映画の中でも、「ストーリーに驚きのどんでん返しが仕掛けられている作品」は昔から人気が高いですよね。
「そんなまさか!」という展開がくり広げられると、思わず手に汗握ってドキドキしてしまいます。
今回は、そんな「どんでん返しが印象的な映画」を厳選して紹介します。
どの作品も、驚愕の展開に思わず息をのんでしまうこと間違いなしです。
ミスト
スティーブン・キングの小説「霧」を、「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」などキング原作映画で成功してきたフランク・ダラボン監督で映像化したのが「ミスト」です。
謎の霧に包まれた田舎町が未知のモンスターに襲われ、スーパーマーケットに立てこもった生存者たちのサバイバルが描かれるこの作品。
モンスターによる襲撃シーンはもちろんですが、異常事態のなかで狂気に包まれて対立していく生存者たちの描写も大きな見どころになっています。
ごく普通の善良な市民だったはずの人々が、「モンスターを鎮めるために生贄を捧げる」といった異常な思考に走っていく展開は、ある意味でモンスターよりも恐ろしい人間の本性を垣間見るようで、ゾッとさせられます。
そして「バッドエンドな映画ランキング」で不動の1位になっている悲惨すぎる結末は、トラウマ級にショッキングなどんでん返しです。
キャビン
ホラー映画の「あるある」なお約束展開を逆手にとった、斬新すぎるストーリーで話題になった「キャビン」。
「山奥のロッジに遊びに来た大学生グループが恐ろしい怪物に襲われる」というベタなストーリーに、「隠しカメラで彼らを監視しながら状況を操作する謎の組織」というエッセンスが加えられて、これまでにないストーリーがくり広げられます。
さらに、そんな異色のストーリーすら軽く上回る衝撃の展開には、「そんなのアリ!?」と驚愕すること間違いなしです。
最後には意外な名女優がシークレットキャストとして登場して、クライマックスをさらに盛り上げてくれます。
立て続けにホラー映画のお約束を破ってどんでん返しが続くストーリーは、ホラー映画を見慣れている人ほど驚いてしまうでしょう。
プリデスティネーション
「プリデスティネーション」は、実力派俳優のイーサン・ホーク主演で、タイムスリップしながら犯罪者を追う時空警察の戦いを描いたSFサスペンス映画です。
ひとつの時間の流れが驚きのつながりを見せる、いわゆる「タイムリープ」「ループもの」と呼ばれるタイプの作品で、物語が後半に進むにつれて登場人物同士の意外なつながりが判明するストーリーは、コアなSFファンでも間違いなく驚かされてしまいます。
いわゆる「卵が先か鶏が先か」を具現化したような展開や、観終わったあともう一度頭から観かえしたくなる伏線だらけのシナリオは、じっくりとストーリーを楽しめる映画が好きな人なら必見です。
サプライズ
両親の結婚35周年を祝うために集まった4人の兄弟とその配偶者・恋人たちが、動物の仮面を被った謎の襲撃者によって一人また一人とやられていく様を描いたスプラッターホラー「サプライズ」。
この手の映画では襲われる側が一方的にやられていくのが王道ですが、この作品では、主人公の女性エリン(シャーニ・ヴィンソン)がある理由でめちゃめちゃに強く、襲撃者たちと互角に渡り合っていく……という意外な展開がくり広げられます。
さらに、襲撃者たちの目的、意外な裏切り者の存在など、終盤にいくつものどんでん返しが仕掛けられている本格サスペンスなストーリーも見どころとなっています。
そして「ちょっとあんまりじゃない……?」と言いたくなるオチにも注目です。
ヴィジット
「シックス・センス」などの代表作を持ち、ストーリーに驚きのどんでん返しを仕掛けることに定評のあるM・ナイト・シャマラン監督。
そんな彼が手がけた本格ホラーサスペンス映画が「ヴィジット」です。
ある姉弟が遠くに住む祖父母と初めて出会い、そこで休暇を過ごす様子を描くこの作品。
ところが祖父母からは「夜は部屋を出ないこと」という奇妙なルールを厳命されて、それを破って外に出ると……という、恐怖のストーリーが描かれます。
終始なんともいえない不気味な雰囲気が漂う映画で、祖父母の異常な行動の数々からは、「一体どういうことなの……?」という疑問を持たせられて混乱させられます。
そして、終盤で「ある事実」が判明すると、それまでのストーリーの全てが覆って思わず鳥肌が立つほどの衝撃を受けること間違いなしです。
まとめ
以上、「ストーリーのどんでん返しが印象的な映画」を厳選して紹介しました。
本格ホラー、サスペンス、さらにはSFまで、どの作品も、練りに練った展開や散りばめられた伏線に驚かされてしまうような良作・傑作ばかりです。
一度観終わってからまた観かえしてみると、最初は気づかなかったヒントに気づけるので、くり返し観ることで新しい見どころを発見することもできます。
そんなどんでん返し映画の良作たちを、是非一度手に取ってみてください!
コメントを残す