善玉コレステロールと悪玉コレステロールは何が違う?コレステロールの役割とは?







コレステロールというと、体の厄介者というイメージがあります。

確かにコレステロール値が高いと動脈硬化のリスクは高まりますが、実はコレステロールは人の体にとってなくてはならないものなのです。

 

今回はコレステロールの体での役割と、善玉コレステロールと悪玉コレステロールの違い、そしてコレステロールを下げるための改善法を中心にご紹介します。

「善玉コレステロールが高いから心配いらないわ」と思っているあなたも、記事を読んでいくと安心してられなくなりますよ。

 

コレステロールには大事な役割がある!コレステロールは厄介者ではない!

コレステロールの役割は大きく2つあります。

それは細胞膜の構成成分であるということと、ホルモンの材料となることです。

 

①細胞膜の構成成分

私たちの体はたくさんの細胞が集まってできています。

この細胞は「細胞膜」という膜に囲まれて1個1個の細胞が分けられています。

この細胞膜の構成成分のひとつがコレステロールです。

細胞膜のコレステロールがなくなってしまうと、細胞が固くなりすぎたり、細胞同士の情報伝達が出来なくなったりしてしまいます。

 

②一部のホルモンの材料

コレステロールは女性ホルモンや男性ホルモンをはじめ、一部のホルモンの材料になります。

ホルモンは生命を維持するための情報伝達の役割を担っていますので、コレステロールがなくなると生命が維持できなくなってしまいます。

ちなみに女性が閉経すると急にコレステロールが上がるといわれますが、これは、女性ホルモンの分泌が減ると閉経するからです。

閉経する時にはコレステロールが女性ホルモンの材料として使われなくなって、体の中で余ってしまうことでコレステロール値が上昇するのです。

 

このように、コレステロールは私たちの体の中で非常に重要な役割を担っています。

コレステロールは動脈硬化のリスクとして悪者と思われがちですが、私たちの体にはなくてはならないものなのです。

 

善玉コレステロールと悪玉コレステロールは何が違うの?

コレステロールといえば、善玉・悪玉と呼ばれるものがありますね。

善玉・悪玉コレステロールはどのように決まるのかというと、コレステロールがくっつくタンパク質によって決まります。

人間の体は60%が水分で出来ていますが、水と油は混じり合いませんから、コレステロールもそのままでは体の中に溶け込むことができません。

そのため、コレステロールは体の中でタンパク質にくっついて存在しています。

そのタンパク質の名称がLDLHDLといいます。

 

LDLというタンパク質はコレステロールを肝臓から全身へ運ぶ働きをします。

HDLというタンパク質は逆にコレステロールを全身から肝臓へ運ぶ働きをします。

 

肝臓ではコレステロールを代謝してくれます。

しかし、全身に運ばれたコレステロールは多すぎると血液中にたまり、その量が多すぎると血管にくっついて動脈硬化を引き起こします。

ですから、肝臓から全身へコレステロールを運ぶLDL-コレステロール悪玉コレステロールと呼ばれ、全身から肝臓にコレステロールを運ぶHDL-コレステロール善玉コレステロールと呼ばれるのです。

そして、LDL-コレステロールとHDL-コレステロールを合わせたものが総コレステロールになります。

  • 肝臓から全身へコレステロールを運ぶ➡悪玉コレステロール(LDL-コレステロール)
  • 全身から肝臓へコレステロールを運ぶ➡善玉コレステロール(HDL-コレステロール

 

善玉コレステロールが高ければ動脈硬化の心配はない?

 

善玉コレステロールは全身からコレステロールを回収してくれるので、検査結果で善玉コレステロールが高ければ安心と思いますよね。

しかし、最近の研究で必ずしも安心できないということがわかってきました。

善玉コレステロールのなかには、働きが良くないものもいるということがわかったのです。

いくら善玉コレステロールが多くても、働きの悪い善玉コレステロールばかり多いのでは、全身のコレステロールは回収しきれません。

全身のコレステロールが多く余れば、動脈硬化を引き起こす可能性があるのです。

更に残念なことに、働きの悪い善玉コレステロールがどれくらいいるのかは、普通の採血ではわかりません。

ですから、善玉コレステロールが多いからといって安心はできないのです。

 

コレステロールを下げるにはどうしたらいい?

コレステロールを下げるには、食事と運動の習慣の見直しが重要です。

食事は腹八分目にします。

タンパク質は肉よりも魚や大豆で摂るようにしましょう。

特にイワシ・サンマ・サバなどの青魚の油はLDL-コレステロールを下げてくれるので、積極的に食べるといいです。

野菜やキノコなどの食物繊維は積極的にとり、お菓子やお酒は減らすようにします。

 

運動は、コレステロールの代謝を助けてくれますから、積極的に行いましょう。

運動は筋トレなどの負荷の大きい無酸素運動と、ウォーキングなど負荷の軽い有酸素運動に分けられます。

1日に両方行う場合には先に無酸素運動をして、後から有酸素運動を行うと、より効果が出やすいです。

最近はyoutubeなどの動画サイトで様々な運動を紹介している方がいますので、自分が楽しみながら続けられる運動を見つけるといいですね。

 

まとめ

動脈硬化は症状なく進行しますから、健診結果を活用して少しでもリスクを減らしましょう。

コレステロールまとめ
  1. コレステロールは細胞膜を構成したり、ホルモンの材料になるなど、体に欠かせないものである。
  2. コレステロールは体内でタンパク質と結合しており、そのタンパク質をLDL,HDLという。
  3. LDLコレステロールは肝臓から全身へコレステロールを運び、余ったコレステロールは動脈硬化を引き起こすので悪玉コレステロールとよばれる。
  4. HDLコレステロールは全身から肝臓へコレステロールを運び代謝するので、善玉コレステロールとよばれる。
  5. 善玉コレステロールが高くても、働きの悪い善玉コレステロールが多い場合があるので、必ずしも動脈硬化のリスクがないとは言えない。
  6. コレステロールを下げるには、食事と運動の両方から改善することが重要である。









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