お寺と神社の違いを解説!!お寺の参拝作法について







神社やお寺の多い関西圏に住んでいる人であっても、その違いをちゃんと理解している人は意外に少ないものです。

若い世代は特に、あまり関心が無い人も多いかもしれません。

 

知っていて損はありませんし、海外から来た観光客の前できちんと振る舞えば格好がいいものです。

実はお寺と神社は参拝の作法に違いがあるんです。

違うと思わず同じように参拝していた!という人のためにも、お寺と神社の違いから細かくまとめていきたいと思います。

 

お祈りする相手が違う

まず大きな違いといえば、宗教の違いです。

仏様に手を合わせるのがお寺、神様に手を合わせるのが神社です。

『仏教』と『神道』に分かれていて、考え方がそれぞれ異なります。

 

外観だけで言えばお寺には大仏があり、神社には鳥居がありますね。

 

お寺

仏教は日本に昔からあったわけではなく、インドや中国から伝わった宗教です。

お寺には僧侶、住職と呼ばれる人たちが『釈迦如来(しゃかにょらい)』『不動明王(ふどうみょうおう)』などの仏像を守り、仏教の教えを説いています。

『説教(せっきょう)』『法話(ほうわ)』と呼ばれる住職のありがたいお話を気軽に聞けるお寺もあります。

説教とはいいますが、堅苦しく厳しい話ではありません。

終始楽しく、笑って聞けるように工夫して話してくださるので、興味があれば一度聞いてみてもいいかもしれません。

 

神社

神社というのは昔は建物として存在していたわけではなく、祭壇のようなものだけだったそうです。

祭事の時に臨時で設営する感じだったのでしょうか。

 

格式の高い神社は呼び方が異なります。

伏見稲荷大社などの『大社』や伊勢神宮などの『神宮』がついている神社は大規模で、特に格式の高い神社は『神宮』のついた神社だそうです。

神主(かんぬし)、巫女(みこ)が神様に仕えています。

 

お寺は仏教ですが神社は『神道(しんどう)』に属していて、日本では昔から八百万(やおよろず)の神様がいると信じられてきたわけですから、神道にはたくさんの神様がいます。

神社はそれぞれ祀(まつ)っている神様の名前をもとにつけられているのだそうです。

 

神社にだけ鳥居があるのには理由があります。

神様が降りてくる『神域(しんいき)』という神様エリアがあって、人間エリアとの区別を付けるために境界線に鳥居が置かれているということです。

有名な伏見稲荷大社の『千本鳥居(せんぼんどりい)』は、神域である山に入るための道なのだそうです。

神秘的な雰囲気も納得ですね。

 

参拝の仕方も違う

これが一番重要な事ですね、参拝の作法がお寺と神社では違います。

お寺で神社と同じように参拝してしまっては、仏様も混乱してしまうかもしれません。

神社の参拝方法についてはこちらの記事を参考にして下さい。

神社参拝者必見!神社参拝の作法について!日本人として基本は知っておきたいですよね

2017年7月2日

 

 

お寺の参拝方法について

それではお寺の参拝方法について解説していきます。

 

真ん中を避けて歩く

これは神社と同じく、真ん中は歩いてはいけないことになっています。

 

手水舎(てみずしゃ)

これも同じく、禊(みそぎ)の代わりなので必ず両手と口を清めましょう。

  1. 右手で柄杓を持ち、左手を洗う
  2. 左手に持ち替えて右手を洗う
  3. もう一度右手に持ち替えて左手で水を受け口をすすぐ
  4. 左手を洗ってから柄杓を立てて、柄の部分を洗う

神社と同じ手順ですが、お寺によって異なる場合があるので手水舎での身の清め方が掲示されている場合には、その通りに行うようにしてください。

 

お線香をあげる

お線香をあげた時に立ち上る煙は、実は仏様の食べ物なんだそうです。

浅草寺では、悪いところに線香の煙を当てると治るといわれています。

昔は身体を清めるために煙を浴びてから仏様にお祈りをしていたそうです。

 

参拝

  1. 浅いお辞儀をして、お賽銭を納めます。
  2. 鈴を鳴らして仏様に呼びかけ、『合掌』してお祈りします。
  3. 最後にもう一度、浅くお辞儀をしましょう。

お寺では手を叩いてはいけません。静かに手を合わせて、お願い事をします。

手を叩いてしまうと、たしかにかなり恥ずかしい気がします…気を付けましょう。

 

お辞儀の角度

重要な事ではないかもしれませんが、お辞儀の角度で名称が違います。

『揖(ゆう)』一揖すると書いてある場合、一度浅くお辞儀をします。

『礼(れい)』一礼すると書いてある場合、40度前後のお辞儀をします。

『拝(はい)』一拝すると書いてある場合、90度くらいの角度でお辞儀をします。

二拝二拍手一拝であれば、結構深くお辞儀をしなければならないということですね。

 

御朱印帳は分けなくてもいい?

薬師寺にお伺いしたときには「御朱印帳は分けなくても大丈夫ですよ」と言っていただきました。

しかし、宗教上の理由でやはり『仏教』と『神道』で考え方も違いますし、お寺や神社次第では同じ御朱印帳に御朱印をいただけない場合があります。

御朱印帳を渡す際には、一応確認した方がいいかもしれません。

あらかじめお気に入りの御朱印帳をお寺で一つ、神社で一つ購入しておけば安心かもしれません。

 

御朱印のデザイン自体に大きな差はありません。

お寺の方がかっこいいデザインが多いような気もしますが、貰ってからのお楽しみです。

 

まとめ

今回はお寺と神社の違いと、お寺の参拝作法についてご紹介しました。

違いに関してはほんのりと記憶の片隅に置いておいてほしいものですが、参拝についてはもう一度おさらいしておきましょう。

参道は『端』を通り、『手水舎』で身を清め、『お線香』をあげます。

参拝の際は、お辞儀してお賽銭を納め、鈴を鳴らしてから『合掌』。

お祈りをした後はもう一度お辞儀をします。

 

お寺では手を叩かない、ということだけでも覚えていれば大丈夫でしょう。

作法や手順などに気を取られて、国宝や綺麗な庭園などを見逃しては元も子もありません。

仏様も神様も細かいことで怒ったりはされないので、謙虚な気持ちは忘れず心穏やかに神社仏閣の景色を楽しんでください。

 

神社の参拝についてはこちらの記事をどうぞ

神社参拝者必見!神社参拝の作法について!日本人として基本は知っておきたいですよね

2017年7月2日

 

(Author:仁科はる)










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