心霊スポットにもなっている人形供養のお寺、神社~『宝鏡寺』『淡嶋神社』~







昔から人形に関する心霊現象は多く見られます。

球体関節人形などのリアルドールは、どこから見ても目が合う追視(ついし)効果のあるガラス製の眼球を使っていることがあるので「人形がこっちを見てる!」というのは心霊現象ではないのでご安心ください。

 

大事にしている人形に異変があった時や、やむを得ず処分せざるを得ない場合などの対処法として大切な『人形供養』と『心霊スポット』としても有名なお寺、神社をご紹介します。

 

京の人形寺『宝鏡寺』(ほうきょうじ)

 

人形好きな人やドールオーナーでさえも不気味で怖いという印象を持つ『宝鏡寺』は京都市上京区にあります。

不気味さの理由は、人形供養のために持ち込まれた大量の雛人形や日本人形のせいだといいます。

普段見慣れない和人形がたくさんあると、やっぱりちょっと怖いですね。

 

宝鏡寺は『人形寺』とも呼ばれていて、人形に宿った情念を鎮めるために建てられた『人形塚』というものがあります。

その台座には武者小路実篤の歌が彫られています。

 

「人形よ 誰がつくりしか 誰に愛されしか 知らねども 愛された事実こそ 汝が成仏の誠なれ」

優しい歌です。

どんな人形でも人の手に渡り愛された事実は変わりません。

捨てられたことを恨んでいる人形の気持ちが少しでも和らぐようにと詠まれた歌なのかもしれません。

 

『宝鏡寺』には『万勢伊(ばんせい)さま』と呼ばれる人形がいます。

万勢伊さまは後西天皇の皇女『本覚院』が大事にしていた人形だそうで、魂が宿っていて毎晩境内を歩き回っているという噂です。

というのも、元々は3体セットだったこの人形を愛情をもって大切にしていたところ魂が宿り、本覚院含めその後3代に渡って姫様に仕えたと伝わっていることからのようです。

春と秋には人形展が開催され、その時にこの『万勢伊さま』を見ることが出来ます。

現在は除霊されて普通の人形に戻ったとのことで、不思議な現象は起こらないそうです。

安心したような、少し残念なような、複雑な気持ちになりますね。

 

宝鏡寺ホームページへ


 

髪の伸びる人形が奉納されている『淡嶋神社』(あわしまじんじゃ)

 

和歌山市加太の『淡嶋神社』はテレビやニュースでも『髪の伸びる人形がある神社』は心霊スポットとして放送されました。

毎年40万体もの人形が供養のために送られてきていて、中にはいわく付きの人形もたくさんあるのだそうです。

境内にはたくさんの日本人形や雛人形、フランス人形に加えてキューピー人形やペコちゃんのような人形もたくさん並べられています。

 

いわく付きの人形は地下にまとめて安置されているらしく、髪の伸びる人形は1体ではないのだそうです。

涙を流したり、閉じていた口が開いて歯が見えるようになったりといろいろな怪現象が起きています。

しかし宮司さんは、人形自身が持ち主に忘れ去られた自分をもっと見てほしい、もっと構ってほしい、寂しいという気持ちで自分の姿を変えるだけで悪さをする子はいないと言います。

残念ながら、いわく付きの人形たちは非公開だそうで見ることは出来ません。

しかしテレビの前で公開された様子では部屋にある棚にぎっしり人形が置かれていて、くすくす笑い声が聞こえたとのことです。

 

淡嶋神社では3月3日ひな祭りの日に『ひな流し』という神事を行います。

大きな3隻の船にたくさんの雛人形を積んで海に流すというもので、海に近い人形供養の神社ならではの神事を見ることが出来ます。

船を担ぐのは女性ならば誰でもさせてもらえるそうで、海まで船を運び宮司さんの祈祷があって沖に流れていくまで見守れます。

非常に珍しく貴重な神事で、毎年たくさんの参拝者が神事に参加しています。

供養のために人形を預けた人もそうでない人も、ひな祭りの日の特別な神事に参加してみてはいかがでしょうか。

 

淡嶋神社ホームページへ


 

人形には魂が宿る

人間に大事にされてきた物には昔から魂が宿ると言われています。

人形やぬいぐるみはもちろん、武士が肌身離さず手にしていた刀剣や読書家の愛した本、文豪が愛用したペンなどにも魂が宿り、中には付喪神として扱われるものもあります。

2つの寺社でも紹介した通り、持ち主の愛情を受けて魂の宿った人形を気味悪がったり怖がったりするのは少し可哀想な気もします。

 

幼い頃から大事にしてきた人形、当然ながら人間は年齢を重ねることでその人形を手放してしまったり、遊ばなくなって忘れてしまったりします。

ピクサーの映画で有名な『トイストーリー』も同じく魂の宿ったおもちゃ達のお話ですね。

遊ばなくなったりするのは仕方のない事かもしれませんが、そのまま捨ててしまうのではなく大事にしていた日のことを思い出して、今までありがとうという気持ちを持って人形供養してあげるのがいいかもしれません。

捨てた人形が帰ってきた、という話もホラー番組では定番になるほど人形には魂が宿りやすいのでしょう。

 

宮司さんの言う通り悪さをする子はいないと思いたいですが、散々可愛がっていたのにゴミ箱へ捨てたりなんかしてしまっては何かされても仕方ないのではと思う部分もあります。

ホラー番組で見た人形の話もそうですが、寺社に奉納された人形にまつわる話を聞くたびに物だからと酷い扱いはせず、手放す時はきっちりと供養する必要があると感じます。

 

心霊現象に関しては気のせいだとか何か仕掛けがあるのだろうと思う方も多いと思いますが、遊び半分で心霊スポットへ行ったり何かを持ち帰ったりすることは避けてください。

何かあってからでは遅いのです。実際に心霊スポットと呼ばれる神社で鳥居に石をぶつけた人が帰りに事故に遭ったりしています。

 

神社は神様のいる場所なので、罰が当たるようなことはしないに限ります。

神社仏閣以外の心霊スポットであれば守ってくれるものは何もありませんので、肝試しの後にはきちんと手を合わせて帰るようにしたいですね。












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