仕事をしていると、目標を達成できなかったり、周囲の目が気になったりして、落ち込むことがよくあります。
鋼のようなメンタルを持っている人は少なく、多少の差はあってもメンタル面で打たれ弱い人が多いでしょう。
それを上手く克服できないと、仕事に意欲的に打ち込めず、集中力も低下して、業務に支障をきたします。
またそれだけでなく、うつ病などの心身の不調にも陥りかねません。
それを避けるためにも、色々と気になって仕事が手につかなくなってしまう人に対し、この記事では、メンタルを強くするための4つの方法をご説明します。
少し意識を変えるだけで、だいぶ気持ちが楽になり、メンタルを強くすることがきで、自然と打たれ弱い自分を克服していけるでしょう。
1.理想のハードルを下げて、自分を楽にしてやる
真面目な人は理想を高く掲げて、その実現のために一生懸命努力します。
もちろん、その姿勢は素晴らしいですし、そういう姿勢があるからこそ、個人も会社も成長していけます。
しかし、理想が高すぎると実現は困難になり、その結果「なんて自分は駄目なんだ」と責めてしまいます。
また、そうして落ち込む自分をメンタル面で打たれ弱いと思い込み、さらに苦しめてしまいます。
そこで、理想を少し下げて、自分を楽にしてやることが大切です。
ノルマがある場合でも上司と相談して、実力より少し高めの程度に抑えることで、成長はしながらも自分をつぶさないようにしましょう。
そうしてメンタルを上手にコントロールしていくことで、打たれ弱い自分を強くすることができるでしょう。
2.周りの見方や評価を気にし過ぎない
組織で仕事をしていると、上司や先輩、部下や後輩など、周囲の様々な人々と仕事をします。
そのため、自分の仕事が周りからどう見られ、いかに評価されているのか、気になるのは当然でしょう。
しかし、それを気にし過ぎると、周囲の顔色をうかがいながら仕事をする羽目になってしまいます。
それで失敗し、周りから冷ややかな目で見られ厳しい評価を下されているうちに、打たれ弱いメンタルになってしまうのです。
そのようなメンタルを克服し強くするためにも、周りの見方や評価を過剰に気にしないようにすべきです。
自分のやるべき仕事に専念し、適切な意見や評価だけ受け入れ、噂話や不当な評価は受け流すようにしましょう。
そうしているうちにメンタルを強くすることもでき、少しずつでも打たれ弱い自分を改善していけるでしょう。
3.自分の気持ちを紙に書き出して、客観的に見る
メンタルが打たれ弱い人は、何か悩みがあると、ただ悶々とするだけで上手く解決できません。
自分の気持ちは目に見えないものなので、そのままではどうすべきなのかも見えてこないでしょう。
そこで、メンタルを強くするためにも、悩みを目に見える形にして解決しやすくしていくことが大切です。
その一環として、自分の気持ちを紙に書き出して整理すると効果的です。
例えば、「〇〇さんの嫌がらせが耐えられず、自力では対処が難しい」「上司や人事部に相談して、嫌がらせをやめてもらうか、配置転換してもらおう」などと、悩みと解決策を冷静に考えて書き出します。
こうすることで自分を客観視でき、悩みにも対処可能となり、打たれ弱いメンタルを強くすることができるでしょう。
4.ポジティブな言葉を意識的に発する
打たれ弱いメンタルの人は、自分に自信がないため、使う言葉もネガティブなものになりがちです。
「どうせ自分は何をやっても駄目だ」「また失敗したらどうしよう」などと悲観的な物言いをします。
しかし、自分でそう言うことで、より一層自分の気持ちを落ち込ませ、その結果力も意欲も出て来なくなり、さらに結果が出なくなるという悪循環に陥ります。
それを断ち切り、メンタルを強くするためにも、ポジティブな言葉を意識的に用いるべきです。
「今までは駄目だったけど、今回は上手く行く」「失敗したらどうしようではなく、失敗しないためにどうすべきかを考えよう」などです。
言霊とよく言うように、言葉の力を侮らず、前向きな言い方をすることでメンタルも強くすることを心がけましょう。
自分に対し、時に甘く時に厳しくしつつ、目標を達成していく
メンタル面で打たれ弱い人は、理想を高く掲げすぎる傾向があるので、それを少し下げて自分を楽にしてやるとよいでしょう。
また、周りの目や評価を気にし過ぎず、自分のやるべきことに専念することも大切です。
さらに、ただ悶々と悩みを抱え込んでいても、なかなか解決しません。
悩みの原因と対処法を紙に書き出し、目に見える形にして、解決しやすくする必要があります。
また日頃から、出来る限りポジティブな言葉を使うようにして、自分で自分を励ますことも心がけて下さい。
打たれ弱いメンタルの人は、自分に厳しく人目を気にし、一人で苦悩しネガティブになりがちです。
いい意味で自分に甘くなり、自分のことを中心に考えて、建設的かつ楽観的に仕事に取り組むことが大切です。
そうしているうちに、自然とメンタルも強くすることができ、意欲的に仕事に打ち込めるようになります。
従業員一人一人がそうなれば、会社全体でも業務が効率化し活性化していくでしょう。
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