法と学校・塾・サークルなどの団体でまとめて申し込む団体申込をする方法があります。
個人申込の場合は受験者がインターネット、もしくは専用の願書(郵便局の郵便払込取扱票)にて申し込みをすることができます。
団体申込の場合は、団体の代表者か監督者がインターネットか郵便払込取扱票で受験者の人数分をまとめて申し込むことができます。
ただし、団体申込は受験者が5名以上でなければ団体扱いになりません。
申し込みの際に受験料の支払いを済ませるのですが、インターネットから申し込む場合はクレジットカード決済かコンビニ決済を利用できます。
郵便払込取扱票にて申し込む場合は、ATMか郵便局の窓口で取り扱ってくれます。
受験料を支払うまで検定の申込は完了されません。申し込みフォームの入力だけを済ませて受験料を支払っていない場合は自動的にキャンセルされますので、ご注意ください。
試験会場について
試験会場は歴史能力検定協会が指定する全国32ヶ所の会場で受験できます。
団体申込の場合は、準会場として学校や塾などで試験を受けることができます。
また、指定の会場は市区町村などの自治体が運営する市民ホールや大学、専門学校、新聞社や出版社の本社など地区によって異なるので、事前に最寄りの試験会場がどこにあるのかを確認するべきです。
また、受験予定者をオーバーした場合は他の会場を指定されることもあるそうなので、受験票が届いたら受験する級や番号だけでなく、試験会場も確認しましょう。
これから受験をお考えの方へ
中・高・大の受験に備えたり自身の歴史の能力を客観的に推し量ったりすることを目的とするのもよいでしょう。
歴史能力検定に合格するとあなたの得意な歴史の能力を資格に変えることができます。
こちらの記事を読んで歴史能力検定の存在を知った方、認知していたけどまだ受験するに至っていない方。
ぜひ一度でも歴史能力検定を受験してみてください。
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