職場にはよくしゃべる人がいて、延々と長い話を聞かされることがあるでしょう。
そういう話に限って、大して中身がなかったり、昔話や自慢話、説教だったりします。
そういう話に付き合っていると、貴重な時間が無駄になり、ストレスも溜まってしまいます。
かといって、厳しく指摘すると、相手の機嫌を損ねて人間関係にひびが入りかねず、悩ましいところです。
そこで、こうした相手の長い話に付き合わされて困っている人に向けて、この記事では、相手の機嫌を損ねないようにしつつ長い話をやめさせるための4つの方法をご紹介しましょう。
ものの言い方を変えたり、周りの人を上手く使ったりする方法で、さほど難しくもないので、ぜひ試してみて下さい。
1.顧客に迷惑をかけられない旨を伝える
相手が長い話をしてきている時、それを遮るのはなかなか難しいものです。
しかし、相手もさすがに顧客に迷惑をかけてはいけないことくらいわかるでしょう。
そこで、このまま話し続けていると顧客に迷惑がかかる旨を、さり気なく匂わせる方法を使ってみましょう。
例えば、話が長引きそうになったら「そう言えば、この後来客があったような……」などとアポがあることを匂わせます。
実際に来客がなくても、その可能性を口にするだけなら、別に嘘をついたわけでもなく、実際そうなる可能性もあります。
その点を上手く利用すれば、相手の長い話をやめさせることができるかもしれません。
このように、外側との関係を感じさせることで、内側での無駄なことをやめさせるのが、効果的な方法の一つです。
2.この後予定が詰まっている旨を伝えておく
上記の場合は今後の可能性を示唆するだけですが、実際に予定が詰まっているケースもあります。
その場合には、長い話を続けられると、今後の関係者に迷惑が実際にかかり、本当に困ってしまいます。
そこで、この後に予定が詰まっていることをさり気なく伝えて、長い話をやめさせる方法をとりましょう。
話の前に予め伝えておくのが最も望ましいですが、途中でその点を匂わせても構いません。
なお、長い話をする人との用事がある時は、あえて今後の予定が詰まっている前に会うようにして、絶対に話を長引かせないようにするのも、一つの方法です。
とにかく、長い話は絶対に無理だということを、さり気なく相手にわからせてやめさせる方法をとることが大切です。
3.話を終わらせる方向に上手く誘導していく
長い話をする人に対し、「なるほど」「そうですね」などと相槌を打ったり共感を示したりしていると、相手は受け入れられたと誤解して、さらに話を続けてしまいます。
むしろ逆のことをしなければなりません。
出来るだけ早く話を終わらせる方向に上手く誘導していく必要があります。
例えば、「ということは、要は〇〇ということですね」などと話をまとめる方法があります。
あるいは、「では、今後は○○をするという方向でいきましょう」などと、解決策や方針を示し、もう答えが出たので話すことはないとわかるように仕向ける方法もよいでしょう。
このように、もうそろそろ終わりですよと感じさせることで、長い話をやめさせるように仕向けましょう。
4.相手の上司に相談して注意してもらう
以上までの方法は、とりあえず自分自身で出来る限りの方法です。
しかし、それでも相手が鈍感で、なかなか気づかずに長い話をやめさせるのが難しいケースもあります。
その場合は、周りの人に協力してもらうしかありません。
特に、相手の上司に相談して、他の人の時間を奪わないように注意してもらうのがよい方法です。
相手も自分の上司には従わざるを得ないでしょう。
また、上司から頻繁に注意されれば、自分の評価にも響くので、それが気になって話を手短に済ませるようになるかもしれません。
自力では限界があることをふまえ、影響力のある立場の人の力も借りつつ、長い話をやめさせるようにしましょう。
いかに周囲に迷惑をかけているかを、相手に上手くわかってもらう
相手が長い話を続けている場合、このままでは顧客に迷惑がかかる旨を、さり気なく感じさせる方法がよいでしょう。
また、顧客とのアポも含めて、その後実際に何か予定が詰まっている場合は、それを伝えておく必要があります。
さらに、相手の話を要約したり答えを出したりすることで、話を終わらせる方向に誘導していくのも効果的です。
なお、こうした方法を駆使しても、まだ相手が鈍感で分からない恐れもあります。
その際は、相手の上司に相談して、注意してもらうとよいでしょう。
長い話をする人は、自分でそのことに気づいていない可能性が高いものです。
そこで、相手の機嫌を損ねないようにしつつ、いかに周囲に迷惑をかけているかを上手くわかってもらう必要があります。
それが上手く行けば、人間関係にひびを入れずに、なおかつ長い話をやめさせることもできるでしょう。
その結果、お互いに時間を有効に使えて仕事を効率的に進められます。
また、ストレスも感じなくて済むので、気分よく仕事に取り組めて生産性も上がるでしょう。
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