一人暮らしをしようと思った際に、まずどんなことから考えて、準備していけばいいのでしょうか。
いざ一人暮らしを始めるとなると何からすればいいのかがわからないのではないでしょうか。
今回は一人暮らしのために必要なお金の問題を考えていきます。
まず一人暮らしをするためにどの位のお金が必要なのかを知ることが重要
一人暮らしを始めたいと思ったらまず、一人暮らしを始めるためにどの位のお金が必要で、毎月いくら位必要になっていくのかを知ることが重要です。
一人暮らしに最初に必要なお金を分類してみると、
- 家賃、共益費
- 礼金
- 敷金
- 駐車場代
- 光熱費
- 食費
- 引っ越し代
- 家電製品購入費
- 家具購入費
など様々なお金がかかることがわかります。
大きな出費は4つ!家賃・敷金と引っ越し代、家電代、家具代
一つ一つの内容については別にあらためて詳しくご紹介しますが、ここでは、出費が大きい住居費や引っ越し代、家具家電代の大まかな検討の仕方についてまとめます。
家賃相場は住む場所次第
特に家賃はどんな場所のどの位の広さの部屋に住もうとするかによって大幅に金額が変わります。また、礼金だけの所や礼金や敷金が少ない所などもありますので比較して選ぶことが大切です。
不動産屋に仲介してもらうお金で、支払ったら戻ってこないお金です。礼金が0円の物件、キャンペーン等をやっている事もあり、礼金がいらない場合もあります。
退去する時に部屋のクリーニングや部屋を修復するのに使用する為に預けるお金です。退去時にクリーニング、修復が終わり、払った敷金が余った場合は戻ってくることもあります。
敷金は家賃の2~3か月分が通常です。かからない場合もありますが、その時は退去時の部屋のクリーニング代、修復代などを実費で支払う必要が出てくる場合があります。
概算して礼金が家賃の1か月分、敷金が家賃の2か月~3か月分ですので、最初の家賃を含めて4~5か月分の家賃が家を借りる時にいきなりかかります。払えるように準備しておきましょう。
家賃が安くても礼金や敷金が高い所は最初の出費が大きなものになります。
それ以降は、毎月家賃と共益費、駐車場代などが掛かります。
共益費とは共用部分の廊下や建物の玄関などの電気代や水道代などの費用です。駐車場は無料のこともあります。
毎月の住居費の合計は、収入の三分の一程度にすることが理想と言われています。
また、自分がどんな所に住みたいのか、日頃から地域を考えておいて家賃相場を知っておくことが大事です。
学生が多い地域は家賃が安かったり、家族の世帯が多い地域は2DKや2LDK以上が多かったりして家賃が高い傾向があります。地域の傾向も知っておくことが大切になります。
不動産屋などに聞くのもいいですし、不動産情報誌やネットで近辺の相場を調べておきましょう。
その際には、あまり場所を一つに絞らずにいくつか候補地を持っておくのがおすすめです。
引っ越し代は距離と荷物によって大きくかわる
また、引っ越し代も大きな出費です。引越しの費用は、距離によって大きく異なり、住んでいる所の都道府県内かそれ以外への引越しかによっても大きく費用が変わってきます。
自分でレンタカーを借りる1万円程度の引っ越しから、遠くまで家電や家具を運ぶ10万円ほどの引っ越しまで、見積もりは簡単に出すことができるので、一度調べてみましょう。
また、引っ越しシーズンの3月中旬~4月初めのピークは金額が2倍以上に跳ね上がることも知っておきましょう。
家電は新品を揃えると8~10万円程度に
新しい物で全てを揃えると10万円ほどが必要になります。
意外と家電製品はお金がかかるということを計算に入れておきます。
今現在どのくらい家電を持っているかによっても家電購入費は抑えられますが、引っ越す際に持っていくかどうかは距離次第で考えましょう。
遠距離の場合は、新しく購入し直した方が結果的に安くあがる場合もあります。
まず通常、最初に必要な主な家電は
- 冷蔵庫 20,000円~
- 洗濯機 20,000円~
- 炊飯器 5,000円~
- 電子レンジ 10,000円~
- スティッククリーナーや掃除機 3,000円~
- テレビ 20,000円~
※エアコンは最初から付いている所も多くなっています。
一人用家電がたくさん安く発売されていますので、それらを買うと比較的リーズナブルに揃えられます。
電気店の新生活応援の家電パックなどもテレビを除いて6万円など様々な組み合わせがあってお得です。
家具について
家具は必要最低限となると3~5万円ほどでもなんとか一人暮らしが始められます。
最初はあまり家具にこだわらないようにするとあまりお金を掛けずにスタートできます。
最初に必要な主な家具は
- テーブル 5,000円~
- 椅子 5,000円~
- ベッド、布団 10,000円~
- ソファ 10,000円~
- カーテン 2,000円~
- 照明 2~3個分 4,000円~(最初から照明は付いている所もあります)
一人暮らしを始める為にかかる費用合計
家賃・敷金と引っ越し代、家電代、家具代、これらを全て合計すると、40~60万円ほどは最初に住むための準備資金として必要です。
大体の金額を念頭に置いておいて一人暮らしを始める前にこれらの資金は以前から貯めておきましょう。
一人暮らしのための費用が自分の思っていたものよりも高過ぎると思った方もいるでしょう。
その際には、自分の中で何を重点にして一人暮らしを始めるのか、ポイントをしっかり絞るようにしましょう。
どこかに重点を置いてあとはできるだけ節約するようにします。
一人暮らしのために最初に40~60万円で準備を、家賃は給料の三分の一程度までに
一人暮らしをスタートするために40~60万円は最初に必要だと言う事になりますが、おおよその計算を自分なりにまずやってみることが大事です。
・家賃4万~9万円(地域によって大きな差があります)
敷金、礼金を含めると20~54万円となり金額に格差が生まれます。
・引っ越し代1万円~5万円(遠方への引越しの場合は引っ越し代がさらに高額になりますので家賃を下げるなども検討します)
・家電8~10万円
・家具3万円
その上で、自分なりの一人暮らしの条件を最初にいろいろ決めておきましょう。
「家賃は給料の三分の一に抑える」
「一人暮らしを始めた後は家賃、光熱費、食費などを支払ってできれば給料の三分の一程度を貯金などに回せるようにする」
こうした目標を掲げて無理のない一人暮らしをスタートさせられるようにしましょう。
住みたい家の家賃が高すぎる場合
家賃が高すぎる場合には、繁華街などの中心部から少し離れた場所で交通手段がある程度いい所に場所を変更しましょう。
交通手段がしっかりしていれば少し遠くても通うことができます。また、少し築年数が古い所でもリフォームがしっかりしている所もねらい目です。そのためにはやはりいくつか候補地を持っておき家賃を下げるようにしましょう。
家賃は毎月必要な経費ですので、家賃を下げることが一人暮らしのお金を節約するには1番の方法です。
できるだけ「家賃は給料の三分の一に抑える」を目指します。
まとめ:早めにお金の準備と計画を
一人暮らしを始める為には最初に40万~60万円のお金が必要です。
結構な大金がかかると感じた方が多いのではないでしょうか?
まずは、住居選びを始め、大体の必要金額を計算してみましょう。
できれば家賃を節約すること、引っ越し代が少なくて済む所、家電はパックで購入し、家具は必要最低限から揃えていくと言ったことで、予算を立ててみることです。
一人暮らしを始める為には、とにかく早めのお金の準備と下調べが大切ですのでまずは計画を立ててみて下さい。
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