盛岡に昔から伝わるおやつ。おいしい盛岡郷土菓子6選







盛岡にも、おじいちゃんおばあちゃんが目を細めて喜ぶ昔ながらのお菓子がたくさんあります。

数ある盛岡の郷土菓子の中から私も大好きでよく食べるおいしいおやつを6つご紹介していきます。

 

しょっぱいお菓子?醤油だんごとおちゃ餅

 

今でもスナック菓子などのようにしょっぱいお菓子があるように、ずっと昔から甘くないものをおやつとして食べていた風習が盛岡にもあるようです。

今回ご紹介する2つのお団子は盛岡の人にはなじみ深い、甘くないおやつです。

 

醤油だんご

醤油だんごと聞くとみたらし団子を思い浮かべる方も多いと思います。みたらし団子は甘じょっぱい味ですが、盛岡の醤油だんごはそうではなく、本当に甘くないのです。

タレをかけるのではなく、お団子自体に醤油の味が染みていて程よく醤油味なのです。

1つの串に5つのだんごが刺してあり、持つ方のおだんごを食べるのに苦労した、小さい頃の思い出があります。甘いものが苦手な方でもこれならおいしく食べられます。

 

最近は盛岡の老舗のお団子やさんが少なくなってきているので、本格的な醤油だんごが食べる機会が少なくなっていますが、数少ない昔ながらのお団子屋さんに行くと、串の持つところがとても短いくらい大きなお団子がさしてあるお店もあります。お盆のお供えに持っていくこともしばしば。

甘いお団子もおいしいですが、こちらもとてもおいしいですよ。

 

おちゃ餅

おちゃ餅はお店によって味のベースがしょうゆ、みそ、クルミといろいろありますが、基本的にはこちらも甘くないお団子です。

おちゃ餅の名前はお団子の形がうちわに似ていたことから名づけられたといいます。

 

そのとおり、お団子と言うと球体型が多いですが、おちゃ餅は平べったくて丸いお団子が3つ、串や割りばしに刺してあります。そして、香ばしく焼いたお団子にお店独自のタレを塗って、更に焼いてあるので本当に香り豊かです。

お団子屋さんに行くと上記醤油だんごと一緒に並んでいます。こちらは醤油だんごよりは甘じょっぱい感じですが、どちらも何本でも行けちゃうほどおいしいです。

 

盛岡のお土産にもおすすめ。豆銀糖とからめ餅

 

豆銀糖とからめ餅、どちらも昔ながらのお団子屋さんでも盛岡市の菓子メーカーでも取り扱っている、盛岡の郷土菓子です。

小さい頃甘いものにあまり興味のなかった高齢の男性の方でもこの二つだけは知っているという方もいらっしゃいます。

私はどちらかと言うと豆銀糖のほうが好きですが、2つの郷土菓子、ご紹介していきます。

 

豆銀糖

豆銀糖はきな粉の味がとても香ばしいお菓子です。

ちょっと固めですが、噛みしめるほどに甘さが口の中に広がるあま~いお菓子です。

きな粉棒やきな粉ひねりのような味で、初めて食べる型にも親しみやすいと思います。豆銀糖の由来は銀の延べ棒を模した形に切り込みを入れて豆銀のような形に小さくして食べることから豆銀糖と言う名前でできたそうです。

 

大体20㎝弱ほどの長さで売られている豆銀糖。

1つ300円ほどから購入することができます。固いのでお年寄りやお子さんには注意してほしいのですが、口に入れていると段々溶けてくるのでじっくり時間をかけて食べると歯の力が弱い方でも食べることができます。

熱いお茶と一緒にいただきたい一品です。

 

からめ餅

こちらは全国的に言う、ゆべしに近いお菓子です。

醤油を少し利かせているものとそうでないものとに味が分かれます。中にクルミが入っていて、モッチモチの食感の中にかりっとした違う食感が混ざっているのがとても楽しいお菓子です。

 

上記豆銀糖とからめ餅はよく1セットになって販売されています。なぜかと言うと、豆銀糖が豆銀をイメージしたお菓子、からめ餅は南部藩時代に金山が栄えたことに由来するようです。

金銀となんだか縁起の良い組み合わせで2つをセットにして販売しているのも納得です。

 

豆銀糖もからめ餅も盛岡駅はもちろん、あちこちの土産物販売店で購入できます。

普段食べるためのものもありますし、お土産用にもたくさんのお店で販売されています。

盛岡の名物の1つとしてぜひ召し上がってみてください。

翁本舗という盛岡の和菓子屋さんのサイト

 

中から出てくるよ?蜜入りきりせんしょとぶちょほまんじゅう

 

ぶちょほまんじゅうは全国ネットのテレビ番組で紹介されたこともあり、耳にしたことがあるという方もいらっしゃると思います。

しかし、盛岡市の広い地域で食べられているかと言うと、実はそうでもありません。

そのぶちょほまんじゅうに似たもので蜜入りきりせんしょというものもあります。

そちらの方が広く食べられているような気がします。その謎を記載していきたいと思います。

 

ぶちょほまんじゅう

ぶちょほまんじゅうを販売しているお店は、盛岡八幡宮の通りにあるお店1件だけです。

そのため、ずっとそのお店の周辺に住んでいる方にはなじみ深いものですが、八幡様には毎年行くけども、その地域にあまり縁がない盛岡市民にとっても、中には初耳の方がいるくらいの認知度なんです。

 

しかも、昔ながらのお店で買うと決めた時じゃないとなかなか入るのに勇気がいるような雰囲気のお店なのでそんなに頻繁に食べるものではないです。

しかし八幡町近くの知人に聞くと「とってもおいしいんだけど、いつも売り切れててなかなか買えないの」とのことです。

私もまだ食べたことがないので、ぶちょほ(無作法)しないように食べてみたいお菓子です。

蜜入りきりせんしょ

一方こちらの蜜入りきりせんしょは昔ながらのお団子屋さんにはもちろん、

スーパーにも盛岡の郷土菓子を引き継いで作っているお菓子メーカーがあるので、必ず並んでいる、お団子に近いお菓子です。

蜜が入っていないものもありますが、やはり蜜が入っているほうがおいしいです。

 

お餅の味はやはり少しお醤油が入っていて甘じょっぱいです。

そして蜜は黒蜜で、甘じょっぱいお餅の味を引き立たせてくれるとっても甘い蜜で、2つの味が合わさるととっても美味しいです。

お店によって大きさや形もそれぞれ。いかにも郷土菓子と言う感じのするお菓子の1つです。

 

盛岡の郷土菓子、ぜひ皆さんにも食べて欲しいです

 

今回は盛岡市で昔から食べられている郷土菓子をご紹介しました。

馴染みのある方にはどれも懐かしく、知らない方にも新しい発見になってくれると嬉しいです。

ご紹介したお菓子の中で一番購入しやすいのは、豆銀糖とからめ餅です。

ぜひ盛岡に来たら、お土産の1つにいかがでしょうか。










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