毎月毎月、お腹が痛くて頭も痛くて重い、ひどい方は吐き気を催す方もいらっしゃるでしょう。
この時期が近づいてくると、とても憂鬱ですよね。
その憂鬱さがPMSを余計に引き起こしてしまいます。
鎮痛剤が手放せない方も多いと思います。しかしその鎮痛剤を飲むことに罪悪感を感じてしまう方もいるのではないでしょうか。
薬を飲むことによって胃が気持ち悪くなったり、他にもよくない作用があるのでは?
と思いながらも痛みには逆らえないですよね。
そこで、今回は特に生理痛を緩和する方法としてのアロマセラピーをご紹介していきたいと思います。
生理痛に効果的なアロマセラピー
生理痛を緩和させるには、とにかくお腹を温めるのが一番です。
お腹を温めるためのアロマセラピーの方法として
- 温湿布
- できれば全身浴。難しい場合はシャワーだけでなく足浴も一緒に行う
- 出血量が多くないのに痛みがある方には下腹部のアロマトリートメント
の3つが挙げられます。
下腹部のアロマトリートメントを生理中に他の人にやってほしくないという時は自分でも行うことができます。
では、それぞれの方法や生理痛に効果的な精油を紹介していきます。
生理痛によい作用をもたらす精油
生理痛などの女性のトラブルにはホルモンバランスも大きな影響を与えていますが、今回はとにかく痛い時に使用したい精油の一例をご紹介します。
カモミールジャーマン
カモミールローマン
サイプレス
ジャスミン
ゼラニウム
ラベンダー
(画像クリックで精油販売マンデイムーンの販売ページへ)
以上が、生理痛の緩和に有効とされる精油です。
ただ、精油は薬品ではありません。完全に痛みが治ることはありません。
生理痛を緩和するアロマセラピーのそれぞれの方法のやり方
先に記載した、生理痛緩和のためのお腹を温めえる方法のそれぞれのやり方を詳しく記載していきたいと思います。
ぜひ、参考にしてみてください。
<温湿布の方法>
- お湯をやかんやポットで沸かし、洗面器に注ぎ、そこに好きな精油を1滴~3滴垂らして、素手ではなく、小さな泡だて器などでよくかき混ぜます。
- フェイスタオルを2枚用意し、1枚を広げて横長にして両端を掴みます。
- タオルの両端を持ったまま、タオルの真ん中辺りをお湯に浸けます。(お湯で火傷をしないように気を付けてください)
- もう一枚のタオルを広げて洗面器のそばに置いておきます。
- お湯に浸けたタオルを両端を持ったままギュッと絞り、もう一枚のタオルの上に持っていき、濡らしたタオルををちょっと広げて、熱い部分にタオルの両端を重ねて畳みます。
- もし、熱めの温度でも平気な方はそのまま温かいタオルを腹部に充てます。もし熱いのが苦手な方は、もう一枚のタオルで濡らしたタオルを包んで腹部に充てます。
タオルが温くなってきたときのために多めにお湯を沸かして置き、タオルを温め直せるようにしておくと便利です。
<全身浴と足浴の方法>
生理中の入浴はとっても気持ちがいいものです。
入浴前後が慌ただしくなるので、なんだか面倒くさいという方もいると思いますが、痛みも気持ちもリフレッシュしてくれるので、無理のない範囲でなるべくゆっくりお風呂に浸かるようにしたいものです。
わかってはいるけど、とにかくしんどいという場合は足だけでも温めると、生理中のむくみにもよい効果が期待されます。
全身浴の場合は、好きな精油を全部で6滴、足湯の場合は3滴まで入れて、よくかき混ぜて全身、足をゆっくり温めましょう。
<下腹部のアロマトリートメントの方法>
この方法は生理中の血液量が多い方(月経過多)や、月に2回生理が来る(頻発月経)といった方には向きませんが、通常の経血量の方にはおすすめの方法です。
香りで気持ちも癒され、患部を温めて痛みを軽減させる効果も期待されます。
生理痛におすすめのアロマトリートメントオイルを作って、優しく下腹部をさするようにマッサージをします。
※生理痛におすすめのアロマトリートメントオイルの作り方※
<用意する物>
- ビーカー
- 撹拌棒
- ゼラニウム精油 3滴
- ラベンダー精油 7滴
- グレープシードオイル 50ml
- 50ml用の化粧容器
- ネームシールや付箋、マスキングテープなど
- セロハンテープ
生理中は特に肌が敏感になり、臭いにも敏感になります。
今回は1%濃度で作りますが、その半分の精油の量で作っても構いません。
<作り方>
- ビーカーにグレープシードオイルを50ml測って入れます。
- ゼラニウム精油3滴、ラベンダー精油7滴を入れ、よくかき混ぜます。
- 容器に入れて、作った日の日付をネームシールや付箋などに書き、セロハンテープで止めて出来上がりです。
<アロマトリートメントのやり方>
アロマトリートメントオイルを適量手に取り、両手でよく伸ばし、下腹部のあたりに塗布しながらやさしくさすります。
この時あまり力を入れず、撫でるぐらいの力でトリートメントを行いましょう。
まずは手を清潔にして行うことが大切です。そして手が温かいとオイルもよく伸びて心地よく感じることができます。
手が冷たいと感じたら、お湯に手を浸けてから行ったり、オイルを手で伸ばすときに強めに手を擦り合わせると温まるので、試してみてください。
また、トリートメントを行った後は精油の循環をサポートするために温かい飲み物を多めに摂取するようにしましょう。
生理痛には先手必勝!しんどくなる前から対策をするのがベスト
生理痛がひどくなると、痛みに耐えるのに必死で何もしたくないですよね。
鎮痛剤もそうですが、痛みがひどくなってから対策するよりも、痛くなる前から対処しているとだいぶ軽減されます。
生理前には、PMSではない方でも、食欲が出たり、なんとなくお腹が痛かったり、情緒不安定になるなどの前兆が見られると思います。
「ああ、これはもしかして」と思った時から、ぜひ生理痛の緩和にアロマセラピーを取り入れてみてください。
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