ビジネスパーソンとして成長するためには、仕事で経験を積むことはもちろん大切です。
しかし、それだけでは同僚に差を付けることはできません。
そこで、働きながら独自に学習することも必要になりますが、実際にはその時間を確保するのは困難です。
また、仕事で疲れていて、それを言い訳に学習を放棄する恐れもあります。
そうならないように、働きながら効率よく学習して同僚より早く成長したいビジネスパーソンに向けて、この記事では、仕事と学習の両立を上手く図る4つの方法をご紹介します。
意識の持ち方や環境を変えるだけで、働きながらでも効率的な学習が可能になるので、ぜひ試してみて下さい。
1.目標を設定してモチベーションを維持する
仕事に慣れてきて責任も重くなるほど、仕事の内容も高度になり、その量も増えていきます。
そうなると、働きながらの学習も非効率で困難になり、「疲れているのに、なぜ勉強までしないといけないのか」と思い、挫折しかねません。
そうならないために、モチベーションを保てるような目標を設定してみましょう。
例えば、簿記1級に合格する、〇〇スクールを卒業するなど、結果がはっきり見えて仕事にも生かせる目標が望ましいです。
まず、長期的で大きな目標を立てます。
そのうえで、それを短期的に分解して実現しやすくして、毎日達成感を味わいやすい目標を設定するのが効果的です。
具体的には、「毎日参考書を○ページ学習する」、「毎日の目標が1週間連続で達成できたら自分にご褒美をあげる」、など、ステップアップ型の目標が良いでしょう。
このように、目標を設定してモチベーションを維持することが、働きながら効率的に学習するうえで大切になります。
2.時間や場所に合わせた学習の仕方をする
働きながら学習する場合、当然仕事が生活の中心で、学習はそれ以外の時間で行うことになります。
そのため、学習できる時間や場所も、仕事との関係でいろいろ変わってきます。
とすれば、それぞれの時間や場所に合わせて、効率的に学習する必要があります。
例えば、通勤や移動などの細切れの時間は暗記をする、休日やまとまった休憩時間は考えて理解する学習に充てる、などです。
また場所に関しても、平日外にいる時はあまり落ち着いていられないので暗記だけし、休日自宅でじっくり取り組める場合は理解中心の学習をする、などとメリハリをつけます。
このように、時間や場所に応じた効率的な学習の仕方をすることで、働きながらでも学習を続けやすくなります。
3.学校を利用し学習仲間を作るなど、周囲の力を借りる
働きながら学習する場合、一人で孤独に行うことが多いでしょう。
しかし、それでは誰かに助けてもらうこともできず、また誰も見ていないので、つい挫折しがちになります。
効率的に学習し、また自分に言い訳をしないためにも、例えば学校を利用してみましょう。
前述のように資格を目標にするなら、資格試験の指導校に申込み、平日夜や休日に通うなどの方法もあります。
またそこで、同じ境遇で学習している仲間がいれば、お互いに教え合ったり悩み相談をし合ったりしましょう。
それにより効率的に学習でき、また励みにもなって学習に力が入ります。
周囲の力を上手く借りることができれば、働きながらでも効率的かつ効果的に学習を続けられるでしょう。
4.仕事に生かして成果を実感するようにする
世間には学習すること自体が好きな人もいます。
そのため、仕事に関係ないことを学んでも、それで知的好奇心が満たされて、充実した日々が送れるならば問題はありません。
ただ、趣味で学習するとなると、仕事で疲れた時に後回しになり、ついやめてしまいがちになります。
その点、仕事に深く関わる学習をすれば、仕事にも生かせて効率的になり、学習の成果も実感できて長続きします。
例えば、人事や労務管理の仕事をしているなら、キャリアコンサルタントや社会保険労務士などの資格取得の学習をします。
そうすれば、体系的に得た知識や理論を日々の実務に生かせて、効率的になりやりがいも感じられます。
このように、仕事と関連させつつ学んでいくことが、働きながら効率的に学習するうえで有効と言えます。
働きながらで大変であっても、学習を続けられるように工夫する
働きながら学習する場合、学習に専念することはできないので、続けるための工夫が必要になります。
例えば、実現すべき目標を設定すると、それがモチベーションの維持につながります。
また、その時自分のいる時間や場所に合った学習の仕方をすることで、無駄なく効率的に学べるでしょう。
さらに、まったくの独学よりも、学校に通って学習仲間を作る方が、協力を得られて励みにもなります。
なお、働きながらという大変な状況の中で、あえて学習をするからには、仕事に生かせることを学ぶ方が、効率もよくなり成果も実感できて長続きします。
このように、仕事と学習の両立を上手く図れれば、他の同僚よりも知識やスキルを早く身に付けられます。
その結果、成長や昇格のスピードも上がり、一人前のビジネスパーソンに早くなれるでしょう。
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