こんにちは。ボードゲーム愛好歴20年のシグルンです。
今回ご紹介するのは『おススメのパズル・アブストラクト系ボードゲーム10選 1983年~2017年版』です。
1つのゲームで複数の遊び方の要素を持つものもあるので、ボードゲームのジャンル分けは難しいところもあるのですが、一つの目安として考えて下さい。
パズル・アブストラクトというジャンルのゲーム
運要素が無い情報公開型のゲームで、ある一定の規則性を持たせてコマ等を盤面上に置いたり動かしたりするゲームです。
ルールはシンプルでコマのデザインが洗練されているものが多く、スタイリッシュなボードゲームです。
代表作は、ランカスター家とヨーク家の争いのテーマにした『ローゼンケーニッヒ / バラ戦争』(1992)でしょうか。
テイク・イット・イージー
1994年ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート。
親手番が置いた六角形のタイルに描かれた3色のラインを意識しつつ、全員同時にタイルを配置していきます。
ゲームボードが全て埋まったらラインの色が端から端までつながっているものの点数を合計し、最終的な勝利点を競うゲームです。
発売年:1983年
プレイ人数:1~8人
プレイ時間:20分
クアルト
1993年ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート。
色、形、高さ、穴の有無のいずれかの条件を揃える4並べです。
条件が4種類ある上に!
自分が選んだコマを相手に渡して相手が置く”というルールなのでうっかり見落としがあると相手に勝利を与えることになります。
手軽ながら先を見通す集中力が必要なバランスの良いゲームです。
発売年:1991年
プレイ人数:2人
プレイ時間:20分
トーレス
2000年ドイツ年間ボードゲーム大賞受賞。
竜巻によって壊れた城を、王子達がそれぞれより良い城を作るために騎士を働かせるゲーム。
陣取り/エリアマジョリティとは少し違うので、変則的なアブストラクトかなと捉えております。
城コマと騎士コマの配置を考えながらも、強力なアクションカードが使用出来るので、通常の陣取りのようなキツさが緩和され楽しく遊べるようになっています。
発売年:1999年
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:60分
ゴブレット
大きさの異なる4種類のコマ(ゴブル)を3セット持ち4並べをするゲーム。
特大のゴブルの中に大きいゴブル、大きいゴブルの中に中ぐらいのゴブル、その中にもっと小さいゴブル…と入れ子に出来ます。
この入れ子に出来るのがポイントで、相手のゴブルに被せたりすることで動きを封じたり、自分のゴブルに被せて隠し玉にしたりして相手より先に4つ並べます。
発売年:2000年
プレイ人数:2人
プレイ時間:20分
スンダ・サフル
プレイヤーはインドネシアの神々となり、ジグゾーパズルのようなタイルを繋ぎ、そのタイルの交点に自分の民族を導き所有権を取り合うパズルゲームです。
水辺の絵が多いので地形を合わせるのがなかなかに難易度が高く、スタートして一斉にタイルを取ってもじっくりプレイになります。
木製のタイルでコンポーネントが美しいゲームです。
発売年:2002年
プレイ人数:1~4人
プレイ時間:45分
ウボンゴ
2005年ドイツゲーム賞4位。
正方形を2~5個組み合わせたようなピースが12枚あります。
出題ボードに描かれた枠にぴったりはまるようにピースを置くのですが、ダイスの出目によってどのピースを使用するかが決まる早置きパズルです。
多くのバージョンが出ており、海外では小中学校で教材として導入されています。
発売年:2003年
プレイ人数:1~4人
プレイ時間:25分
クゥワークル
2011年ドイツ年間ゲーム大賞受賞。
同じ色かスートのタイルを繋げて列を作って得点を競うゲームです。
直線6枚の並びを作れたらボーナス点が入りますが、他プレイヤーから妨害されたりもするので手軽ながらじっくり楽しめるゲームです。
発売年:2006年
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:45分
カルナック
メガリス(コマ)を配置して、より大きなドルメン(コマの集合体)をつくるゲームです。
使われているシンボルはケルト文様ですし、メガリスは巨石、ドルメンは支石墓を表すので古代ケルトの巨石群を作ることがテーマです。
手番プレイヤーがメガリスを縦置きにし、相手がそれをそのままにするか横倒しにするか決め、そのままの場合は手番が移らないというシステムです。
見た目も綺麗で面白いアブストラクトです。
発売年:2011年
プレイ人数:2人
プレイ時間:20分
サントリーニ
プレイヤーはギリシャの神々の化身となり、エーゲ海に浮かぶサントリーニ島のイアにあるブルードームを建造していき、自分の従者を建物の最上階に置くことを目指すゲームです。
従者の移動→建物の建設を行うシンプルルールですが奥深さもありこれだけでも面白いのですが、そこに強力な効果を持つ神力が加わると盤面の動きが大きくなり、変化に富むゲームになります。
発売年:2016年
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:20分
光合成(Photosynthesis)
光合成によって成長する木々の位置取り戦略ゲーム。
太陽がボードの周囲を周り光の当たる位置、影の伸び方が変化することを鑑みて他プレイヤーの木の生長を妨害し、木がライフサイクルを終える際に光りが当たり且つ得点が高い土地へ種を飛ばすように思考する奥深いゲームです。
発売年:2017年
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:30~60分
以上、パズル・アブストラクトのジャンルの中でおすすめの10選を紹介しましたが、いかがでしたか?
絶版も合わせ、古いものから2017年までの中からメジャー、マイナー問わず取り上げてみました。
きっと気に入るゲームがあると思いますよ!
是非お試し下さい!
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