寝る前に読むのにおすすめな絵本!幻想的で美しい、素敵な5冊を厳選紹介







絵本の醍醐味は、なんといってもメルヘンやファンタジーといった空想的・幻想的な世界にあるのではないでしょうか。

そういった絵本は、寝る前の1冊としても最適です。

気持ちを穏やかに落ち着かせ、心地よく眠りにつくことができるかもしれません。

 

そこで今回は、素敵な夢へと誘ってくれそうな美しい絵本を5冊厳選しました。

ぜひ手にとって、その幻想的な世界を静かに味わってみてください。

 

『月夜とめがね』 小川 未明 (作)、高橋 和枝 (絵)

月夜とめがね

月のきれいな春の夜のこと。おばあさんがいつものように一人で針仕事をしていると、「めがね売り」の男がやってきました。

常日頃、目がかすんで針に糸を通すのに苦労していたおばあさん。

男の勧める「めがね」をかけてみると、時計の数字もカレンダーの数字も、なんでもはっきりと見えます!

おばあさんは大喜びで、早速その「めがね」を買いました。

夜がふけ、おばあさんがそろそろ寝ようと思ったそのとき、小さな女の子が、家にたずねてきたのです。目をうるませて戸口に立っています。

白いバラの香りのする、黒髪の美しい少女。いったい何をしにきたのでしょうか……。

 

「日本のアンデルセン」と呼ばれている小川未明の童話を用いた絵本です。

穏やかな美しい絵によって、幻想的な世界観がさらに味わい深いものになっています。

繰り返し読んだなら、描かれている情景が違った視点で感じられてくるはずです。

夜の暗闇とランプの灯り、そしてお月様。

「光」と「影」といったものが、とても温かな質感で描かれています。

 

『ゆめたまご』 たかの もも (著)

ゆめたまご

ある夜のこと。怖い夢をみて目が覚めてしまった少女。

夢の続きをみるのが怖くて、なかなか眠れずにいると、バクに乗った不思議なおじさんがやってきました。

少女はおじさんからの提案で、自分の怖い夢と「ゆめたまご」を交換してもらいます。

それは願い事を叶えてくれるという、不思議なたまごです。

少女は毎日いろんな願い事を考えながら、「ゆめたまご」を大切に温め続けます。

けれども、たまごは全然かえる気配がありません。

少女は願い事をあきらめて、たまごを土に埋めることにしたのですが……。

 

重厚な静けさが漂う、緻密な描写のファンタジー。

ゾクッとするようなシュールさがありながら、なんとなく穏やかな気配も感じるから不思議です。

著者・たかの もも(鷹野 百)さんは、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展で、4度の入選を果たしています。

美しさと不気味さが入り混じったような、非常に幻想的な画風。

その奇妙ともいえる独特な世界観は、一度味わったら癖になってしまうかもしれません。

 

『おやすみてんし』 松村 真依子 (著)

おやすみてんし

星の瞬く音が聞こえてきそうな、静かな静かな夜のこと。

はなちゃんがなかなか眠れないでいると、ふと窓の外から、小さな声が聞こえてきたような気がしました。

不思議に思ったはなちゃんは、そっと窓をのぞきこみます。

窓の遠くの向こうのほうで、家の明かりがひとつ消えるのが見えました。

そのとき、はなちゃんには、はっきり聞こえたのです。

「おやすみ」 と言う、小さな子供の声が……。

 

いろんな子供たちのさまざまな「おやすみ」の情景が、優しい色合いで丁寧に描かれています。

家の明かりが消えるたびに、夜空へと星がきらめいてゆく……。

夢と現実が入り混じったような、幻想的な世界。

ハッとさせられるような美しい展開に、読み終わった後も素敵な余韻が残ります。

 

『ぴっぽのたび』 刀根 里衣 (著)

ぴっぽのたび

いつもひとりぼっちの孤独なカエル、ぴっぽ。

ある夜、ぴっぽが眠れずにひつじを数えていると、「小さなひつじ」に出会います。

そのひつじは夢の中を旅することができるというのです。

ぴっぽは、小さなひつじと一緒に旅にでることにします。夢探しの旅です。

 

最初にたどりついたのは、5月の夢。美しいポピーの花たちがぴっぽに言います。

「そよ風にのって空をとんでみたい……」と。

 

6月、7月、8月…と、幻想的な情景が季節を追うように続いていきます。まさにそれは、息をのむような美しさです。

草花や小さな生き物たちが、自分たちの抱いている夢をそっと語りかけてきます。

それを聞いたぴっぽは、何を思うのか。

そしてぴっぽは、夢の旅の最後に何をみつけたのか……。

 

四季折々の空気感がそのまま伝わってくるかのような、とにかく繊細で美しい絵本です。

イタリアで活躍する絵本作家・刀根里衣さんが描き出す世界観を、思う存分堪能することができるでしょう。

 

『ボワットちゃんの ひみつのはこ』  藤田 美菜子 (著)

ボワットちゃんのひみつのはこ

ボワットちゃんは、小さな女の子。すみれの花の絵が描かれた小さな箱が宝物です。

その箱の中には、陶器でできた子犬が入っています。名前は「コフレ」。

ある晩、ボワットちゃんは犬の鳴き声で目が覚めました。

なんと、コフレが本物の犬になっているのです。

走り出すコフレ。ボワットちゃんがその後ろを追いかけていくと、目の前にたくさんの箱が現れます。色も形も大きさもさまざま。どれもこれも、素敵なものばかり!

 

ボワットちゃんが箱をそっと開けるたびに、色彩豊かな美しい世界が広がります。

黄色、ピンク、青、グリーン…… まさにこれぞメルヘン! といった感じです。

 

箱を開けることは、新しい世界を発見すること。

七色に輝く未来、誰もが無限の可能性を持っているのだということ。

夢いっぱいの優しい絵から、そのメッセージがさりげなく伝わってきます。

想像力をかきたててくれる、素敵な絵本です。

 

【まとめ】

「寝る前におすすめの絵本」ということで、夜や夢、星や月といったものを描いた作品を紹介しました。

絵本の余韻にそっと浸りながら、ゆったりとした気持ちで眠りにつくことができたら素敵です。

もしかしたら、絵本のような美しい夢が見られるかもしれませんよ……。










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