目が痛い!目が痛む時に疑われる病気やケガについて解説







目がチクチク・ズキズキ痛む、痛くてまばたきが出来ない、目の周りや奥が痛い……

多くの人が目の痛みに悩まされますが、目が痛む原因はさまざまで、症状も多岐にわたります。

自然に治る場合もありますが、多くは専門医の診断と治療が必要になってくるでしょう。

症状によっては失明に至るような病気が隠れていることもあるので、注意が必要ですね。

そこで今回は、目が痛むときに疑われる病気やケガを、症状から見ていきます。

また、目の痛みのセルフケアもお届けしますので、治療の参考にしてください。

 

目の表面は、とても敏感

目の角膜(黒目の表面)や結膜(白目表面とまぶたの裏側の膜)は、とても感覚のするどい組織です。

小さい異物にも反応し、大量の涙で排除しようとします。

さらに、目の表面や周辺を傷めたり、目に炎症が生じると強い痛みを感じるでしょう。

チクチク・ズキズキ・ゴロゴロ痛み、腫れたり目ヤニがでることもあります。

また、目に障害があると、修復するために血液が集まって充血するので、目が赤くなることも多いです。

 

目の痛みに伴う症状と原因疾患

 

目がゴロゴロする

など

 

涙がでる

など

 

目の周りや奥が痛い

など

 

頭痛がある

など

 

目がまぶしい

など

 

片目が見えづらい

など

 

目やにがでる

など

 

まぶたが腫れている

など

 

目が赤いのは、充血か出血

目が充血するときは、結膜炎、角膜炎、虹彩毛様体炎、強膜炎 、眼内炎、緑内障などが疑われます。

 

目が赤くなる原因の部位と疾患

  • 結膜(白目):結膜炎
  • 角膜(黒目):角膜炎、角膜びらん、角膜潰瘍、角膜穿孔
  • まぶた:麦粒腫、眼瞼炎、急性霰粒腫
  • まつ毛:逆さまつ毛(睫毛乱生症・内反症、眼瞼内反症)
  • ぶどう膜:虹彩毛様体炎
  • 眼球:急性緑内障発作(頭痛や吐き気:救急へ)

 

一番多い、白目が赤いときは

 

白目が赤い時は、結膜充血、毛様充血、結膜下出血が原因の可能性があります。

 

結膜充血では白目全体が、毛様充血では黒目の周囲が、充血により赤くなります。

目に乾燥や傷があると、毛細血管が拡がり血流量が増えて充血が生じ、トラブルを解決しようとします。

 

細い血管が豊富な結膜は、軽くぶつけたり、くしゃみなどでも結膜下出血をおこし、部分的に赤くなりますが痛みは軽いでしょう。

赤くなる範囲は出血の程度によりますが、軽度のものは1~2週間で自然に治ります。

 

強い打撲や転倒などのケガにより、出血の範囲が広く、長引く場合は治療が必要なので、眼科を受診してください。

痛みやかゆみ、発熱などがある場合や、出血を頻繁に繰り返すときは、病気による炎症も考えられるので注意が必要です。

 

目のどこが痛い?

眼科では、目の表面の鋭い痛みと、目の奥の重たい痛みに分け、充血や目やにの状態、見え方などを調べ、発症の原因を探ります。

 

目の表面が痛い

目の表面が痛いときは、目の異物、ドライアイ、逆さまつげ、角膜上皮剥離、花粉アレルギーなどが原因になります。

目がヒリヒリ痛むときは、目が乾燥して角膜を傷めていることが多いでしょう。

 

シクシクとしみる痛み

しみる痛みのときは、角膜の炎症(表層角膜炎、角膜びらん、角膜潰瘍)など

 

目が充血し、まぶしい

目が充血し、まぶしいときは、白目を覆う膜(強膜)の炎症(強膜炎)など

 

まばたきが痛い

まばたきが痛い場合は、結膜や角膜の異物(ゴミや鉄粉など)など

 

目の奥や目全体が痛い

目の奥が痛む

眼精疲労、虹彩炎、ぶどう膜炎、麦粒腫、視神経炎、眼窩の炎症(眼窩蜂窩織炎)、感染性眼内炎などが原因で、視力障害を伴うことが多いです。

鼻や歯の疾患、三叉神経痛や首肩こりでも、目の奥が痛くなるでしょう。

頭痛、吐き気があるときは、緑内障発作や脳腫瘍の場合もあるので、要注意です。

 

目が充血し、視力がおちる

急性緑内障発作、ぶどう膜炎など

 

まぶたが痛い

季節により、痒みがでる

花粉症が原因のアレルギー性結膜炎、巨大乳頭結膜炎など

 

目やにと充血

ウイルスによる流行性角結膜炎やヘルペス角膜炎、細菌による角膜炎や結膜炎など

 

まぶたが腫れて、しこりがある

麦粒腫(ものもらい)など

 

伝染しやすい流行性角結膜炎にご用心

流行性角結膜炎(はやり目:ウイルス性結膜炎)は、結膜にウイルスが感染しておこる病気です。

目の痛みや充血、目やになどの症状があらわれ、リンパ節が腫れることもあります。

 

ウイルスに有効な薬はないので、他の感染予防のために抗菌薬の点眼や、炎症を抑えるステロイド薬の点眼などが行われます。

2~3週間ほどで治りますが、とても伝染しやすいので、感染力が無くなったと医師が判断するまで、登校や出社などは控えてください。

 

目をこすった手や、拭いたタオルなどから感染するので、手洗いを十分にしましょう。

家族とタオルは別にするか、ペーパータオルを使用し、入浴は最後にしてください。

 

ちなみに、麦粒腫(ものもらい)は伝染しそうな病名ですが、常在菌が原因なので人にうつることはありません。

 

突然の目の激痛

突然の強い目の痛みに驚き、あわてて病院に駆け込むこともあるでしょう。

 

目の異物

まぶたの裏に異物があると、まばたきで目の表面が刺激されるので、痛みが強く目を開けていられません。

異物が眼球の中に入ってしまった場合は、重症といえます。

目をこすったり、無理に異物を取ろうとしないでください。

涙や水で洗い流しても取れないときは、目を閉じて眼科に急ぎましょう。

 

紫外線によるダメージ

海水浴やスキーなどで、長時間紫外線を浴びると角膜が傷つき、急に目が痛くなることがあります。

時間がたってから急に痛みだすため、原因が紫外線と気づかない場合も多いでしょう。

冷やしても痛みが強いときは、眼科で鎮痛剤などを処方してもらいましょう。

 

コンタクトレンズが原因

コンタクトレンズで、目の表面が傷つき、目が急に痛くなります。

レンズが破損や汚染されていたり、規定以上の長時間装用などで、おこります。

症状が緩和されるまで、コンタクトレンズの装用は控えましょう。

 

原因はさまざまですが、救急外来では、目の痛みは強くても、病気としては重症と言えないケースが間々あるそうです。

しかし、早めの処置が必要な場合もあるので、症状が軽減しないときは、眼科の受診をおすすめします。

 

目に痛みをおこす他の原因は

 

目の病気以外にも、目に痛みをおこす原因があります。

 

目以外の病気が原因

群発頭痛、片頭痛、帯状疱疹、三叉神経痛、副鼻腔炎、心因性などが目の痛みの原因になります。

まぶたが落ちたり二重に見える、頭痛や吐き気などがあれば、脳動脈瘤や脳腫瘍、クモ膜下出血などが疑われますので、病院に急ぎましょう。

 

生活習慣などが原因の目の痛み

長時間のパソコンやスマホなどによる疲れ目やドライアイ、コンタクトレンズの誤使用などが原因になります。

目の筋肉が疲労して目が痛む「疲れ目」、疲れ目が改善せず心身の症状を伴う状態が「眼精疲労」です。

また、目がゴロゴロしたり、目が乾いて痛むときは「ドライアイ」が疑われます。

 

※疲れ目や眼精疲労の詳細は、こちらの記事をご覧ください。
「目がショボショボして疲れる!疲れ目や眼精疲労の原因と改善方法」

※ドライアイの詳細は、こちらの記事をご覧ください。
「ドライアイの症状と原因、対策など ドライアイについて徹底解説」

 

目の痛みは、ツボやトリガーポイント療法でセルフケア

 

眼科での治療と併せて、ツボやトリガーポイント療法で、目の痛みを和らげましょう。

 

目の症状別ツボ治療

押して痛気持ちよく目にひびくツボが、治療ポイントです。

3秒ほど、ゆっくりと押しては離すを、3~5分間繰り返してください。

 

目の充血

  • 陽白(ようはく):眉毛の指幅1本上方で、瞳の真上
  • 液門(えきもん):薬指と小指のつけ根の間

 

目のかゆみ

  • 瞳子髎(どうしりょう):目尻と眉毛の端を結んだ線のやや外方のくぼみ
  • 地五会(ちごえ):足の甲で、薬指と小指の骨のつけ根から、やや指先寄り(ものもらいや目の充血にも)

 

ものもらい

  • 二間(じかん):人差し指の側面(親指側)で、こぶしより指先寄りのくぼみ
  • 澤田流合谷(ごうこく):親指と人差し指を開き手首を反らしたときに、手の甲側の親指の付け根にできる、くぼみの中央(せんねん灸のような温灸も有効)

 

ドライアイ

  • 眼睛(がんせい):足の甲側で、人差し指と中指の骨の間

 

疲れ目

  • 晴明(せいめい):目頭と鼻のつけ根の間で、骨の縁
  • 耳のツボ(眼):耳たぶの中央を、親指と人差し指でつまんで、両耳同時に挟み揉み
  • 耳のツボ(目):耳たぶの上の切れ込みのきわに人差し指をあて、両耳同時に押し揉み

 

病気やケガが原因でない目の痛みには、トリガーポイント療法

目の痛みの原因が病気やケガでないときは、目の周りや首肩の筋肉のしこり(トリガーポイント)が、目の痛みをひき起こしているかもしれません。

筋肉のなかの「菓子のグミ」のようなしこりを探り、目にひびく箇所をさがしましょう。

30秒ほど押しているうちに、目へのひびきが和らいでくれば、効果が期待できます。

目の痛みなどの症状に変化がみられないときは、3~5秒間押してパッと指をはなす方法を数回繰り返してみてください。

  • 側頭筋:目尻から指幅3~4本外方の、こめかみ付近
  • 胸鎖乳突筋:耳たぶの後にある後頭骨の突起から、胸骨(胸中央の骨)と鎖骨にのびる筋肉の、上部と中央と下部の3点
  • 半棘筋:首の後で、後頭部の骨のきわ
  • 小後頭直筋:首の後で、後頭骨の下縁より指幅2本下方
  • 最長筋:耳たぶの後にある後頭骨の突起の、後方にあるくぼみ
  • 板状筋群:首の後で、上を向いたときに緊張する筋肉の中央
  • 僧帽筋上部:首の後の骨のつけ根と、肩先を結んだ線の中央
  • 僧帽筋中部:背骨と肩甲骨の間にある、背中の筋肉
  • 眼輪筋:目の周囲の筋肉で、骨のきわ
  • 後頭筋:後頭部にある筋肉の中央
  • 咬筋:食いしばったときに緊張する、下顎の筋肉

 

※ツボ治療やトリガーポイント治療で、目の症状が悪化するときは中止してください。

 

目の痛みが長引くときは、眼科医に相談を

 

目に痛みをおこす病気は多数ありますが、目の表面よりも、目の奥や眼球に痛みをおこす病気ほうが、重症な場合が多いようです。

とくに急な目の激痛や頭痛、吐き気などがあるときは、脳の疾患や失明の危険がある緑内障発作の可能性があるので、要注意です。

自然に治る病気もありますが、目の痛みが長引いたり徐々に強くなるときや、見えにくいなどの症状があるときは、近隣の眼科医に相談してくださいね。












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