『イノベーション』専門用語だらけで癖が強いゲーム!でも面白さ抜群!







ボードゲームの中には、時折「専門用語」が出てきます。

この専門用語を使って会話していると、ボードゲーム通になったような気がして少し楽しいものです。

今回はそんな専門用語だらけのゲーム「イノベーション」をご紹介します。

 

日本語版では翻訳の癖が少し強いのも特徴です(2人称が「あなた」だったり「お前」だったりします)。

初めに申し上げておきますが、このゲーム、非常に人を選ぶゲームです。その辺りも順におって説明していきます。

 

【イノベーション】カードの種類

プレイヤーをサポートする小さなボードがある以外は全てカードでゲームが進行します。

 

「技術革新カード」と呼ばれるそれぞれのカードは赤、紫、黄色、緑、青の5色あり、裏面には1~10の「時代」が書かれています。

 

ゲーム開始時にはこの「時代」ごとに山札にするのですが、実際にゲームを進めてみると、時代が急に飛んだり戻ったりする、という点では他の「時代」が存在するゲームとは一線を画しています。

と、言うのもカードによっては時代を指定してカードを引いてこれたり、その時代にカードがない場合はその上から引いてこれたりと、様々な手段で先の時代に進んでいけるからです。

 

そして、後半の時代のカードは凄まじいパワーを発揮してきます。

そのあまりのパワーに、後半どちらかに有利が傾くと急展開でゲームが終了することもしばしば、というところもこのゲームの好みが分かれる所以でしょうか。

 

後半になればなるほど放物線を描いて加速していくゲーム展開が面白い、と思えるプレイヤーにとってはこの「イノベーション」というカードゲームは「ツボ」にハマるゲームになるでしょう。

 

イノベーションの様々な効果(専門用語)

 

イノベーションでは独特な専門用語を多く用います。

その専門用語がふんだんに使われているのが、カードの効果です。

このゲームに慣れてくると、これらの言葉達が飛び交う世界が形成されていきます。

その専門用語たちを紹介していきましょう。

 

メルド

ただ純粋に、手札からカードを自分の場に出すことです。

「場に出す」で良いのではと思ってしまいますが、そんなところまで専門用語にしてしまうところが、このゲームの良さのひとつかもしれません。

メルドしたカードはカードの色別に自分の場に山にして積んでいきます。

このうち、各色の一番上のカードのみ後述の「ドグマ」が発動できます。

 

ドグマ(教義)

カードの効果です。

これも「効果」とシンプルに言わないところが良いですね。

ドグマには協力型教義優越型教義があります。

 

供給アイコン

ドグマに影響を及ぼすものです。全てのカードにはこの供給アイコンが描かれています。

全てのドグマには供給アイコンが指定されており、協力型教義では指定された供給アイコンを自分と同じか、より多く持っているプレイヤーのみ効果を受けることができます。

逆に、優越型教義は供給アイコンが自分より少ないプレイヤーに、その効果を要求できます。

供給アイコンの数については、下の「スプレイ」の項目で解説します。

 

スプレイ

スプレイ(ボードゲームアリーナのプレイ画面)

 

自分のカードの山を画像のようにスライドします。(下のカードが見えるようにします)

基本的にはスプレイする山の色と方向が指定されており、指定された色の山を指定された方向にずらします。

 

上の画像ではわかりやすいように同じカードをそれぞれ右、左、上にスプレイしています。

同じカードでもスプレイする方向によって画像のように表に見える供給アイコンの数が違います。

 

上の画像で使用している灰色の供給アイコンは「塔」の供給アイコンで、この他に「王冠」「葉」「電球」「工場」「時計」の合計6つの供給アイコンがあります。

六角形のアイコンは「イメージアイコン」というただのフレーバーであり、意味はありません。

 

この画像の場合、塔の供給アイコンは右か上にスプレイすると7個、左だと5個となります。

基本的には、上にスプレイするのが最も強力で、続いて右、左となります。

 

タック

自分の場の山の中で指定された色のカードの山の下に、手札や山札からカードを追加します。

スプレイされた山にタックする場合、タックしたカードも自動的にスプレイされます。

 

影響点

勝利のために必要な点数です。

スコアボードにドグマなどでカードを送ることで増やしていけます。

影響点=スコアボードにあるカードの時代の合計で、影響点を得るための決まったルールはなく、カードの効果のみで増やしていくものになっています。

 

アチーブメント

「時代ごとのアチーブメント」と、特殊な条件を達成すると獲得できる「特殊アチーブメント」があり、例えば「軍事」という特殊アチーブメントならば全ての供給アイコンを3つずつ持った瞬間に自動的に達成されます。

時代ごとのアチーブメントは、支配したい時代の数値×5点の影響点を持っている場合に、1アクションを消費して達成(獲得)出来ます。

 

「イノベーション」ゲーム進行

 

初めは全てのカードは時代ごとに山札になっています。合計105枚が9つの時代に分かれているため、時代ごとの山札は比較的すぐに無くなっていきます。

 

初めに、それぞれの時代の山札から1枚ずつ裏向きのまま取って並べておきます。

この9枚のカードが先述の時代ごとのアチーブメントとなります。

また、この時全ての特殊アチーブメントも並べておきます。

アチーブメントに関しては、プレイ中に頻繁に触れるものではないので、手の届く位置であればどこに置いておいても大丈夫です。

 

自分の場(ボードゲームアリーナのプレイ画面)

自分の場の位置関係は上の画像のようにします。手札は手に持ちます。

スコアボード、及びアチーブメントにカードを置く場合、常に裏向きのまま置かれます。

これらのカードの表側は特殊な効果を除いて確認する事はできません。

 

各プレイヤー、時代1から2枚ずつカードを引いてゲーム開始です。

手番のプレイヤーは以下のアクションから選択して2回のアクションを行えます。

  • カードを引く
  • メルドする
  • ドグマを発動(「様々な用語」を参照)
  • 時代ごとのアチーブメントを獲得(「様々な用語」を参照)

 

ただし、スタートプレイヤーの1番始めの手番のみ、1回のアクションしか行えません。

 

カードを引く

「カードを引く」では自分の場に出している最も時代の進んだ(時代の数値の大きい)カードと同じ時代のカードを引く事ができます。

もしその時代の山札がない場合、それよりひとつ数値の大きい時代のカードを引けます。さらにその時代の山札が無い場合も同様です。

また、場にカードがない場合は1の時代のカードを引きます。この場合も山札がない場合は先程のルールに従います。

 

メルドする

「メルド」する場合、自分の出したいカードと同じ色のカードがない場合はそのまま場に出し、ある場合は同じ色のカードの上に積んでいきます。

その山札がスプレイされている場合、自動的にスプレイされた状態でメルドされます。

この2アクションの手番を順番に繰り返していき、特殊アチーブメントを含めたアチーブメントが6つになった時点で、そのプレイヤーの勝利となります。

 

イノベーションの面白さは大味なゲーム性

 

好みが分かれる要因は専門用語の多さというよりはゲーム性にあり、レビューなどでも時折酷評されているのを見かけます。

特に後半に出せるカードにおいては、毎ターン発動するだけで相手の影響点を奪い続けたり、場合によっては相手の優勢を一気にひっくり返してしまうようなことも出来てしまうので、計算して勝利を狙うゲームが好きな人には理解されづらいと思います。

ただ、ゲームを熟練してくると、その辺りの戦略性もしっかり生まれてきます。

 

例えば、相手に大きな影響を与える優越型教義ですが、これは相手より多い供給アイコンを持っていないと効果を発動できないので、積極的にスプレイを使い、常に相手より多くの供給アイコンを持っていれば影響を受けません。

また、相手より多く供給アイコンを持っていると、協力型教義も常に相手と同じ恩恵を受けることが出来るので、結局は序盤に影響点を稼いでいくのではなく(勿論狙っていけるならば狙いたいですが)、供給アイコンをいかに増やしていけるか、というゲーム性なのです。

 

そういう点を考慮すると実は結構考えることも多く面白いゲームなのですが、実際に友人などとプレイする場合は、まず「専門用語が多くて翻訳の癖が強い大味なゲーム」という紹介をしたほうが良いでしょう。

 

まずハードルを下げて笑いながらプレイしているうちに、徐々に隠された戦略性に気づいていくと、よりこのゲームにのめり込んでいけると思います。

 

まとめ

 

「イノベーション」はかなり癖の強いゲームですが、初めて見るプレイヤーには独特な世界観が逆にウケると思います。

是非「メルドしてドグマを発動してタックしてスプレイするゲームをやろう!」と誘ってみてください。










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