「シリーズもの絵本」おすすめ5選!絵本がどんどん好きになる!幼児期におすすめの【健やかな心を育む絵本シリーズ】







同じキャラクターや設定のもとで、いろんなお話が展開されていく「シリーズもの」は、幼児でも内容を理解しやすく、豊富なタイトルから、さまざまなことを自然と学んでいくことができるのが大きな魅力です。

個性豊かなキャラクターが登場することも多く、主人公たちに感情移入しながら、人と人との「つながり」や「思いやり」といったものを、理屈ではなく、感覚的に理解していくことができます。

 

そこで今回は、健やかな心を育む「シリーズもの絵本」を5つ厳選してみました。

道徳的な要素をしっかり含みつつも、押し付けがましくないので、親子で一緒に楽しめるのではないでしょうか。

幼児期の読み聞かせに、ぜひ取り入れてみてください。

 

「おれたち、ともだち!」シリーズ
『ともだちや』 内田 麟太郎(作)、降矢 なな(絵)

ともだちや (「おれたち、ともだち!」絵本)

ユーモアあふれるストーリーとコミカルな会話。

そして、豊かな色彩でダイナミックに描かれた美しい絵!

かつてNHKでテレビ絵本としても放送されたことのある「おれたち、ともだち!」シリーズ。

その第一作目となるのが『ともだちや』です。

まずはそのタイトルから興味深く感じる人も多いのではないでしょうか。

 

「ともだち」ってなんだろう?

それをずばり説明するのは、なかなか難しいことです。

言葉にしてしまうと、なんだか薄っぺらな嘘くさいものに感じてしまいます。道徳的なことを言葉で説明したところで、人の心には大して響いてはきません。

このシリーズが絶大に優れているのは、そういった言葉では伝えにくいことを、ユーモアを持って、わかりやすく、素敵に描いてくれているという点です。

 

主人公は、「オオカミ」と「キツネ」。

物語において何かと悪者扱いされることの多い動物ですが、それがこの絵本の重要なポイントかもしれません。

オオカミは乱暴者。キツネは狡猾。

そんなイメージを生かしながら、友達を思うさまざまな「気持ち」が、実に見事に描かれています。

 

そこにあるのは、「友達と仲良くしましょう!」といった単純なメッセージではないのです。

嘘をついてしまったり、ケンカをしてしまったり、ヤキモチや嫉妬、本音と建前など、友達との関わりの中で必ず生じるであろう複雑な感情が、しっかり描かれています。

互いの心理描写や会話のやりとりがユーモアに富んでいて嫌味がなく、子どもだけでなく大人にとっても、感じる部分の多い絵本となるでしょう。

 

「14ひき」シリーズ
『14ひきのあさごはん』 いわむら かずお(作・絵)

14ひきのあさごはん (14ひきのシリーズ)

14ひきのネズミの大家族が登場する「14ひき」シリーズ。

季節ごとの過ごし方や、大家族ならではの「助け合い」、「絆」といったものが、四季折々の姿で丁寧に描かれています。

 

自然の中にある森の描写が美しく、季節感をもって読むことができるのが、このシリーズの大きな魅力ですが、一番の醍醐味は、「14ひき」それぞれの動きを、個々に追って楽しめるということでしょう。

おとうさん、おかあさん、おじいさん、おばあさん。そして、きょうだい10ぴき。

「14ひき」が個性を持ってきちんと描き分けられ、そこには、無限のストーリーが広がっているのです。

お皿を片付けたり、布団を干したり、下の子をおんぶしたり、10ぴきの子どもたちが、それぞれ自分にできることをお手伝いしている姿がなんとも微笑ましい!

親だけでなく、きょうだいの間にも、暗黙の「役割」のようなものが成り立っていることが見て取れます。

 

細部まで生き生きと描かれた絵は、見るたびきっと新しい発見があるはず。

何気ない日常の繰り返しこそ、かけがえのない幸せ。そんな温かな思いが、この絵本にはあふれています。

 

「そらまめくん」シリーズ
『そらまめくんのベッド』 なかや みわ(作・絵)

そらまめくんのベッド (こどものとも傑作集)

そらまめくんの宝物は、自分のベッド。

そらまめの「さや」でできていて、中は雲のようにふわふわ。綿のようにやわらかです。

大切なベッドだから、誰にも使わせたくない!水にぬらしたり、汚したくない!

そらまめくんは最初そう思っていますが、

ちょっとしたアクシデントや他の仲間たちとの触れ合いの中で、少しずつその気持ちに変化がでてきます……。

 

いわばこれは、「そらまめくん」の成長物語。

自分の大切な物を人に貸してあげたり、誰かのために犠牲にしたり、

そういった「優しさ」や「友情」、「助け合い」といったものが、可愛らしいキャラクターと心温まるストーリーでユニークに描かれています。

いろんなお豆くんが登場し、その特徴を比較することで、「おおきい」、「ながい」、「かたい」など、身近な形容詞が覚えられるのも、嬉しいポイントです。

 

教訓じみたわざとらしさはなく、可愛らしいお豆くんたちのおかげで、子どもも大人も愛着をもって楽しむことができるのではないでしょうか。

 

「バムとケロ」シリーズ
『バムとケロのにちようび』 島田 ゆか(著)

バムとケロのにちようび

しっかり者で心優しい犬のバムと、無邪気なカエルのケロちゃん。

ふたりの日常をユーモアたっぷりに楽しく描いた「バムとケロ」シリーズ。

 

子どもだけでなく、大人にもファンが多い作品です。

ユニークなキャラクター設定と、細部までこだわった絵の描写。

おしゃれなインテリアや可愛い雑貨がたくさん登場し、アメリカンポップと北欧ナチュラルを融合させたような、独特な印象を受けます。

作者である島田ゆかさんは、グラフィックデザイン出身。現在はカナダ在住。

不思議な質感をもった画風は、そういったことが関係しているのかもしれません。

 

まるでおもちゃ箱をひっくりかえしたかのように、絵本の個々かしこに遊び心が散りばめられています。

ストーリーの本筋とは関係ないところで小さなキャラクターが一緒に遊んでいたり、前作で登場した小物が部屋の中に飾られていたりと、シリーズを通して読んでこそ楽しめる要素があるのも魅力です。

バムとケロは、一見奇妙な容姿をしていますが、やる事なす事コミカルで、とにかく愛嬌たっぷり!

何度読んでも飽きません。何度でも読みたくなります。

親子で夢中になっちゃう「シリーズもの」として、イチオシです。

 

「ノンタン」シリーズ
『あかんべノンタン』 キヨノ サチコ(作・絵)

あかんべノンタン (ノンタン あそぼうよ3)

1976年の刊行以来、世代を超えて愛され続けている「ノンタン」シリーズ。

子供のころ大好きだった!懐かしい! そんなふうに思うママやパパは多いはず。

いかにも幼児向けといった雰囲気の絵柄ですが、「ノンタン」シリーズには、大人も癒される不思議な魅力があります。

それはきっと、ノンタンが、「良い子」すぎないから。

ちょっとわがままで、いたずらが大好き。何度怒られても懲りなくて、

たまに意地悪をしちゃうけど、根は優しくて……。

いかにも子どもらしい、無邪気な姿。そんなノンタンに子どもは共感し、親は微笑ましい気持ちになるのではないでしょうか。

 

ノンタンシリーズは文章が読みやすいのも大きな魅力の一つ。

語呂のいい言葉が繰り返され、歌うように、心地よく声に出すことができるので、読み聞かせはもちろん、文字を覚え始めたお子さんが、自分で読む練習をするのにも良いでしょう。

 

おすすめのシリーズ絵本【まとめ】

シリーズ化されている絵本は、一度気に入ると、他のタイトルも継続して読み進めていきたくなります。

それが絵本という媒体そのものに対する興味を促し、絵本がどんどん好きになる「きっかけ」となってくれるかもしれません。

「シリーズ絵本」は、季節感のあるタイトルで展開されていくことが多いのも特徴。

春夏秋冬にあわせて読むようにすると、より一層その世界観を楽しむことができますよ。










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