戦国時代の戦で活躍した動物たち!戦に使われていた動物は馬だけじゃない







戦国時代の戦の際、そして戦国武将にとって馬という動物は切っても切れないものでした。

「戦国武将が戦っているシーンをイメージしてください」と言われれば、たいてい馬に騎乗している甲冑姿の武士を想像してしまいます。

上記のイメージからもわかるとおり、戦国時代の戦に駆り出される動物といえばこの馬がよく連想されますが、実は戦国時代の戦場では馬以外の動物たちも活躍していました。

本記事では戦国時代の戦で活躍した動物について解説していきます。

 

軍隊の機動力の要 軍馬

人間とともに戦に参加した動物として最もポピュラーなのが、軍馬と言えるでしょう。

軍馬は馬車を引く馬車馬や農耕馬とは一味違います。

軍馬は通常の馬よりも持久力と速さを追求されて育てられた馬たちです。

 

車やバイクなどがまだ存在していなかった戦国時代。

軍隊の機動力の要となったのが、軍馬です。軍馬は足の速さや持久力だけでなく、騎乗している主が武器を振り下ろしたいときに馬首を下げて邪魔にならないようにしたり、武器を構えられたりしても狼狽しないように調教されていました。

また、人を騎乗させた状態でうまくバランスを取りながら前足でも後ろ足でも蹴りが放てるようにも訓練されました。

特に赤揃えで有名な武田の騎馬隊の軍馬に至っては、人を踏んだり突進することを叩きこまれており人間と同じように兜や甲冑を身に着けていました。

また、武田の騎馬隊の軍馬たちはたとえ槍が突き出されようと恐れることなく突撃し、各地の大名や足軽たちから恐れられていました。

 

小さなメッセンジャー 軍用犬

戦国時代には既に犬を軍用犬として育成し、戦に軍用犬が戦線に投入されていたことが明らかになっています。

犬種としては柴犬や甲斐犬など、猟犬として使われるような種類の犬が軍用犬にされました。

戦場での軍用犬の仕事は主に人間に代わって伝令をすることでした。

竹筒に連絡内容や報告を記載した紙を丸めて入れ、軍用犬の首や胴体に括り付けて運ばせました。

軍用犬は人や馬が通れないような狭い経路や険しい山道などを最短ルートで進み、伝令を運びました。

 

輸送・補給部隊の力持ち 牛

普段は田畑を耕したり粉を引いていた牛ですが、戦時には物資輸送などで活躍しました。

馬に比べて走る・歩くスピードは劣るものの、牛の持つパワーは強く荷物を運ばせたら牛に敵う動物はいません。

一度により多くの物資を運ぶことができたので輸送や補給に携わる部隊では最も重宝された動物です。

また巨漢だったことで知られる花の慶次こと前田慶次は、松風を得るまで騎乗する馬がすぐに潰れてしまうので、牛に乗って出陣したことがあるそうです。

 

動物性天然化学兵器 蛇

毒蛇の毒は猛毒で知られるトリカブトやユリ根の毒と併用されました。

毒蛇の持つ毒の怖さとしては体長60センチほどの蛇が牛にかみついて死に追いやったりハブの毒を少量人間の血液に加えるだけで瞬時に固めてしまうといった実例があります。化学攻撃として使用される毒としては申し分ありません。

また、トリカブトやユリ根の毒を生成するには乾燥→刻み→煮るというように時間と手間がかかりました。

対して毒蛇の毒は木などの棒を毒蛇の牙に押し当てるだけで採取することができるので、即席の毒矢を仕込むには持ってこいの動物でした。

しかし、毒蛇の毒を使用するには取り扱いに十分に注意が必要でした。

 

また、毒を持たない蛇でも絶大な威力を発揮しています。

意外なのですが、武士たちにとっても蛇は恐ろしい生き物であったようで、攻城戦で城壁や石垣を登ってくる兵士たちに籠城している側の兵士が蛇を投げつけてひるんだところをはしごを倒して撃退するという作戦を使った武将もいます。

 

島津義弘が愛したタイムキーパー 猫

鬼島津の異名をとり、兄島津義久の家臣として多くの戦で活躍した武将に島津義弘がいます。

島津義弘は豊臣秀吉に朝鮮出兵を命じられた際、朝鮮に猫を連れて行きました。

その数20匹以上だと言われています。

兵糧がネズミに食べられないようにするために連れて行ったのかと思いきや、猫を連れて行ったのには違う理由がありました。

猫を利用して時差ボケの解消と時刻を知るためだと言われています。

島津義弘がどのようにして朝鮮で時刻を把握していたのかと言うと、彼は猫の目に注目しました。

実は猫の目も人間の目と同じように暗いところでは瞳孔を大きくして光をより多く取り込むようにし、明るいところでは瞳孔を細くすることを反射として行っています。

当時は猫の目の瞳孔の開き具合を確認することによって時間を知ることができるとされていました。(要は外の明るさから時間を判断する為の基準にすることができた)

島津義弘は猫の目を見ることで、日本から遠く離れた異国の地でも時間感覚が狂わないようにしていたそうです。

 

まとめ

 

戦国時代の戦で活躍した動物として、軍馬、軍用犬、牛、蛇、猫の5つを紹介しました。

戦と言われるとついつい戦国武将たちのことだけを考えてしまいがちですが、彼らが上げた戦功の裏には、本記事で取り上げた動物たちの働きがあって成り立っています。

科学技術が発達していなかった当時は動物たちが戦で大活躍していたのですね。












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