最近では格安SIMとiPhoneをセットで販売する格安SIMの会社が増えています。
そして大手携帯キャリアと同様に音声通話SIMとセットで契約することでiPhoneをお得に購入できるプランの取り扱いも増えてきています。
特に格安SIMとセットで購入しやすいのがiPhone6sなのですが、どの格安SIMとセットで購入するのが最もお得なのでしょうか。
本記事では各社のプランや2年間利用した場合の総額を比較していきます。
iPhone6sがセット購入できる事業者は?
iPhoneシリーズはライセンスの取得が難しいためセット販売を行っている業者はあまり多くありません。
しかし大手携帯キャリアのサブブランドであるワイモバイルやUQmobile、BIGLOBEモバイルなどでは国内正規品のiPhoneの取扱いがありますし、QTモバイルではメーカー認定整備品のiPhoneの取り扱いがあります。
これらの格安SIM事業者では、やや古いものの日常生活で利用する分には不自由なく利用でき、サイズ感もちょうどよいiPhone6sのセット購入が可能であり、アップルのオンラインストアなどでSIMフリーモデルを購入するよりもセットでお得に購入できます。
この4社でiPhone6sをセット購入した場合にはどの事業者が最もお得になるのかを確認していきましょう。
各社のプランを比較!
ワイモバイル・UQmobile・BIGLOBEモバイル・QTモバイルでiPhone6sを最もお得に購入できると考えられるプランを比較していきます。
なお端末価格やプランの利用料金は2017年7月時点のものとし、公平性を保つために契約期間は2年、利用できる通信量は2GBもしくは3GBのプランを選択し、音声通話定額プランへ加入するものとします。
また購入するiPhoneはiPhone6sの32GB(QTモバイルのみ64GB)とし、期間限定のキャンペーンなどは考慮しないものとします。
<ワイモバイルの場合>
スマホプランS(2年間は月間のデータ通信量が2GB・1回あたり10分以内の通話がかけ放題)で契約し、端末は24回払の割賦支払いで購入。
最初の1年間の基本使用料…3,758円
2年目の基本使用料…4,838円(ワンキュッパ割がなくなるため)
2年間の総額…45,096円(1年目の基本使用料)+58,056円(2年目の基本使用料)=103,152円(税込み)
<UQmobileの場合>
おしゃべりプランS(2年間は月間のデータ通信量が2GB・1回あたり5分以内の通話がかけ放題)で契約し、端末は24回払の割賦支払いで購入。
最初の1年間の基本使用料…3,758円
2年目の基本使用料…4,838円
2年間の総額…103,152円(税込み/ワイモバイルと同額)
<BIGLOBEモバイルの場合>
スマホまる得プランS+(データ通信量が3GB・BIGLOBEでんわアプリを通じて1回あたり10分以内の通話がかけ放題)で契約し、端末は24回払の割賦払いで購入。
最初の1年間の基本使用料…4,780円
2年目の基本使用料…5,830円
2年間の総額…{57,360円(1年目の基本使用料)+69,960円(2年目の基本使用)}×1.08(税金分)=137,506円(税込み)
<QTモバイル場合>
ドコモ回線のデータ+通話コース(3GBプラン)を契約し、10分かけ放題の通話定額オプションに加入し、端末は一括払いで購入。
2,592円(月額基本使用料+オプション料)×24ケ月+71,280円(端末代)=133,488円(税込み)
比較結果
こうして比較してみますと、ワイモバイルとUQmobileの間では差がなく、BIGLOBEモバイルとQTモバイルがやや割高という結果ができました。
しかしBIGLOBEモバイルではプランS+以上のスマホまる得プランを契約してiPhoneをセット購入した場合には端末購入補助サービスとして月額1,050円利用料金が割引されるキャンペーンが断続的に実施されています。
このキャンペーンが適用された場合にはBIGLOBEモバイルとワイモバイル/UQmobileとの差は縮まります。
本当にお得なのはどの通信事業者?
単純に料金面を比較するとワイモバイルとUQmobileは同額ですが、無料通話分に注目するとワイモバイルのほうが1回あたりの通話時間が10分と長くなっています。
加えてワイモバイルの契約者であれば自動的にヤフープレミアム会員になれるので、2018年7月時点でiPhone6sをセット購入するのであればワイモバイルが最も安くお得に利用できることが分かります。
なお、長期間快適にiPhone6sを利用しようと考えるのであればQTモバイルを選択するのも有効です。
QTモバイルは月額基本使用料がこの4社の中で最も安いため利用期間が3年目や4年目に突入するとワイモバイルやUQmobileとの差がどんどん縮まります。
ストレージの容量も64GBと他社の2倍ですし、通話定額オプションは任意の契約なので不要であれば必ずしも付帯する必要はありません。
仮に通話定額オプションを付帯しない場合には月額918円の節約になります。
これが2年間積み重なると22,032円と高額になるため、あまり通話をしない場合には必要に応じてオプションに加入したり外したりするなどの工夫をすると良いでしょう。
まとめ
iPhone6sを格安SIMとセットで購入する場合、2018年7月時点ではワイモバイルが最もお得ということが分かりました。
但し長期間iPhone6sを利用しようと考えている場合や通話はLINEなどを利用していて音声通話発信はほとんどしない場合にはQTモバイルも有効な選択肢となります。
自分のライフスタイルに合わせてワイモバイルかQTモバイルを選ぶと良いでしょう。
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