塾講師から見た成績が伸びない生徒、5つの共通点! 今すぐ自分を見直そう!







はじめに

 

「こうすれば成績が上がる!」「入試必勝勉強法はこれだ!」などといった記事は非常によく見かけます。

それらの記事に目を通すと、確かに有効な勉強法だなと思います。

 

しかし、これらの勉強法はある人たちにとって有効なのであって、万人に有効な勉強法などはっきり言って存在しません。

自分に合う勉強法なんて人によって様々なのです。

高校1年生、また2年生で一生懸命勉強して、受験生になるまでに自分に合った勉強法を見つけていくしかないのです。

 

しかし、私は長年塾講師として生徒を見てきた中であることを実感しました。

それは、「誰にでも使える勉強法はないが、成績が上がらない生徒には共通点が存在する」ということです。

今回は、成績が上がらない生徒の共通点、特徴についてお話しようと思います。

 

成績がなかなか上がらない生徒に共通するのはこれだ!自分は当てはまっていないかチェックしてみよう。

以下に紹介する特徴が成績が上がらない生徒に共通する点です。

当たり前なものもありますが、驚くほどこれらができていない生徒がたくさんいます。

あなたに心当たりはありませんか?

  1. 学校の授業・宿題を大切にしない
  2. 携帯から離れられない
  3. 目標を決めない・計画をまったく立てない
  4. アドバイスを素直に実行できない
  5. 問題を一通りやっただけで満足する

 

さあこれらを詳しく見てみましょう。

 

学校の授業・宿題を大切にしない

テストで点数が取れないと塾にやってくる生徒がたくさんいます。

その生徒たちに学校の授業はどう?と聞くと、「授業は聞いていない(笑)」「ノートを取っていない」と答えます。

「そりゃ点数取れるわけないよ!」と思わず言ってしまいます。

 

そういう生徒に宿題はちゃんとやってる?と聞くと、ほぼ全員が「やっていない」と答えます。

先生の授業があまり良くないからという理由で独学で勉強し、成績が良い生徒も中にはいます。

 

ではここでなにが問題かというと、これらの生徒の大半がそれらを補うためになにもしていないということです。

せっかく教えてくれる人がいるのにそれを聞かずにいるということは、もうすでに内容を理解している人だけがやっていい行為です。

また、宿題を軽視している生徒が多いのですが、宿題はそもそもその日、その週に習った内容を定着させるためのものです。授業で習った内容をもう一度すぐに復習することは、短期記憶を長期記憶へと結びつけるための大事な作業です。

宿題がこの大切な役目を担っています。

これを理解していない生徒が非常に多くいるのです。

 

携帯から離れられない

高校生でスマートフォンを持っていない生徒なんていないくらいどの生徒もスマートフォンを持っています。

持っていること自体になにも問題はないのですが、問題はその使い方です。

スマホ依存症になっている生徒が非常に多いのです。

 

勉強をしなければいけないとわかっているのにスマホから離れられない、これは立派な依存症です。

片時もそばに置いておきたい、なんていう状態では勉強に集中できません。

 

スマホが鳴るたびに開いて見てしまう悪習慣をすぐにやめましょう。

別に1日中使うな、と言っているわけではないのですから。スマホを使ってはいけない時間を自分で決め、その間はなにがあっても絶対に使わない、勉強に集中する時間を設けましょう。

これだけでもだいぶ変わってきますよ。

 

勉強の計画をまったく立てない

何時から何時まではこの教科を勉強し、何時からはこの教科をする、なんてきっちりと勉強計画を立てる必要はありません。

ただ、まったく勉強についての計画をしないというのは良くありません。

勉強計画を立てていない人は、その日、一日の勉強ノルマ等もなくダラダラと過ごす。

好きな教科は勉強するけど嫌いな教科は勉強しない。

このような調子で1週間、1ヶ月と過ごしてしまうのです。

 

これを打破するために、その月、もしくは次のテストまでの目標をまず決めましょう。

この科目はこの分野の点数はきちんと取る、などで良いのです。

 

目標を決めたら、その目標を達成するための問題集、参考書のページがどれだけあるかを把握します。

それをテストまでの残った日数で分配してやりましょう。

 

アドバイスを素直に実行できない

なかなか成績が上がらないのは、自身の勉強法が悪いからかもしれません。

勉強ができる人や、先生にやり方をせっかく教えてもらっているのに「私はこうしたい!このやり方は私には合っていない!」とやる前から頑固に自分のやり方を変えようとしない生徒がいます。

 

それで成績が伸びているのであればまったく構わないのですが、伸び悩んでいるのであれば、できる人のアドバイスをまずは実行してみてください。

それからやっぱり自分に合わないな、と思えばまた別の方法を探せば良いだけです。

1つの方法に凝り固まらず、様々な方法を試してみましょう。

 

問題を一通りやっただけで満足する

勉強しているのに成績が全然上がらない・・・と嘆いている生徒はこのパターンが非常に多いです。

問題集を一周やるのに精いっぱいで、できるようになるまで何度も解く、ということができていない生徒が非常に多くいます。

 

また、多くの問題集に手を出しすぎているというのもこの原因です。

まずは1冊か2冊に決め、その問題集を完璧にするまでは他の問題集には手を出さないようにしましょう。

理系科目は特にこの方法が有効です。

 

終わりに

 

いかがでしたか?

確かにこれ私のことかも・・・と思った方もいたかもしれません。

 

自分の弱点がわかればそれを修正していけば良いだけですので、1つずつ直していきましょう。

みなさんの成績がこれを機に少しでも上がっていってくれれば幸いです。










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