「サメ映画」というと何が思い浮かびますか?
やっぱりスティーブン・スピルバーグ監督の「ジョーズ」でしょうか。
背びれが静かに迫ってくる演出や少しずつサメの被害が広がっていくストーリーは、じわじわと恐怖が押し寄せてくるパニック映画の傑作として今も人気です。
そんな元祖サメ映画からはや40年以上。実はサメ映画界には最近、とんでもない変化が起きています。
それは数々の「ヘンテコB級サメ映画」の登場です!
今回はそんな「あり得ない!」と思わず突っ込みたくなるぶっ飛びサメ映画を紹介します!
1.シャークネード

「シャーク」と「トルネード」を合わせたこのタイトル。
その名前通り、「竜巻によって海から巻き上げられたサメの大群が大都市に降り注ぎ、人々を襲う」というとてもユニークな物語です。
大きさも種類も様々なサメが街に落ちてくる様はまさにサメの大展覧会です。
逃げ惑う人たちの上に都合よく落下して運の悪い犠牲者を次々にパクリと一飲みにしていきます。
低予算のテレビ向け映画ながらその個性的すぎるストーリーが話題になり、ご長寿シリーズとしてB級映画ファンの間では知らない人はいない有名作になっています。
シリーズを重ねるごとにサメが襲ってくる場所が大都市→ホワイトハウス→宇宙空間とエスカレートしていくのも笑えるポイントです。
まさに「へんてこぶっ飛びサメ映画の王様」と言えるシリーズでしょう!
2.ダブルヘッド・ジョーズ

その名の通り頭が2つあるサメに襲われる映画です。
襲われる人々は毎回都合よく2人セットで登場しては同時にパックンと食べられてしまいます。
サメの見た目のインパクが全ての作品ですね。
ちなみに、サメの頭が3つになる「トリプルヘッド・ジョーズ」もあります。
さらにさらに、頭が5つになる「クインティプルヘッド・ジョーズ(仮)」も作られるそうです。一体いくつまで頭は増えていくのでしょうか……
3.ゴーストシャーク

「サメが悪霊化して人を襲う」という、これまた個性的なサメ映画です。
この映画でのサメは悪霊なだけあって、様々な場所から突然現れます。
トイレの水、キッチンの水道、庭のビニールプール、お風呂……水のある場所ならどこからでも襲ってくる幽霊ザメの逃げ場のない恐怖が見どころです。
B級感溢れる映画ながら豊富なアイデアでなかなか楽しませてくれます。
4.シン・ジョーズ

どこかで聞いたことのあるようなタイトルですね。
「核実験で突然変異を起こしたサメが人々を襲う」というストーリーになっています。
内容までタイトルのパロディ元「シン・ゴジラ」にしっかり倣っていますね。
放射能を蓄えた恐怖のサメが、まさに「泳ぐ核爆弾」となって人類の脅威になる物語です。
5.ゾンビシャーク:感染鮫

咬まれた人はゾンビになってしまう恐怖のゾンビザメが実験施設から逃げ出し、人々を襲うお話です。
ストーリーをきれいにまとめるのがとても難しそうな欲張りな題材ですね。
物語や映像レベルはとことんB級ですが、「サメ×ゾンビ」というおそらく唯一無二のテーマの貴重な映画です。
6.シャークトパス

タイトル通り「サメ×タコ(オクトパス)」という奇妙な組み合わせで合体したモンスターが襲ってくる映画です。
サメの上半身にタコの下半身で、自由自在に獲物を触手で絡めとって食べてしまうという、意外にも合理的な組み合わせの体を持つモンスターが登場します。
B級映画ファンの間でちょっとした話題になり、「シャークトパスvs◯◯」という続編もいくつか製作されました。
7.メガ・シャークVSクロコザウルス

超巨大サメと、これまた超巨大なワニが大バトルを繰り広げるモンスター界の異種格闘ムービーです。
米軍空母すら沈めるサメと戦車の砲撃すらものともしないワニがガチンコでぶつかる様は、映像のクオリティはともかく規模の大きさだけなら間違いなく世界一ではないでしょうか。
8.ビーチシャーク

この映画ではサメが海だけではなく、「陸」を泳いで襲ってきます。
砂の中に潜れる程に進化した古代鮫が、ビーチの中から飛び出しては海水浴やパーティーに来た若者たちを次々に食べてしまう様は、思わず「何じゃこりゃ!?」と言いたくなります。
9.アイスジョーズ

こちらのサメは雪の中を泳いで襲ってきます。
被害に遭うのはサーファーや海水浴客ではなく、スキーヤーやスノーボーダーたちです。
彼らもまさか雪山に来てサメに襲われるなんて想像もしなかったでしょうね。
B級ながら、緊迫感や迫力のある仕上がりになっています。
10.メガ・シャークvsグレート・タイタン

先ほど紹介したメガ・シャークシリーズのひとつです。
地球の危機になるほどの巨大サメ、メガ・シャークと今回戦うのは、地下に眠っていた巨大人型兵器です。
骨や筋肉がむき出しになったような見た目は、どことなく「進撃の巨人」に出てくるあのキャラクターを連想させますね。
どこまで悪ノリできるかに命を懸けたような最強ぶっ飛びサメ映画です。
まとめ
いかがでしたか?ハチャメチャで破天荒なストーリーに低予算感溢れるCG。
B級サメ映画は突っ込みどころ満載のお祭りムービーばかりです。
決して真面目に鑑賞してはいけません。
どれだけ悪ノリしているか、どれだけハジけた映像を見せてくれるか。そんな面白ポイントを探して「こんなのあり得ないでしょ!」とツッコミながらダラダラと見るのをおすすめします。
ぶっ飛んだへんてこサメ映画の世界、ちょっと覗いてみませんか……?
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