『サンタクルーズ』冒険ゲームから陣取り合戦へ変貌するボードゲーム







こんにちは。ボードゲーム愛好歴20年のシグルンです。

今回ご紹介するボードゲームは『サンタクルーズ』です。

 

『サンタクルーズ』は「プレイ時間は短め(1時間以内)でルールも分かり易く、でも程よい戦略性があってしっかりゲームした」という満足感を味わえるおススメのボードゲームです。

ルールがシンプルなので、初心者プレイヤーと遊ぶのにも向いています。

 

『サンタクルーズ』のゲームデザイナー

 

ゲームデザイナーはマーセル・アンドレ・キャサソラ・マークル(マルセル=アンドレ・カサソラ メルクル)で、「フェレータ」という名作ゲームを作っています。

1998年に発売され、日本でも今なお再販を繰り返し売られているボードゲームです。

 

マーセル・アンドレ・キャサソラ・マークルは家族で楽しめるような、プレイ時間を1時間以内に納めた軽めのゲームを作る事が多いという印象です。

ただ軽めと言えど駆け引きやジレンマなどをふんだんに盛り込んだ知略に富んだ歯応えのあるゲームを生み出しているデザイナーです。

 

ゲームの概要・ジャンル

 

サンタクルーズ島に入植していき、島の資源を得ながら家や灯台を建設していき、得点を得ていきます。

前半戦と後半戦があるのがこのゲームの特徴です。

 

ゲームのアクセサリーと役割

  • 地形タイル…「火山」「土地」「海岸」と3種類あります。

地形ごとに形が異なり、ゲームボードのマスにも同じ形が描かれているので置き場には迷いません。

入植は海からになるので、海岸タイルは最初から表向き、他の地形は訪れていかないと分からない為、裏向きという設定です。

タイルに描かれた数字が勝利点です。

 

  • 建物コマ…灯台、教会、家の3種があります。

同じ建物の絵が描かれたタイルの上に建設することで、タイルに描かれた勝利点を得られます。

 

  • カードセット…得点を得るための「得点計算カード」と、移動や建物コマの配置に使用する「建設カード」の2種類のセットがあります。

「得点計算カード」には、カードに描かれた資源(木材、砂糖等)を産出するマスに建物コマを建てているプレイヤー全員に加算される得点が描かれています。

「建設カード」には、道を辿って移動するのが得意なセット、川を辿って移動するのが得意なセット等4タイプのセットがあります。

得点計算カード

 

建物カード

 

 

  • 鳥チップ…土地タイルに鳥チップの絵が描かれている場合があります。

鳥チップ付きの土地タイルに建物を建てた時に鳥チップを受け取る事が出来ます。

チップに描かれた数字が勝利点です。

鳥チップ

 

ゲームの準備

 

1.各プレイヤーは色を決めて建物のコマを自分の前にストックとして置く。

2.ゲームボードの上に「火山タイル」と「土地タイル」を裏向きの状態で、同じ形のマスに並べる。残りは使用しないので箱の中に避けておく。

3.「海岸タイル」は海岸マスに表向きに並べる。

4.「鳥チップ」は裏向きの状態で混ぜ、ゲームボードの脇に置く。

5.「得点計算カード」をよく切り、参加人数に応じた枚数を各プレイヤーに配布し、各自内容を確認。残ったカードは後半戦に使用するので、裏向きの山にする。

6.カードに描かれたアルファベットごとに、A~Dに分けた4タイプの「建設カード」のセットから、各プレイヤーは1つのセットを選び、得点計算カードと同様手札とする。

7.最後に建設カードを受け取ったプレイヤーが前半戦のスタートプレイヤーになる。

8.海岸タイルを1つ選び、灯台コマを置くことで上陸。

9.建物を建てたタイルに、川や道で隣接するタイルを表に返す。

 

ゲームの進め方

 

≪前半戦≫

1.「建設カード」または「得点計算カード」のどちらか1枚選んでプレイ。

  • 「建設カード」

「建設カード」を選んだ場合は、プレイしたカードに対応するルート上(川や道等)にあり、表向きになっているタイルに建物コマを配置します。

建物を建てたタイルに描かれている勝利点を獲得します。

建物を建てたタイルに、川や道で隣接するタイルを表向きにします。

 

  • 「得点計算カード」

「得点計算カード」を選んだ場合は対応する資材が描かれたタイルに建物を建てているプレイヤー全員が勝利点を得られます。

 

2.使用したカードは表向きにして自分の前に並べ、他のプレイヤーにどのカードをプレイしたか開示。

3.時計回りに次のプレイヤーに手番が移り、全てのカードをプレイするまで繰り返す。

 

≪後半戦≫

4.建物コマ、「得点計算カード」の回収。

5.山札にしていた「得点計算カード」から1枚ずつ引く。

6.前半戦で使用した「得点計算カード」から1枚抜き、捨て札として箱の中に避ける。

7.「建設カード」を回収して中央に置き、勝利点の少ない順からどのタイプのカードセットにするか選ぶ。勝利点が最も少ないプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。

8.手札がなくなるまで「建設カード」または「得点計算カード」のどちらか1枚選んでプレイ。

9.獲得していた鳥チップの勝利点を計上。

 

まとめ

 

未開の地をワクワクしながらタイルを開いて進んでいく前半戦と、全ての土地情報が公開されていて他プレイヤーがどの得点特化か分かっている後半戦で、プレイ感がガラリと変わります。

 

ルールも”カードを1枚プレイするだけ”と分かり易く、それでいて建築カードで個性が出ます。

こちらを取ればあちらが取れず…のジレンマに悩まされる、手軽ながら良質なプレイが楽しめる、おススメのボードゲームです。

2012年に発売されましたが入手難となっていますので、ゲーム会などで是非遊んでみて下さい。

 

オーストリアゲーム賞大賞
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:45分
状況:絶版












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