最近の格安SIMのプランの中で特に人気となっているのは、パケット通信料と通話料込みで月額定額料金となっているプランです。
このプランでは大手携帯キャリアと同じ感覚で格安SIMが利用できる為、人気となっているのです。
通信料や通話料が込みで月額定額料金で利用できるプランとしては楽天モバイルの「スーパーホーダイ」とIIJmioの「コミコミセット」が有名かつ人気なのですが、これらのプランはどちらがお得でそれぞれにどのような特徴があるのでしょうか。
本記事では、「スーパーホーダイ」と「コミコミセット」の特徴や料金比較を行っていきます。
楽天モバイル「スーパーホーダイ」の特徴や料金体系は?
楽天モバイルでは自分でデータ容量を選べる組み合わせプランというプランもあるのですが、インターネットも通話も定額でし放題になるお得なプランとして注目を集めているのが、「スーパーホーダイ」というプランです。
スーパーホーダイは利用できるパケット通信量別にプランS・M・Lと3種類のプラン分けがされていて、いずれのプランも「楽天でんわ」という専用の通話アプリを介して1回あたり5分以内の通話がかけ放題という無料通話分が付帯しています。
またスーパーホーダイの大きな特徴としては一ヶ月あたりに利用できるパケット通信量を使い切った後でも最大速度が1Mbpsの速度で引き続き通信ができる(回線混雑時は除く)点にあります。
一般的な格安SIMの場合、パケット通信量を使い切った後の速度は200kbps~250kbpsに制限されるので1Mbpsという速度は他の格安SIMよりも遥かに快適に通信ができると考えられるのです。
さらにスーパーホーダイでは契約者が自分自身で最低利用期間を選択できるという大きな特徴があります。
楽天モバイルの通話SIMは12ヶ月間の最低利用期間があるのですが、スーパーホーダイでは12ヶ月間・24ヶ月間・36ヶ月間と3種類の最低利用期間があり、契約者は3種類の中から最低利用期間を選びます。
12ヶ月間とした場合には特典などはないのですが、24ヶ月間や36ヶ月間を選択した場合には「長期優待ボーナス」という特典が享受でき、24ヶ月の場合には1万円、36ヶ月の場合には2万円のキャシュバックが受け取れます。
これにより、楽天スーパーセール時などの端末が安くなるキャンペーン時にスーパーホーダイで最低利用を24ヶ月以上として契約をすることで、端末代を無料以上とすることも可能となるのです。
なおスーパーホーダイの各プランの月額基本とパケット通信量は次のようになっています。
プラン名 | プランS | プランM | プランL |
パケット通信量 | 2GB | 6GB | 14GB |
月額基本使用料 | 1,980円(2年目以降は2,980円) | 2,980円(2年目以降は3,980円) | 4,980円(2年目以降は5,980円) |
※楽天の会員ランクがダイヤモンド会員の場合、各プランとも1年目の月額基本料は表記から500円割引となります。
IIJmio「コミコミセット」の特徴とプラン内容を確認!
続いてIIJmioの「コミコミセット」について詳細を確認していきましょう。
コミコミセットはパケット通信量と無料通話分だけでなく、端末代までがセットで月額1,880円から利用できる点に大きな特徴があるプランです。
2018年6月時点で選べる端末の種類は8種類、一ヶ月あたりに利用できるパケット通信量は3GB、無料通話分については「みおふぉんダイアル」という専用のアプリを介して一回あたり3分以内の通話がかけ放題という内容になっています。
月額基本使用料金はセットで購入する端末によって異なり、入門モデルであれば1,880円から、標準モデルであれば2,480円から、高機能モデルであれば2,980円から利用ができます。
また利用開始から2年目に突入すると月額基本使用料金が上がる点についてはスーパーホーダイと同じなのですが、コミコミセットでは3年目に突入すると端末の割賦支払いが完了するため、月額基本使用料金が下がります。
そのため同じ端末を長期間使い続けたいと考える人でも安心してお得に利用できるプランであるとも考えられるのです。
なおコミコミセットのコースごとの料金の移り変わりをまとめると次のようになります。
コース名 | かんたん入門モデル | 標準モデル | 高機能モデル |
最初の1年 | 月額1,880円 | 月額2,480円 | 月額2,980円 |
2年目 | 月額2,880円 | 月額3,480円 | 月額3,980円 |
3年目以降 | 月額2,200円 | 月額2,200円 | 月額2,200円 |
まとめ
楽天モバイルのスーパーホーダイは実質1Mbpsの通信がし放題という点や付帯する無料通話分が長い点、そして契約期間次第では多額のキャシュバックを受け取れる点にメリットがることがわかりました。
一方でIIJmioのコミコミセットの場合はプランに端末代まで含まれていることやどのコースを契約しても3年目以降には2年目から料金が下がり、一律2,200円で利用できる点に優位性があります。
これらの点からスーパーホーダイはITリテラシーが高い人がお得に利用できるプランであり、コミコミセットは格安SIMを初めて利用する人でも安心してお得に利用できるプランだと考えられます。
スマートフォンのヘビーユーザーやITリテラシーが高い人であればスーパーホーダイを、スマートフォンのライトユーザーや子どもや高齢者に初めて格安スマホをもたせる場合にはコミコミセットを選ぶと良いでしょう。
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