こんにちは。ボードゲーム愛好歴20年のシグルンです。
今回ご紹介するのは『おススメのセットコレクションボードゲーム10選 1977年~2017年版』です。
セットコレクションというジャンル
基本は麻雀やポーカーのようにスート(シンボル)や色、数字を揃えて役を作り得点を得るゲームです。
代表作は、”同色連番”か”異色同数”を3枚以上組み合わせて役を作る『ラミィキューブ(1977年)』でしょう。
1930年代にイスラエルで展開したゲームで、1980年ドイツ年間ゲーム大賞を受賞、世界中に愛好家がいるゲームです。
在日IT企業役員兼タレントの厚切りジェイソン氏の家庭ではよく『ラミィキューブ』等が遊ばれたようで、「子供の頃から相手をどう倒すか、戦略的な思考が身についていった」と語っています。
ツタンカーメン
2004年にリメイク版が出ました。
筆者はたまたま両方所持していますが、1993年版は東日本大震災時に落下などの衝撃で底箱に穴が開いてしまいました…。
古代エジプトをモチーフにしたオブジェが描かれたタイルを蛇行するように並べます。
プレイヤーはコマを好きなだけ進めて任意のタイルを獲得していきます。
タイルに書かれた数字は同種のタイルが何枚存在するかと、勝利点を表していて、決算が発生した際に該当のタイルを一番多く獲得しているプレイヤーが書かれている数字分の勝利点を得ます。
他プレイヤーの歩幅と決算が発生するタイミングとを見合わせて、どこまで進んで何を取るかを考える必要がありますが、基本的には軽めのゲームです。
発売年:1993年
プレイ人数:2~6人
プレイ時間:30分
もっとホイップを/ニューヨーク・スライス・ピザ
ケーキを皆が近い点数になるよう切り分けたり、切り分けられたケーキを食べたりストックしたりして得点を得る『もっとホイップを』が2008年に出ました。
そして2017年にケーキがピザに変わり新たなルールも追加されました。
見た目が楽しくて購入しましたが、実際遊ぶと得点が公開情報のためプレイ感はかなりシビアで緊張感があるゲームです。
発売年:2008/2017年
プレイ人数:2~6人
プレイ時間:30分
サフラニート
2011年ドイツ年間ゲーム大賞推薦リスト。
プレイヤーは料理長となり、新作スパイスブレンドを作るため、目的の香辛料を売買しながら集めていきます。
香辛料の売買はアクション+競りで行われ、得た香辛料を特定の組み合わせでスパイスブレンドを作っていきます。
一つのゲームで様々なゲーム要素が楽しめ盛り上がりも大きいゲームです。
発売年:2010年
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:30~45分
ギルドマスター
プレイヤーは王国繁栄のために職人ギルド構築をしていくゲームです。
職人達を5色集めるとギルドが完成し、勝利点と交換出来ます。
職人は集まるごとに強力な能力を使えるようになり、その能力の使い方に戦略を要され、コンボを作る楽しみがあります。
手軽ながらやり応えのあるおススメのカードゲームです。
発売年:2012年
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:30~45分
ウィ・ウィル・ウォック・ユー!
具材を購入していき、揃えた具材で料理を作り得点にしていくカードゲームです。
場には値札代わりのお金カードと、その価値を持つ具材カードが数列並んでいます。
手番では、手札からお金カードを出して食材を一列購入することが出来ますが、購入に使用されたお金のカードはその列の値段に連なるようにに並べ足されます。
つまり誰かが購入すると、値段が跳ね上がる仕組みです。
また、価格を表すお金のカードの並びからお金を受け取る、というルールもあり、一度高騰しても次第に安くなっていくといった市場マネジメントも含まれます。
手番順によって具材が購入出来たり出来なかったりのドラマやジレンマが生まれる楽しいカードゲームです。
発売年:2012年
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:30~40分
ロココの仕立屋
2014年ドイツ年間エキスパートゲーム部門ノミネート。
プレイヤーはドレスの仕立て屋となり、紳士淑女の要望に応じて素敵なドレスを作って舞踏会で披露し、名声を得ていきます。
従業員1人につき1アクションを使用して、素材を集めて服に仕立てて売るかレンタルします。
”自分の仕立てた服を着た人”による陣取りを含む、ユニークで多彩な戦術を楽しめるゲームです。
発売年:2013年
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:30~120分
ロールプレイヤー
Dungeons & Dragons onlineというMMORPGはキャラクターの能力値を自分で割り振ることが出来、それによって盗賊兼魔法使い、なんてキャクターも作ることが出来ます。
この『ロールプレイヤー』も手番にダイスを獲得して自分のキャラクターボードに配置して、最強のキャラクターをつくるキャラクター作成ダイスゲームです。
ダイスをボードに配置する際にアクションが発生し、そのアクションによって出目を調整することでキャラクターを強化していきます。
更に購入フェイズで様々な装備品を購入してキャラクターの能力値に補正を掛けていけます。
キャラクターを作るまでの過程のみをゲームにしたユニークな作品で、4月に日本語版が発売される予定です。
発売年:2016年
プレイ人数:1~4人
プレイ時間:60~90分
マジェスティ
小さな国の領主となって国を発展させていくゲームです。
やってくる職人や兵士を雇い、その功績を使って国の繁栄させていきます。
雇い入れた人足が入る職場…建物カードはA面、B面がありA面はかなりシンプルに作られていて遊びやすくなっています。
一方B面は考え所が多く複雑になり、やり応えがあるゲームが楽しめるようになっており、気分やメンバーによって切り替えが出来る所が親切な造りだなと感じます。
発売年:2017年
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:20~40分
センチュリー:スパイスロード
プレイヤーは15世紀の貿易商となり、スパイス交易で富と名声を得るゲームです。
商人を揃え、スパイスの獲得・交換を行い、最終的には指定のスパイスを支払う事で勝利点を獲得します。
情報公開のスパイスやあまり多くないお金の獲得など戦略を練る部分と、スパイス獲得時の商人の使い方にコンボを繋げる楽しさがあり評価の高いゲームです。
3部作で、この後1年毎に『Eastern Wonders』『A New Wolrd』と出ます。
3月には『スパイスロード』と同仕様でテーマ違いの『センチュリー:ゴーレム』の日本語版が発売されます。
発売年:2017年
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:30~45分
アズール
2017年エッセンシュピール スカウトアクション3位。
街道も美しいタイルが敷かれイスラム王国の名残が残すスペイン…。
プレイヤーはマヌエル1世に仕えるタイル職人となり、アルハンブラ宮殿に魅せられたマヌエル1世に応えるべく王宮の壁にタイルを敷き詰めます。
ランダムに置かれたタイルが乗った皿から1種選び、個人ボードのストック欄に置き、一定数に達したら下絵に沿って壁に貼っていき得点を得ていきます。
シンプルなルールながら壁のどの列を埋めるか、ストック欄をリセットするかの悩みどころが盛りだくさんのゲームで、スカウトアクション上位ならではの秀作です。
発売年:2017年
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:30~45分
まとめ
いかがでしたか?
絶版も合わせ、古いものから2017年までの中からメジャー、マイナー問わず取り上げてみました。
戦略的な思考が必要となるセットコレクションのゲームですが、ハマるとかなりヤバいですよ。
きっと気に入るゲームがあると思います!是非お試し下さい!
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