縄文時代の生活によって既に形成されていた!?男性脳と女性脳の差







男性と女性は身体の違いもさることながら考え方や感じ方にも差があります。

これは男女で脳のつくりが異なっているからだと言われています。

例に挙げるとするなら男性の方が「地理が得意」、女性の方が「味やにおいに敏感」であるなどの差があるのですが、それらは狩猟と中心とした生活を送る縄文時代から人々の本能にインプットされたものであるそうです。

 

縄文時代にインプットされた男性脳と女性脳の差

 

男性と女性は身体の見た目はさることながら、考え方や感じ方にも差があります。

ここでいう男女の脳のつくりの差とは「男性のほうが地理が得意で女性は苦手」、「男性は競争を好むが女性は協調を好む」といった違いのことです。

それらの違いが生じている原因は脳のつくりが異なるからだと言われており、世界の脳科学者たちが男女の脳のつくりの差をデータ化しています。

 

私の大好きな「アハ体験」でおなじみの茂木健一郎先生は、優れた脳科学者です。

脳科学に関する著書を数々出版し、テレビ番組への出演など先生の活躍は枚挙に暇がありません。

その茂木健一郎先生も男女の脳の差を研究しており、その理由などを自身の著書やテレビでも紹介しています。

茂木先生曰く、

「男女の脳の差は男性が動物を狩り、女性が野草を採取して子育てをしながら生活した狩猟時代から本能にインプットされたものである」

と公言しています。

 

そして私は茂木先生のおっしゃっている「狩猟時代」というのは「縄文時代」のことであると考えています。

その根拠は人々が肉食中心の生活スタイルから肉と木の実や野草を併用して食べるようになったのが縄文時代からだと言われているからです。

それでは、縄文時代から本能にインプットされ遺伝されてきたであろう男女の脳の差を2つご紹介していきます。

 

地理が得意な男性、方向音痴な女性

 

一般的に地理に関して、男性は得意で女性は苦手であると言われています。

もちろん女性でも地図を読んで初めて行く場所でもひとりで移動できるという方はいるのですが、一般論ではかように言われているので、それを念頭に入れながら読んでいただきたいと思います。

男性は地理が得意で女性は苦手と言われている理由には男性が獲っていたものと女性が採っていたものの違いから生じたと考えられています。

 

まず、男性が狩りで獲っていたものは動物や魚などのタンパク源です。

動物や魚を捕りにいくためには、どうしても山や川に入ったり海まで移動したりしなければなりません。

また、獲った獲物を妻と子供の待つ自宅まで持って帰らなければならないため、当然帰る道も覚えている必要があります。

そのため、行く先々で目印となる対象物を探しながら空間を把握する、来た道を逆算して帰る経路を頭の中で組み立てるなど地理に関する能力が発達しました。

 

対して女性が採っていたものは野草や木の実、キノコ類などの植物です。

また、女性は子供の面倒をみたり家事などもあるので、すぐに自宅に戻れるようあまり遠出ができません。

最悪自分が野草や木の実を採ってこられなくても子供を守ることが最優先であるし、食料調達は男性の義務なので山の奥や往復するだけで日が暮れるようなところへは行かなかったそうです。

これが男女の地理に対する能力の差を生む原因となりました。

 

一点集中型の男性、注意分散型の女性

 

もし、あなたが男性であるのなら彼女や奥様とショッピングモールへ買い物をしに行ったときに、女性は当初欲しいと言っていたものとは異なるものを手にしていたり、目的のものとついでに他の商品まで購入してきてしまったような経験があると思います。

また、あなたが女性だとしたら同じく彼氏や旦那様と買い物をしに行くとすぐに目的の商品を購入してきてそそくさとショッピングモールをあとにするといった経験をした方は少なくないことでしょう。

 

これも縄文時代に男女が狩猟していたものの違いからくるものだと結論づけられています。

先ほども言ったとおり、男性は動物や魚を女性は植物を獲りました。

女性が採っていた植物は自生している位置から動くこともなく、木の実は落ちているものを拾うか、木を登って枝からもぎ取る、野草は根こそぎ取ったり食べられる部分だけをむしり取るなど採り方にほとんど大差がありません。

栗を採りにいって近くにクルミの木があれば、ついでにクルミを採ることも難しいことではありません。

 

それに対し男性が獲る動物は種類によって逃げ方、それぞれの性質に応じた作戦を立てて狩りを行っていたので、ウサギを追いかけている最中に鹿を見つけても標的はウサギのまま狩りを続けなければなりません。

「二兎追う者は一兔をも得ず」の言葉が示すとおり、ウサギを狩るための作戦で動いているのに途中で標的を鹿にシフトしてもウサギと鹿は狩り方が違うので、双方に逃げ切られてしまうのです。

 

また、女性は植物を採取しながら自宅に動物が侵入して食べ物を取られないか、子供がぐずったときに授乳が必要なのか、それとも寝たいだけなのか表情や泣き声の調子などからくみ取らなければなりません。

女性は注意をたくさんのものに対して向けられる個体が生き残り、男性はひとつの標的に対してとことん集中できる個体が生き残ったので、遺伝子レベルでそれらが引き継がれました。

 

さらに、一点集中型の男性と注意分散型の女性の脳の違いで顕著にそれが表れた調査結果があります。

小学生以下が被害者となった「飛び出し」による交通死傷事故の統計では、すべての被害者のうち8割以上が男子という結果でした。

これは男性がひとつの標的に対して集中しすぎるあまり周りが一切見えなくなる性質があること、女性はワンクッション挟んで周りに注意を向けられることができることを表しています。

 

まとめ

 

みなさんいかがでしたか?

狩猟中心の生活を送っていた縄文時代、我々の祖先である縄文人は、男性は動物や魚を狩りに行き、女性は子供や自宅の様子をうかがいながら植物を採集していました。

それが要因となって、男性は地理が得意でなおかつ一点集中型の性質に、女性は地理が不得手でなおかつ注意分散型の性質をもつ傾向になっていることが明らかになりました。

 

おもしろいことに男女とも異性の短所を自分の長所で補えるようになっています。

次回も縄文時代から引き継がれている男女の脳のつくりに関する情報をお送りいたします。

この記事の続きはこちら
縄文時代の生活によって既に形成されていた!?男性脳と女性脳の差②










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