夏といえば肝試し、肝試しといえば心霊スポット、心霊スポットといえば…神社仏閣や廃墟や病院、学校などが浮かんできますよね。
前回は人形供養の寺社をご紹介しましたが、今回は全国各地で心霊スポットとして有名な神社仏閣を危険レベルと共にご紹介したいと思います。
東京都新宿区『お岩稲荷』
危険レベル★★☆☆☆
『四谷怪談』の主人公『お岩さん』が祀られている神社です。
四谷怪談とは、お岩さんという女性が夫である伊右衛門に殺され幽霊になって復讐するというお話です。
非常に有名な話なので書店で見かけたらちょっと立ち読みしてみてください。
四谷怪談自体は創作ですが、実際起きた事件をもとに作られたお話だそうです。
どんな事件だったのかなど詳しい話は明かされていませんが、お岩さんの怨念は鎮まることなく深夜に女性の声が聞こえたり、妙な写真が撮れたりするとのことです。
静岡県御殿場市『二岡神社』
危険レベル★★★☆☆
神奈川県にある圓光禅寺の住職であり、一時期テレビで活躍していた霊能者『織田無道』が除霊しに来たそうです。
訪問者の行く手を阻むように鳥居付近で頻繁に怪現象が起きると報告があります。
声が聞こえたり、写真を撮るとオーブが写ったり、神隠しに遭って行方不明になった人もいるのだとか。
また近隣の林の中は首吊り自殺のスポットになっているそうで、いくつもの遺体が発見されたそうです。
霊がいても不思議はないですね。
千葉県船橋市『達磨神社』
危険レベル★★☆☆☆
呪術に使っていた達磨が奉納されている小さな神社です。
ここでは男子大学生が強盗に殺された殺人現場でもあるのだそうです。
そのせいか心霊番組で撮影に向かった人も霊に声を掛けられたり、撮影終了後持病が悪化したりで大変な目に遭いました。
神社の奥の古井戸に強い霊がいると噂があるようですが、実際に井戸は存在していないそうです。
群馬県みどり市『武尊神社』
危険レベル★★★☆☆
『ほんとにあった呪いのビデオ』のロケ地であり、廃墟マニアにとっては非常に有名な廃神社です。
神主さんがいてしっかり神様を祀り管理されている神社と違い、廃墟と化してしまった神社には浮遊霊が多く集まる危険な場所になり得るといいます。
雑草の生い茂るかつて参道だった場所からの眺めはゾクッとするような不気味さがあります。
山梨県上野原市『首吊り神社』
危険レベル★★★★☆
その名からお察しの通り、首吊りスポットで有名な廃神社です。
奥には墓地があり、地元の人でさえ夜になると誰も近寄りたがらないという最強の心霊スポットになっています。
白い着物を着た女の霊が出ることが有名で、写真を撮れば生首がたくさん写るという恐ろしい場所です。
空気も重苦しく、昼間でも暗く感じるそうです。
愛知県豊橋市『首狩神社』
危険レベル★★☆☆☆
その昔、旅人が盗賊に襲われて首をはねられ、この神社の近くに放置されていたというのが、首狩神社という名前の由来だそうです。
階段の3段目を踏むと呪われていると言われていることから3段目に首が置かれていたのではと噂になっています。
踏んでしまった人は体調を崩したりケガをしたりと報告はありますが、目立った心霊現象はありません。
雰囲気は非常に怖いということと、普段から運動をよくしている人でも妙に体力を奪われてしんどい石階段が長く続くとのことです。
…普通の石段なんでしょうか。
京都府京都市『貴船神社』
危険レベル★★★☆☆
呪いの儀式『丑の刻参り』発祥の地として有名な神社です。
縁結びの神様として昼は神聖な雰囲気と清浄な空気に包まれていますが、夜は呪いの名所といわれるほどで誰かを呪ってやろうとする人が訪れます。
神社奥には樹木が生い茂る森があり、奥へ進んでいくと釘まみれの木がいくつもあります。
藁人形の発見報告はありませんでしたが、ネクタイや手袋などの日用品が釘で打ち付けられていたと多数報告があります。
…死んだ人の霊より他人を呪う生霊の方がよっぽど怖く感じますね。
丑の刻参りは儀式の最中を誰かに見られると呪いが返ってきて失敗してしまうそうなので、目撃者を殺してしまおうと追いかけてくるという話を聞きます。
深夜帯には近付きたくないですね。
京都府京都市『化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)』
危険レベル★★★★☆
8000程の石仏が並ぶ景色は異様ですが、これが全てお墓だというので不気味さも納得もできます。
昔、この地では遺体を埋めたり焼いたりせず風化させるという『風葬』を行う地として知られています。
当時この場所に、腐ったり野犬や鳥に食べられるままになった遺体がたくさん並んでいたということです。
誰にも供養されず名も知らぬ人々が放置されていたことで渦巻く怨念が今でも鎮まることなく渦巻いている非常に危険な心霊スポットです。
撮影禁止区域があり、知らずに撮影してしまった人は体調を崩したり事故に遭ったりということが多々あるとのことです。
訪れる際はお気を付けください。
京都府京都市『清水寺』
危険レベル★☆☆☆☆
清水寺といえば絶景で、世界的にも有名なお寺ですよね。
しかしここも風葬の地で、さまよう例が多いのだそうです。
『清水の舞台から飛び降りる』という言葉があります。
清水寺の舞台から飛び降りて生きていられたら願いが叶うと言い伝えがあり、仮に死んでしまっても天国に行けるというのです。
そのせいで本当に飛び降りる人がたくさんいたらしく、死者がたくさん出た場所だというわけです。
…あの高さから落ちたら死んでしまうと思うのですが、本当に飛ぶ人がいたんですね。
しかしながら、心霊写真などは撮れることもあるみたいですが、何か悪いことが起こったり幽霊に憑かれたりはしないようです。
安心しました。怖い歴史があるということで星は一つです。
香川県善通寺市『乃木神社』
危険レベル☆☆☆☆☆
明治時代に活躍した軍人『乃木希典』を祀っている神社です。
香川県では有名な心霊スポットで、手水舎の側面におかっぱの女の子の顔が浮かび上がっています。
誰でも見えるらしく「落書きなのでは?」という声もありますが、夜に参拝に行った人が神社で一人で遊んでいる女の子を目撃しています。
保護者の姿はなく、心配になったところで女の子の格好が戦時中のものであることに気付きました。
そしてその子に向かって手を合わせると消えてしまったと言います。
また軍隊の行進するような音を聞いたという方もいます。
乃木神社で心霊体験を目の当たりにした人は、不思議と怖くはなかったと言っています。
戦争で活躍した人たちが眠り、陸軍師団長が祀られている場所です。
もしかしたらまだそこで訓練をしていて、おかっぱの女の子が楽しく遊んでいられるような平和な世の中にしたいと思っているのかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
日本全土に心霊スポットと呼ばれる神社やお寺があるんですね。
廃墟になってしまった神社やお寺には悪いものが溜まりやすいそうです。
祓う人も守る人もいないわけですから、怨霊たちの温床ということですね。
神社におばけなんて、と思っていましたが、神社といえど中からご神体を出してしまえばそこに神様はいません。
心霊スポットに神社仏閣が多いのも納得です。
『触らぬ神に祟りなし』とは、余計なことに関わらない方がいいという内容のことわざです。
ことなかれ主義の発言のようですが『神』に『触』ったら『祟り』があるのか?という疑問が出てきますよね。
清水寺然り乃木神社然り、きちんと神主さんや住職さんのいる場所で悪さをする霊はいません。
神様はありがたい存在であり、障る存在ではありません。
『障らぬ神』に『祟り』は無いのです。
とは言っても、非常識な行動や罰当たりなことをすれば神様も怒ります。
どちらにしろ遊び感覚で冷やかしも含めての肝試しなんかは危険だと思います。
楽しく、も大事ですが…後悔の無いように気を付けて下さい…
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