「仕事が出来れば資格なんか必要ない!」
そう思っている人も多いのではないでしょうか。
確かに仕事とは身体で覚えるものだと思います。
しかし、転職活動において資格は最も大事な要素となるのです。
いくら特定の仕事が出来たとしても、それをアピール出来なければ意味がありません。
この記事では資格の重要性とおすすめの資格についてご紹介します。
資格保持者は転職に有利
資格保有者は転職活動において有利と言えます。
なぜなら、資格とはあなた自身が持っているスキルを具現化したものだからです。
例えばいくらパソコンのスキルがあったとしても資格を保有していなければ、資格保有者と比べて説得力に欠けてしまうのです。
仮に職務経歴書に扱えるスキルなどを羅列して記載したとしても、人事担当者はそこまで読んでいません。
人事担当者が応募者の履歴書を確認する時間は、一般的に数秒~数十秒程度と言われています。
この短い時間内でいかにスキルをアピール出来るかによって、書類選考の通過率が変わってくるのです。
そのため、スキルを長々と羅列したとしても読んでもらうことさえ出来ず、結果的に何のアピールも出来ないまま選考落ちとなってしまう可能性も考えられます。
しかし、資格を保有していれば一目であなたのスキルを相手に伝えることが出来ます。
それゆえ、資格保有者は転職に有利と言えます。
資格保有者には「資格手当」が付くことも
企業によっては資格を保有している事で「資格手当」が付く場合もあります。
一般的な資格手当の相場は5,000円~10,000円となっており、「手当」としてお給料に組み込まれて支払われます。
例えば3つ資格を保有しているだけで、15,000円~30,000円の手当がお給料に加算されるのです。
この金額を昇給で上げようと思えば、2~3年は掛かってしまうでしょう。
場合によってはそれ以上の期間が掛かることも考えられます。
もちろん、保有している全ての資格が資格手当の対象となるわけではありません。
各企業によって資格手当の対象となる資格が定められているため、その対象となる資格を保有していなければいけません。
しかし、何の資格も保有していない人間と仕事において役に立つ資格を保有している人間とでは結果的にお給料も変わってくるでしょう。
そのため、資格保有者はお給料の面でも優遇されていると言えます。
これだけは取得しておきたい!おすすめ資格2選!
ここでで汎用性の高い、どの企業においても役に立つ2つの資格をご紹介します。
MOS(マイクロ・オフィス・スペシャリスト)
MOSはパソコン操作において、最も有名な資格ではないでしょうか。
昨今ではパソコンの普及が加速化しており、どの企業どの職種においてもパソコン操作は必須となります。
MOSには一般レベルの「スペシャリスト」と上級者レベルの「エクスパート」が用意されており、2つの難易度は全く異なります。
そのため、まずは一般レベルの「スペシャリスト」から取得することをおすすめします。
スペシャリストを取得するだけでも、パソコンスキルは大幅に上達します。
その後、パソコン操作に自信が付いたら「エクスパート」レベルに挑戦してみましょう。
日商簿記検定3級
日商簿記検定3級は経理の基礎と呼べる資格です。
この資格を取得することで手形や小切手、勘定科目などの知識が身に付きます。
「経理になるつもりはないんだけど・・」そう思う人もいるでしょう。
しかし、経理の基礎知識はどの職においても必要と言えます。
まず営業職であれば手形の受取や小切手の受取などが発生するため、手形や小切手などの知識が必要不可欠です。
事務職であれば小口現金なども取り扱いもあるため、勘定科目の知識は必須でしょう。
このように、経理職でなくても経理の知識が必要となる場面は多々あるのです。
そのため、経理の基礎知識となる日商簿記検定3級はおすすめしたい資格の一つです。
筆者はどちらの資格も独学で取得しておりますので、おすすめの教材をご紹介しておきます。
独学でも十分に1か月程度で取得可能ですので、是非チャレンジしてみて下さい。
資格マニアは敬遠される
資格を取得することで自身のスキルアップにもつながるため、資格勉強を推奨する企業も増えてきています。
しかし、資格勉強をする上で注意しなければいけない事もあります。
それは資格マニアにならない事です。
例えば、1つの資格を保有している人間と10個の資格を保有している人間がいたと仮定します。
客観的に見れば後者の方が優れている人材に見えるでしょう。
しかし資格は多ければ良い、というものではありません。
仮に資格を10個保有していたとしても企業にとって役に立たない資格であれば、持っていないのと同じなのです。
仮に技術職の求人に応募したとします。
その際に「漢字検定」や「英語検定」の資格をアピールしても、相手には全く響かないでしょう。
それどころか、保有している資格を全て履歴書に記載してしまっては、返って企業から敬遠されてしまいます。
一方、1つしか資格を保有していなくても「○○技術者」といった技術職に特化した資格を持っていた場合はどうでしょうか。
「漢字検定」など仕事に直接関係の無い資格を10個並べた人間よりも、「○○技術者」といった資格を1つ保有している人間の方が断然有利と言えるでしょう。
そのため、資格は自分にとって必要となるものだけを取得するようにしましょう。
まとめ
資格とはあなたが持っているスキルを具現化したものです。
そのため、資格を保有していれば転職活動において有利と言えます。
しかし、資格を取得する際は「自分にとって本当に必要な資格なのか」を判断してから勉強するようにしましょう。
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